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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十七章 災厄現象

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第千七十一話 侍の情報

【揃ったでござろうか】

「そだね、みんな来た」



 まあ、とりあえず俺だけに教えることがあったのは、そのレベルメーカーとやらだからなんだろうね。さて、これから予定通り幻転丸は自分の知っている秘密の多くを語ってくれるわけだ。音声だって録音するつもりだし、必要な情報は国王様達にも教えちゃおうと思ってるよ。



【では、まず______】



______

____

_



 幻転丸は最初、ショーに話したという内容を教えてくれた。まずすでにみんな知っている、自分は戦国時代の武士の子供だったということ。そしてある日、魔法陣が出現していることに気がついて近づいたらアナズムに来てしまったこと。あとは幻転丸も地球とアナズムを行き来できたことや、お地蔵様、いわゆる幻転地蔵を作って置いたこと。……幻転丸自身も地球とアナズムで時間軸がめちゃくちゃであることに気がついていること。

 アナザレベルに関しては、今俺たちが偽のアナザレベルと呼んでいるのは、実は本当に本物のアナザレベルではあるのだけど、二代目であるらしい。つまり一代目のアナザレベルが別にいるんだね。幻転丸がアナズムに来た時点で既に二代目だったんだって。

 そして二代目アナザレベルはステータスを自由にできる能力を持っており、メッセージ機能も盗み聞きできてしまうのだとか。そもそも俺やミカがこの世界に来た時に、説明や励ましの言葉を送ってくれたのはその二代目アナザレベルらしい。実はあれ、能力を行使してたってわけだね! ……俺やミカはあれは本当にお地蔵様の慈悲だと思ってたよ。でもまさか、まさか、今俺を付け狙ってるストーカーからの第一の声かけだったなんてね。……正直、俺の人生の中でもトップテンに入るくらい背筋がゾクッとした。あれから一年近くなんも言ってきてないのに、なんで今更こんな酷いこと……。とてもじゃないけど俺が可愛いからだけだとは思えないよ。



【以上がショー殿に話したことでござる。して、まず拙者に関してからか、現アナザレベルに関してか……皆々はどちらを知りたい?】

「逆に聞くけど幻転丸はどっちの方が話しやすい?」

「そうだね、私の対決な息子達を大変な目に合わせている相手のことはきちんと知っておきたい。説明しやすい方からして理解しやすくしていただきたい」

【承知でござる。では拙者がアナズムに来てからのことを話すでござるよ……】



 幻転丸はかなり話が長くなるので、マジックルームで時間調節することを進めてきた。このお屋敷は全部屋、時間調節機能完備なのでさっそく外とこの中のスピード差をざっくり百倍ぐらいにして聞くことにする。

 ……そして……まぁ、たぶん、お話を聞くだけでも十時間はあったと思う。みんな割と真面目な性格だから、誰一人欠けずにちゃんと聞いた。人一人の人生を丸ごと聞くってこんな時間かかるものなんだね。俺が重要だなーっと思った要点をまとめるとこんな感じになった。

 まず、幻転丸はアナズムに来た当初、俺たちと同じように二代目アナザレベルからメッセージが届いた。優しい言葉で喋りかけてきてくれていたんだけど、『戦国時代の言葉ではなかった』らしくて、読みづらかったらしい。どちらかというと、俺たちの時代の言葉だったみたい。……どういうことだろう?

 それで、幻転丸が地球で遭遇してしまった魔法陣は、ショーやカナタ、サクラちゃん達をこの世界に読んできたものと同じで賢者として呼ぶためのものだったんだって。直接、賢者として選ばれた人に魔法陣が出現していないのは俺たちの時代と違うところ。

 ただ、ここで「暴露大会ならオレ様も参加するゼェ」とか言ってスルトルが割り込んできた。スルトルの話によると、賢者を呼び出すための魔法の『普通』は、幻転丸のものでもショー達のものでもないらしい。本来なら地球に出現する魔法陣は二つで、呼ばれてくる人も二人なのだとか。その二人っていうのは地球で、兄弟だとか恋人同士だとか親友だとか、そういう年が近くて親しい間柄の人達から選ばれるらしい。……スルトルの特性は賢者を乗っ取ること。一方の大事な人を殺して、もう一方の体を奪うのがほんと。だから二人ずつなんだ。まあ、ショーの場合はリルちゃんが起爆剤にされてしまっだけだけど。……なんで魔神に有利になるように賢者を連れてくるんだろ? 疑問に思ったけど、質問してもはぐらかされてしまった。 

 まあとにかく賢者としてやってきた幻転丸は、すぐにカナタ達と同じようにエグドラシル神樹国の王様に拾われる。今回は賢者が一人しかいないのか、とその王様には驚かれたらしい。

 それからとりあえず、その王様が用意してくれたダンジョンをたくさんクリアして一気に強くなったという。たくさんクリアしたと言っても俺と違って一個一個ずつ、周回したわけじゃないっぽい。俺のダンジョンの周回に対して、幻転丸は鬼神の所業だとポソリと言った。

 ちなみに幻転丸が賢者のボーナスとして持っていたスキルは『モノノフ』というものらしい。なんでも単純にステータスが数値上の五倍になるのだとか。実質五倍になるというものであって、ステータスに表示されてるのは元の数字のまま。……一瞬、この人のステータスをカンストさせてみたいと思ってしまった。悪い癖だね!

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