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Levelmaker ーレベル上げしながら異世界生活ー  作者: Ss侍
二十七章 災厄現象

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第九百十八話 2日連続三匹のSSS

「うわぁ……」

「どうしたの?」



 トズマホを確認すると、今日もSSSランクの魔物の反応は三匹。昨日は特に疑問を抱かなかったけど、同時に三匹出てきているみたいだ。今更その程度の不自然さで驚きはしないけど……。



「今の連絡はSSSランクの魔物が出た時のやつなんだよ」

「なるほど。話的にちょうどよかった」

「昨日に引き続き三匹も出現したみたい」

「あれ? 私、この世界の魔物についての本を読んだんだけど、SSSランクの魔物って普通は2年に1度や2度とかじゃないの? アナズム全体でさ。多い時期でも2年連続で1年のうちに2匹でてくるくらいって書いてあったよ?」



 まったくもってお母さんの言う通りだ。本当ならだいたい1年のうちに1~2匹で多い方。もちろんダンジョンとかを除いてね。今まで一回もダンジョンでSSSランクの魔物が出てきたところを見たことも聞いたこともないけど。



「その通り。SSSランクは地球でいう巨大災害だからね。それが2週間前から徐々に増えてって、この1週間じゃ毎日のように、出現してるんだ」

「それってやばくない?」

「やばいよ。しかもタイミング計ったように何体も同じ時間に出てきたりするし。丁度今みたいに」

「第三者のようなものが関わってる可能性は高いよね。とりあえず今は目先の討伐を優先しないと。場所はそれぞれどうなってるの?」

「こうなってる」



 お父さんに俺のトズマホを見せる。今はアナズムの地図が表示されていて、赤い点がそれに三つ、青い点が五つ。赤い点がSSSランクの魔物で青い点がSSランクの魔物。それぞれ矢印で座標も表されている。

 SSランクの魔物の方は割りとすぐに方々の国や町が対処して反応が消えたりするから三つ同じ場所に反応があるとかじゃなきゃ俺たちが向かわなくても大丈夫。



「町や村が近くにあることもわかるんだね。……こう見ると、海の付近で人がいないところに1匹、一番近い町とはかなりの距離がある村の付近に1匹、誰も周りに居なさそうな森の中に1匹か」

「どうするの? 有夢」

「とりあえず今日は俺と父さん達とショーに手伝わせて3組に別れようと思う」



 昨日はカナタに手伝ってもらったし、今日はショーがいいだろう。それにカナタにはみんなの移動をこの家の中から手助けしてほしい。



「じゃあ今すぐ行こう。私達はこの街に近いところに行く」

「わかった!」



 メッセージでそれぞれに呼びかける。みんな二つ返事でオーケーしてくれた。そういう奴らばっかりなのはわかってるさ、ふふん。

 俺の部屋に集まってきてくれたカナタにはみんなのサポートをお願いし、ショーとリルちゃんには森の中の魔物退治に行ってもらうことにした。俺とミカは海辺のやつ。海に現れるSSSランクの魔物を見てみたかったからそこにしてみた。



「じゃあみんな、心の準備して」

「最後に一つだけ! 何かあったらすぐに連絡してね!」

「ああ、そうだね。何かあったらすぐに向かえる俺が行くよ。じゃあ送るね!」



 俺とミカは瞬間移動させてもらった。ついたのは人気がない自然の中の浜辺。あちらこちらに流木や魔物の死骸が散乱している。



「誰もいない海に行くってわかってるなら水着着てきたのに」

「たしかに管理はされてないけど海の水もすごく綺麗だしね。夏になったら二人だけで泳ぎに来ようか」

「えへへ……その時になったらすごいエッチなビキニ着てあげる……! 二人だけだし」



 それはそれは楽しみにしておこう。朝に裸エプロン見せてもらったばかりだからなんとも言えないけどね。それはそうと、近くにいるのはわかってるのに魔物が目視できない。



「ミカは探知に魔物写ってる?」

「うん。反応自体はあるわね」

「俺と同じか。また透明なのか、あるいは地中に潜ってるのか……」



 探知が示している場所にあるのは黒くて巨大な岩だけ。……いや、そう考えたらこの岩が魔物の可能性が大きいぞ。



「あの岩が魔物ってことはない?」

「やっぱりそうかもしれないわね。私も同じこと考えてた」

「上から見たらわかるとかないかな。見てみよう」



 一旦空に飛んで岩を見下ろして見た。やっぱりただの岩ではなく、頂部は平坦になっており渦巻き模様が刻まれていた。黒くて巨大なアンモナイトの殻っていう解釈が一番近いかも。



「ひえ、やっぱり魔物だったよ」

「寝てるのかしら……?」

「まって、今動き出した」



 貝殻がピクリとする。そのまま10秒ほど痙攣を続けると、ここから死角になってる場所にあると思われる穴の中から気持ち悪い悪魔のような顔と触手が這い出てくくる。そして触手をうまく使ってらそいつは立ち上がった。



「やらなきゃね」

「うん」



 俺たちにから後ろを向いていたそいつは、ゆっくりとこちらを振り向いてくる。なんだかおぞましい、嫌な感じがするやつだ。今まで戦ってきたSSSランクの魔物とは一味違うかもしれない。

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