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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
十六章 ダンジョン鍛錬

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第四百六十一話 2週間ぶりの帰宅

「「たっだいまー!」」

「「「「おかえりなさい!」」」」



 カナタとサクラちゃんとショーとリルちゃんが俺とミカを出迎えてくれた。


 あれから俺らは王様からめっちゃもてなされたんだ。

 まあ、それも昨日の話なんだけれど。一泊してきたからね。するつもりなかったのに。

 国王様達にカルアちゃん達のステータスがどうなっているかなどを説明し、ティールさんの本の扱いとかも提案。

 今後のダンジョンの扱い方の相談にも乗った。


 リルちゃんには1日、地球に行く予定の時間が伸びてしまったことを謝ってあるんだけど、リルちゃんは優しいから「わふ、大丈夫だよ!」なんて言ってくれて許してくれてる。


 ……城に泊まったついでに、国王様に、悪魔との戦争で捉えた二人の処置はどうするかを久々にきいてみた。

 もうそろそろ、光夫さんもしっかりと反省してくれてるんじゃないだろうかと思ってね。許してはないけど。


 ヘレルさんに関しては、今も勇者の称号があるれっきとした勇者だと言うこともあり、無下に扱うわけには行かないから監視付きでこのまま城に住まわせるのだそうだ。

 無論、その恋仲である元お姫様のエルさんも一緒に。


 そして光夫さんなんだけれども、近いうちに処刑されるらしい。国王様的に必要な情報は全部引き出し終えたみたい。

 その処刑の日を尋ねてみたところ、2ヶ月以内にはなるらしい。

 そしたらその亡骸を拾って、アムリタで生き返らせて、さっさと日本に送り返さないとね。


 出迎えと2週間ぶりの挨拶的なものはほどほどに、カナタからみんながどうなったかを訊いた。

 この2週間の間でどうやら全員がステータスをカンストしたらしく転載回数は305回。

 ダンジョンを周回した回数は700回ほどなのだとか。

 俺は、つい、レベル上げの鬼としての色々なものが出てきてしまい、その程度かと思ってしまったけれど、よくよく考えたら大変なんだよね。ごめんね。



「で、今日はどうするんだ」

「うん。明日はまた地球に帰るでしょ? リルちゃんを連れて。まあ、残りの時間はのんびりしようよ」



 ショーのその問いに俺はそう答える。

 カナタが口を挟んできた。



「姉ちゃん、地球からこっちに戻ってくるのはいつにするの?」

「んー、いつにしようかぁ」

「俺に考えがあるんだ。…二通りあるんだけど」



 カナタがなにやらその帰ってくるまでの日数について提案を詳しくしてきたよ。

 なんでも、リルちゃんが地球に行った時の、そのリルちゃんの状況によって帰る日にちを変えるって。

 

 その2通りのうち一つは地球に行った時点でリルちゃんが俺たちの環境に自然と溶け込み済みであるという状態になってる場合のこと。

 もう日本人として俺たちの周囲で暮らしてたりとかね。

 それだったら何も問題ないからから、1週間はまず、地球で過ごそうとのこと。


 2つ目は、俺たちがこの世界に来た時みたいに、出現場所がよくわからない場合。

 俺とミカが運命の赤い糸で惹かれあってるからか、偶然、同じ国内のわりかし近い場所にお互い出現したわけだけど、カナタやサクラちゃん、ショーが他国から出現したことを考えると、リルちゃんも日本以外…そうでなかったとしても他県に行ってしまうという可能性がある。

 地球ではメッセージ機能は使えない。


 だからカナタはその場合は地球に行ってから1時間後に全員戻って来て、リルちゃんからどこにいるかを訊き、対処するのだと言う。


 誰もこのカナタの提案に反論する人は居なかったよ。

 そう言うわけで、とりあえず近場にリルちゃんが居たら1週間。居なかったら1時間で帰って来て作戦会議ということに。



「じゃあ決まりだねっ!」

「わふん、近場の方だといいなぁ…」

「そうだなぁ」



 そういえばいつもみたいにリルちゃんがショーに甘えたりしてるけれど、なんだかいつもと様子が違うのは気のせいなのかな? まあ、俺がとやかくいう話じゃないか。

 


「じゃあ、今日はお夕飯まで解散! 各自、好きに過ごしてね」

「んー」



 一言そう告げてから、俺とミカは2週間ぶりに自室へ戻る。2週間の間、全く掃除をしなかったにもかかわらず埃なんて一切無い愛の巣。

 そう、戻ってくるなりミカは___________



「有夢ぅ…好きぃー!」



 そう言いながら抱きついてきた。

 俺ももちろん、男に戻って抱きしめる。



「ああああ、有夢成分不足だったよぉ…」

「……隙を見つけてはこういう風にしてたよね」



 2週間毎日、休憩時間中1時間ほどこうして抱きつきあったりキスしたりしてたのに、ミカはまるで2週間も俺に会えなかったかのように俺に身体を投げ出している。



「違う! だってハグとキス以上のことはできなかったもん!」

「えー、すれば良かったじゃん。もう俺には誕生日の翌日から抵抗もなにも…」

「違うの、私の勘が唸ったの。ハグとキス以上のことをした瞬間、カルアちゃんがやってきて前みたいに現場を目撃するって! なんかどうしてもそんな気がしたの!」



 ミカの勘はよく当たる。

 そして、カルアちゃんは俺とミカがいちゃついてるのをにやけて見るし、その光景を望んで見て居たとしたら、あの豪運を生かして俺とミカがいちゃついてる現場になんらかの方法で入り込んで見てしまうというのも考えられる。

 なるほど……確かにそんな風になってたような気がしてきた。

 


「ならそうだね。まあ、これからこっちでも向こうでも、こうする時間はたっぷりあるし」

「えへへへへへ、好きぃ」



 地球に行ったら行ったで、こんな他人不可侵な状況を作ることもできないから、この時間にたっぷり甘えておこう。

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