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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
第十一章 超強化

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第二百八十九話 ダンジョン (叶・桜)

 数日ぶりに城を訪れたその翌日、カナタとサクラは朝食をとりながら、今日はどうするかを話し合っていた。



「というわけでサクラ、今日はダンジョンの様子を見てみようと思う。できれば1週したい」

「私は叶がすることに従うだけだし…。あ、口にソース付いてるよぉ…」

「え、本当?」



 サクラはカナタの口まで手を伸ばし、何かをすくう素振りを見せた。本当は何も付いてなどいなかったが。

 その指ですくった存在しないソースを、一瞬ためらってから口に含む。カナタに見せつけるように。



「ほら、なにボケッとしてんのよ。早く朝食食べちゃって。それとも私が作った朝ご飯…美味しくない?」

「い、いや。めちゃくちゃ美味いよ。でも桜…なんか昨日から雰囲気変わった? こう…なんか…とにかく変わった?」

「なんで二回も言ったの?」



 サクラは昨日、キリアンのアドバイスによってカナタへの態度を少し変える事にしていた。


 本当は自分のしている事はとてつもなく恥ずかしいとサクラは考えている。しかし、これもカナタに少しでも楽になって貰うためなんだと自分に言い聞かせている。

 それに彼女にとってカナタに身を寄せる事などは不快だと感じる事はおろか、それなりに楽しかったりする。



「…何かされたとかじゃ無いよね?」

「大丈夫よ。カナタが鍛えてくれたから、何かされる前に自分でなんとかできると思う」

「まあね、そうだよね」



 暫くして二人は朝食を食べ終え、着替え(サクラはキリアンのアドバイスをここだけは従わず、この国の露出が少なめの服を着た)、カナタの瞬間移動でローキスから出入りを許可されたダンジョンの近くまでやってきた。



「あー、ドンピシャとはいかなかったか…」

「でもあの大きい穴…ダンジョンは見えるよ。ほぼ正確じゃない」



 サクラの視線の先には大きな穴、ダンジョンがあった。

 このダンジョンの特性について二人はデイスから聞いている。


 二人はその穴まで近づき、中を覗き込んでみる。



「なんか人工的ね」

「そうだね。奥に見えるあの床は…なんだろ?」



 まるで怪しいマッドサイエンスティックな実験室を想像させる床だ。



「まあ…なにはともあれ入ってみないと…ね」

「カナタ。……なんでそんなの持ってるの?」



 カナタは黒い眼帯を片目に装着し、なにやらおかしなポーズを取ってりながらニタニタと笑っている。



「ふ…次元を超えて持ってきてしまった、我が漆黒の学びを司る衣服にこれが入っていた…」

「えっ…あんたコレ、ずっと制服のポケットに入れてたの?」

「うん。押さえつけないようにできてるから、これ、目に良いんだよ。実は数日前から何回か着けてた」



 そう言いながらカナタは謎のポーズを変更する。

 サクラはそれを無視した。内心では自分の数年前に渡した誕生日プレゼントが未だに使われていることを嬉しく思っている。



「ちょっ…恥ずかしいから人前で着けないでよねっ…。ずっと大切にしてくれてるのは…嬉しいけど…」

「ははは…善処する…。よし、入ろう!」

「えっ…ちょっ…間っ…」



 素早くサクラの手を掴み、カナタはそのダンジョンの始まりまで移動した。

 二人の頭の中に文字が浮かんでくる。


 

【ニヴルの森の「怒り」のダンジョン に 入りました】



「桜、桜、なんだかいよいよって感じがするな! はー…楽しみだなぁ…ね、桜!」

「叶…ちょっと落ち着いて…。命にかかわる仕掛けとか強い魔物とか居るかもしれないんだから」

「それもそうだな。ふ…我としたことが失念していた」

「まだ続けるのそれ」



 サクラはカナタが興奮からさめるのを待ってから、できる限り限界まで全ての補助魔法をかけた。

 


「ありがと。よし、じゃあ早速進もう」

「お…おーっ!」



 二人は初めてということで、ゆっくりと歩を進めた。

 すぐに広めの場所で1匹の魔物と対峙することになる。


 その魔物の容姿はまるでロバのようであったが、何故か全身が黒く、目は緑色に光っており、どこか機械のような雰囲気を醸し出している。

 


「なんだあれ…カッコいい…!」

「そうね…あれは確かにちょっとカッコいいかも。ロバなのに」

「よし…じゃあちょっと倒してみる!」



 カナタはそのロバに向かって槍を投げた。

 一瞬でそれは突き刺さった。その瞬間に槍はどこかえ消える。どこからともなく現れて再度、突き刺さる。

 カナタが念術を応用して槍を2回刺したのだ。


 黒いロバは抵抗する間も無く、秒殺された。

 Cランクの魔核が5つ出てくる。



「叶…強っ…」

「ふふ…そうであろう? 我の力は素晴らしき物なのだ」

「うん…そうね、流石に認めちゃうかも」



 二人が話し合っているうちに、次の扉は開かれる。



「勝ったら開くタイプ…か、よし、次行こう!」


もう気づけば三百話行ってましたヽ(;▽;)ノ

ここまでこれたのも皆様のお陰です!

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