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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
十八章 安泰

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第五百三十二話 結婚式当日

「ほう…素晴らしいな」



 この教会の大司教でありミュリさんのお父さんのクリスさんがそう言ってくれた。

 今日はウルトさんとパラスナさんの結婚式当日。

 俺は一昨日から寝ずに(と周りから思われてるかもしれないけれど、実際はマジックルームにこもって寝てる)準備し続け、昨日の夕方に完成させたの。

 

 装飾は俺らしさとか2人の結婚式なのだから全くいらないということを踏まえて、シンプルに豪華絢爛にしてる。

 今のクリスさんのように、ついついこの教会内に入った瞬間に感嘆したくなる感じ。

 別にそういう風にエンチャントしてるわけじゃないよ。


 そして時が経つにつれて人の脳の中でだんだんと目だ立たなくなってくるようにも考えてある。

 これはみんなが装飾ばっかりに感心して、主役である新郎新婦に注目しなくなるのを防ぐためなんだ。


 今回、この結婚式場にくるのは…パラスナさんとウルトさん達の親しい友人や仕事仲間。各国のお偉いさんやSS以上の冒険者数十名となっている。

 ウルトさんとパラスナさん以外に直接招待状を渡されてない一般人からSランク以下の冒険者はこの結婚式には来れない。2人の新郎新婦姿を見るのは午後からの外周パレードの時のみとなる。

 ウルトさんらがそれを決めたんじゃなくて、国王様達がそれを決めたんだ。人でごった返しちゃうからね。


 そしてどうやらその参加条件をこの間、弟達4人が満たしちゃったみたいで、この結婚式に参加するみたいなんだよね。ほんとギリギリだよね。


 この結婚式にはかなり豪華なランチが出る予定。

 …まあ俺が作るんだから当たり前だよね。

 今日で一気に今所持してる食材を1割以上は無くならせちゃうことができるようなレシピを考えたし、そもそもダンジョンの魔物から採取した食材だから普通から見たら高級品なんだ。

 これについてはラッキーだったよ。


 あと結婚式での出し物・演出も全部考えてあるからね!

 どうやらギルマーズさんが仲人として途中でいろいろ語ったりするみたいだけど。

 花火や、映像を使った特殊な催し物を用意してある。


 ……正直、初めてだから色々と不安があるっちゃあるんだけど、この『アリム・ナリウェイ』としての本気を出したから不満足で終わるわけはないんだ。



「こんな素晴らしい装飾で娘の結婚式もやりたいものだ」

「ミュリさんとオルゴさんのですか?」

「ああ。……大司教としてこの教会で結婚式をするのを多く見てきたが、その中でもダントツで今回の装飾は素晴らしい。やはり、さすがはアイテムマスターといったところか」

「えへへ」



 大司教からそんなこと言われるんだから相当いいんだね! よかったよかった。ちょっと緊張が和らいだよ。



「おう! アリムちゃん!」

「あ、ギルマーズさん!」



 まだかなり早いというのに、パリッとスーツ姿を決めたギルマーズさんがやってきた。新郎新婦の2人が教会にやってくるのにあと2時間くらいあるんだけど。

 あ、ちなみに今は朝の6時ね。

 8時にウルトさんとパラスナさんがきて、9時からお客さんが来て、10時に正式に結婚式開始なの。



「ちょっと早くないですか?」

「ん、まあそうだがなァ。ほら皆んなの前で読むじゃん? その練習を若干しとこうと思ってさ。いや、練習はちゃんとしてきたんだけど、なにぶん大勢の前ではやってないから」

「ギルマーズさんほどの人でもそんなことがあるんですね」

「あるよ、人間だもの。それに参加する人が人だからさー」


 

 全SSSランカーの総大将とも言われてるらしいくらいの人(俺みたいな勇者とかを除いて)が、そんな風に緊張するのか。……いや、でもさっきの喋り方からしてそんなに緊張してなさそうだったから、もしかしたらただ早く来ただけかも。



「まあでも多分、ウルトとパラスナちゃんも早く来るから」

「そうですね」



 なんやかんやいっても上位ランカーの人は大体性格もしっかりしてる人がほとんどだからね。



「やあ、アリムちゃん!」

「あ、バッカスさん!」



 バッカスさんも来た。

 この人は2人の共通の昔馴染み代表として、2人の逸話とかを話してくれる役目を担われてらしい。

 あと振る舞うお酒は全部この人の会社のものだよ。

 当たり前っていったら当たり前かも。



「いやぁ…すごい豪華だねぇ…でも落ち着くというか」

「えへへ、ありがとうございます!」

「うん、これならあの2人、この日をずっと忘れないだろうね」



 一番あの2人について知っていそうなバッカスさんはしみじみとそう語る。



「一番、僕があの2人の苦労を知ってるから……まるで自分のことのように嬉しいよ」

「そうですか」

「うん、あの2人はもうすごい苦労してるからね。僕達まだ22歳なんだけどなー」



 ははは、と笑うバッカスさん。

 心から2人の結婚をお祝いしてるみたいだ。



「ともかく、最高の結婚式にしてあげないと」

「はいっ!」



 でも今はもう本当に時間が来るのを待つだけだ。

 …結婚式開始まで、あと4時間________

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