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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十五章 情報社会

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第八百三十一話 すごく久しぶりに売るよ! 3

 やがてマネさんの計算は止まる。やっぱり計算が得意なスキルとか持ってるんだろうなぁ。



「他の冒険者にも支障が出ないような受け取り方とかも計算してみたけど、本当に素材によるわ。なんだかアリムちゃん、今現在非常に高価で希少価値が高いものですら大量に持ってそうで怖いんだもの。実際、このウッドゴーレム亜種だってそうなんでしょ? だから、受け取れるかどうかも提案次第。影響が出ない売買なんてないわ」

「あはは、そうですね。素材によりますよね。まあ、そのことについては処理をお願いする度にってことで。ところで本題の……ウッドゴーレムの数、見ますか?」



 そういうと、マネさんは苦笑いしながら首を振った。

 どうやらこの場でウッドゴーレムをいちいち出して見せると思われたっぽい。俺は言葉を付け加えた。



「マジックバックの中身をまとめあげ、在庫数などを表してくれるアイテムがあるんです。これです、これがウッドゴーレム亜種の在庫です。みてください」



 本当はトズマホなんだけど、マネさんにはわかりやすいようにそう説明した。マネさんは光る画面を覗き込み、俺の顔をじっと見つめる。

 うむ、やはり美花ほどじゃないけどかなり美人だ。美花ほどじゃないけど。



「在庫数……は、ははは、すごいのね……えーっと、ウッドゴーレム亜種はダンジョンで倒したんだっけ? てことは、もしかしてダンジョンを出たり入ったりしたってこと?」

「そうなりますね」

「物好きね。一体何回出たり入ったりを繰り返したんだか。その、そこに書いてある数字の1割で足りるかな、多分」



 なんだぁ、全部引き取ってもらえるわけじゃないんだ。それをちょっと期待したんだけどなぁ。

 なんなら、さっき俺が提案した通り、引き取ってもらうことにしようかしら。

 いや、でもなんだか木材っていろんなことに使えるからやすやすと渡しちゃうのは損な気がしてきたぞ。

 やっぱり残しておくか。うん、そうしよう。



「わかりました、じゃあ1割だけ」

「……その、処理をお願いしたりするかもしれないものも、だいたい同じくらいの単位だったりするの?」

「ええ、そうですね。物によってはもっと多かったりしますが」

「その……ごめん、処理も無理かも。せっかく割引してもらって悪いけど」

「まあ、かまいませんよ」



 うーん、仕方ない。でもアリムちゃんは優しいから木材はやっぱりさっき言った通りのお値段で提供するのだ! 

 


「割引もそのままで構いません。じゃあ……また何か足りなくなったらこうして呼んでください」

「ごめんねぇ……本当は、商売人としてお客様のご要望には答えたいんだけど……正直、アリムちゃんのっていくつかの大規模の商人組会を相手取って商売してるようなものだから……本当にいいの?」

「全然いいですよ」

「ごめんね、ありがとう。じゃあ私達メディアル商人組会はアリムちゃんの活動を全力で応援して行くわね!」



 応援してくれるのはいいけど、仕事は増やさないようにしてほしいな。そこらへんは考慮してくれるか、もうすでにかなり忙しいって思われてるみたいだし。


 これで取引は完了した。

 俺はマジックポーチをマネさんに預け、そこからマネさんは指定の数だけ木材を自分のマジックバック移す。

 そして代わりにそこから代金を俺のマジックポーチに入れる。これで取引は完了だね。



「じゃあ、また何かあったら呼んでください!」

「ええ………あ、あの」

「なんですか?」



 取引は終わったが、マネさんは申し訳なさそうな顔をでこちらをみてくる。取引で受け入れられないことだらけだったのは仕方ないからそんなに反省しなくていいのに。



「マネさん、そっちもお金を扱う仕事ですから、受け入れられない取引があっても、負い目は……」

「ちがうの、その在庫数を表してくれる装置、それがほしいの! ぜひうちに全般導入したい。きっとそれがあれば……私たちはもっと利益をだせる!」



 おっと、そっちに目をつけられちゃいましたか。たしかに商人にとっては喉から手が出るほどほしいものかもしれないけどさ。



「これ……ボクの自作で、そんでもって伝説級なのでとても単価が高いですが……」

「構わないわ! 伝説級ってことは、一つ数千万ベルでしょう? 払いきれるから、アリムちゃんの自作なら、数十台作ってもらえないかしら!」



 おっと、値段による脅しは商人組会会長には聞かなかったか。じゃあ仕方ない。



「わかりましたよ……じゃあ、そのうち出来次第持ってきます」

「お願いね、100台はほしいかな!」



 おうおう、好き勝手言いなさる。

 やっぱり商人って強欲なんだね。こんな綺麗な人でも。まあ、俺からしたら在庫整理機能だけなら一瞬で作れるから別にいいんだけど。


 俺とマネさんは新たな契約を交わし、それが終わると俺は家に帰った。でも家に帰ってからミカに膝枕してもらいつつ、ちょっと考える。ほとんど全部、あの人のペースに乗せられていたんじゃないかと。

 まあいいか。別に。

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