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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
番外章 クリア後

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プライベートワールド (有夢)

「ここくるの何日振りかな?」

「さぁ。わかんないや」



 俺と美花は2代目アナザレベルが作った世界に二人だけできていた。お地蔵様のワープ先候補に加えられたこの世界は、無人島ならぬ無人世界。プライベートワールドと言って差し支えないだろう。

 まあ、SSSランクの魔物しか生息していないから超危険な場所なんだけどね。



「私達ってこの世界、好きにできるのよね?」

「うん。実質俺達がこの世界にとってのアナザレベルみたいなものだからね。作った人は倒しちゃったし」

「二人っきりでラブラブしたい時はここに入り浸るのも悪くないね」



 そう言って美花がこの拠点のベッドに身を放り投げ、大の字で横になった。この家もそのベッドも二人で苦労した末に手に入れたもの。そう考えると愛着が湧いてくる。



「でも懐かしいな。最近のことなのに、最近のことじゃないみたい」

「夢でもおかしくないような日常だったからね」

「でも今だから言えるけど、あの状況は中々楽しくはあったわよね。お互い半裸だったり全裸で外で過ごす日もあってさ」

「ああー、着てるもの全部洗濯した日とかね」

「貴重な体験だったなー」



 布物が少なく、体の露出を多くならざるを得ない日々。俺と美花だけだったから全然良かったんだけど、強いて問題があったとすればお互いの性的欲求だった。


 アナズムや地球では当然な俺達の日常の行為。でもこの世界ではレベルが1でアイテムもなく、本能に従ってしまったら確実に大変なことになるためできなかった。

 その上での体の露出は傷口に塩を塗るのと一緒だったと言える。

特に自他共に認めるほど性欲が強い美花は、一応俺は見て見ぬ振りしてたけど、夜は辛そうにしていたことを知っている。



「それで有夢、なんでまたこの世界に来たんだっけ」

「ほら、これから夏だしさ。この世界でいい感じの島でも見つけてビーチでも作ろうかなって思ったんだよ。アナズムで無人島探すのもいいんだけど、こっちの方が圧倒的に無人だしね。島に人工物のゴミとかも漂着してないだろうし」



 アイテムを駆使して一からつくったら、正直本物のビーチよりリアル感がなくなる。それはつくった本人しか気がつかないレベルだけど、どうしても細かいことが気になる。芸術家が作品の細部までこだわるように。


 事実、今までカルアちゃんやローズなども呼んで海水浴を俺のつくった世界でやってきたけどその最中もちょこちょこ実際のビーチとの違いを俺だけが感じてたんだ。



「ああ、なるほど。やっぱりみんなで泳ぎたいもんねー」

「そそ。佐奈田も来たしさ。俺達って素肌を晒せるの、この仲間内だけだから。ちゃんとした場所が必要かなって」

「そーよね、私もだけど、桜もリルちゃんも叶君や翔以外に体を見せるのは基本的に避けてるもんね。仲間内だけのビーチ、いいと思うよ」



 避けてるとは言っても、この仲間内なら大丈夫。

 特にリルちゃんなんて、いまの人生の目標はいままでできなかった青春をめいいっぱい楽しんで取り戻すことなのに、人に注目されて困るなんて理由で翔という彼氏と海でデートする、これを経験できないのはかわいそうだもの、必要だよね、こういう場所は。まともに海を体験できてないっていうのは俺と美花も同じだし。



「それじゃ、さっそく島を探しに行って整備する?」

「そうなるね。いいところが見つかればいいんだけど」

「……魔物とかにも配慮しないとダメよね? ここにいる魔物って私たちにすら一矢報いれるやつもいるし」

「うん、だから魔物避けもちゃんとするよ」



 とりあえずこの世界で魔物狩りに勤しんでいた頃に使っておいた衛星を使っていい土地がないかを調べる。

 この世界の大きさは、月よりも小さいくらい。たぶん海王星や冥王星よりも小さいんじゃないだろうか。故にすぐ見つけることができた。



「うん、この島がいい。景色がなによりも」

「どれどれ」



 美花もモニターを覗き込む。気に入ってくれるといいんだけど。



「おお、いいじゃん! ここにしよ!」

「それじゃあ出発だね! ……ふふふ、整備が早めに済んだらビーチデートしようね。マイクロビキニ着てあげる」

「別に普通のでいいよ。美花ったら着すぎてて珍しいものじゃなくなっちゃったし」

「ちぇっ」



 ちょっと拗ねた美花はさておき、とりあえず俺達はその島へと瞬間移動で上陸した。その瞬間に鳥型の魔物が一気に2匹俺達を襲ってきたけれど、スキルもりもり状態の俺が負けるはずもなく、一瞬で美味しそうな今夜の食材へと姿を変える。


 それからやったことといえば、細かい石や流木、森林部の危険生物の除去。スキルで一瞬だったけど、労力に対して見た感じかなり綺麗になった。



「やっぱりスキルって手軽でいいね」

「お母さんもお家の掃除、もうスキル任せにしてるよ」

「実はうちも」

「まあ、そうなるよね」

「ってことでデートしよ? ね、ね、有夢?」

「もちろん」



 見回りも兼ねてたっぷり楽しもう。

 二人でやれる海での遊びって泳ぐことと砂遊び以外にあんまり思い浮かばないけど、ま、俺たちならなんとかなるでしょ。なんならそのまま二人なことを生かして___________。

有夢目線の美花とののんびりイチャラブはすごーく久しぶりな気がします。

Levelmakerがバトルものからイチャラブモノに変わってしまったのは二人のせいとも言えるので、本作の原点かもしれません、これらのやり取りは。




##いつものコーナー##

皆さまお元気でしょうか。先々週から状況が何も変わってないSs侍です。就活のために新作は封印してるのに次々アイデアか浮かんできて苦しい次第。

耐え切れずにそのうち新作出すかもです……。

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