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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
第二章 ピピーの村と4人の冒険者

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第四十三話 ギルドへの道中

 俺はアーキンさんから貰った地図を頼りにギルドへと向かっている。

そういえばアーキンさん、



「是非、私の所属している商人組会[メディアル]本部に来てくれ!」



とか言ってたな。

 門の中に怪しまれずに入れたのもアーキンさんのおかげだし、冒険者登録したら行ってみるか。


 考えごとしながらながら歩いていた。周囲への注意力が散漫になってたんだね。

 だから、建物と建物の間から迫る手に気づかなかったんだ。

 口と腹を抑えられ、闇にひきづりこまれる。そしてその先にはクズが二人居た。



「おぉい、テメェっ!命が欲しくば!金をよこせっ!」

「俺たちゃ遊ぶ金がほしーーーんだよ」



 安物のナイフをチラつかせながらなんかしゃべってる。こういう輩はどこにでもいるのか。

 奴らは勝手に話を続ける。



「おらっ! 早く金をよこせってんだっ!」

「テメェ、ここいらの人間じゃねぇだろ?」

「何故わかったかってぇ?王都の人間はなぁっ!小さい頃に路地裏には近づくなって、マッマから教えられるからなぁっ!?」

「つまり、それをしらねぇ余所者は俺らの鴨ってわけだぜぇっ!」



 そうだったのか。いつの間にか路地裏近くに来ていたのかな?

 それにしてもこの二人、よくしゃべるな。さっさとしばいてギルドに行こうか。クズどもはまだしゃべる。



「………ん?こいつ、顔見てみろよ。超上玉じゃねぇかぁぁぁぁっ!」

「は、お前変態か?ガキのなにがいいんだよ」

「あ"?だから、顔をよく見てみろこいつの。つーか、俺、変態じゃねぇーし」

「顔ぅ……? ……!!おいおい、超上玉じゃねぇかぁぁぁぁっ!こりゃ、変態さんじゃなくてもそそるぜえぇぇぇぇっ!」

「おい、ガキ。テメェ、金はいいからよ、路地裏が怖いって教えてやった、授業料金、身体ではらぇやぁぁぁぁっ!?」



 ………………。

 こんな、いたいけな少女の身体を狙うなんて。こいつら、もうどうしようもないな。

 サンダーマーチレスぶっぱなすか?

 

 そんなこと考えていたら、一人の男性の声が聞こえた。



「おい、お前ら!そこで何をやっている!!」

「うわ……人来ちまったよ……。どうする?」

「あぁっ!? こんな路地裏でか? 物音なんて、立ててねぇはずだが…。しょうがねぇ、こいつ連れてずらかるぞ」



 あ、まだ連れてこうとするのか…いいかげん諦めろよ。

 だから、諦めさせるために。

 一回、男に戻ってー、ドスの効いた声でー



「テメェら、俺、男だぜ?どこ見てんだ変態共」

「「…………………………………………………。」」

「…チッ、面倒くせぇ。ずらかるぞ」



 屑共は俺を解放し、去っていった。すかさず、女の子に戻る。こっちの方がいいんだよ、人付き合いとかね。

 正直、俺が本当は男で、さらにレベルが高くなかったら怖かったかも。



「君、大丈夫かい?」



 先程の声の主が目の前にいる。

 見た目は黒髪で、かなり清楚な服を着ている。そして顔が良い。好青年ってかんじ。



「なにか……ケガとかない?」



 あ、お礼言わなきゃ。



「だ…大丈夫ですありがとうございます」

「そうか、良かった。とりあえず、ここは危ないから、路地裏から出ようか」

「はい」



 俺らは路地裏からでた。青年が再度話しかけてくる。



「路地裏に行ってはいけないよ?特に、君みたいな女の子はね。本当に危ないんだよ?」

「はいっ……」

「わかったならいいんだ。ところで王都の外から来たみたいだけど、どこに向かうつもりだったんだい?」

「あ、ギルドですっ。冒険者になろうと思って!」

「へぇ、ギルドに、冒険者にね。俺も丁度行くところだったんだ。依頼物を取りに。良かったら送るよ?」



 うーむ、まぁ、この人ならいいかな。せっかく王都の人と接触できたんだ。

 アクシデント後だけど、お言葉に甘えよう。



「いいんですか。お願いします! えと…ボクはアリムって言います!」

「そうか。俺はウルトだ」



 ウルトさんと一緒にギルドへ向かう。ちなみにこの人、ギルドから近くにある宿屋の若店主だそうだ。

 地図で店の場所を教えてもらったが、ギルドから徒歩6分圏内、王都中央から7分圏内ぐらいのところだった。


 せっかくだし、お金もあるから、泊まらせて貰えないか聞いてみたんだが。ことわる理由が無いと言われた。


 ちなみに、ギルド内にも泊まるところはあるらしいが、ほぼ寝るだけの場所で、お風呂はなく、魔法で済ませてしまうらしい。オルゴさんから聞いた話。

 正直、自分の身体なんだけど、この身体、妙に大切にしたい気分に駆られる。


 あと、依頼してたものとは料理に使う道具の材料らしい。

 この人一人で宿屋を切り盛りしてるのだそうだ。ヤベェ。素直にすごいぞ。


 なんでそんなことできるのか聞いてみたらそういうスキルがあるのだとのこと。スキルってやっぱスゲー。



「ついたよ。ここだ。じゃ、俺は依頼の品を受け取ったら店に戻るから、アリムちゃん、また後でね?」

「はい!また後で」



 そういって、俺らは別れた。ギルドは冒険者専用の場所と品物を受け取る場所が違うのだ。隣接はしてるけど。

 俺はギルドの冒険者側のドアを開ける。


 中は酒場だ。冒険者専用の酒場らしい。

 ここで、俺は冒険者になるんだ。



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