自分を知り、そして大人になっていく
翌朝、僕は太陽の光に目をくすぶられ、目を細める。
昨日は本当に凄かった。
これが大人の遊びと言うことが僕には分かった。
大人って凄いと思った。
でも僕達はまだ子供だ。
お母さんは言っていた。
「十歳で初体験なんてあなた達凄いわね」
って。
こうして昨日はお母さんの言うとおりにして、セックスを行ったのだ。
本当に気持ちの良い物だと痛感させられる。
何だろう。こうして小百合さんとセックスをする仲になってしまって、僕は大変光栄であった。
そしてカーテンを開くと、さらにまばゆい光りが僕達を差し込み、太陽の光をドカンと浴びて、凄く小説や勉強やら何でもしたいとさえ思えてしまう。
僕は早速小百合さんを起こして、
「何?純君」
「小百合さん朝だよ。とにかく勉強や小説を進めようよ」
「それもそうね」
僕はパジャマから、普段着に着替えて、小百合さんも白いワンピースを着て、勉強と小説に精を出すのであった。
最初は不安に思っていたけれど、こうして愛し合った二人がセックスをしてやる気がマックスって感じがする。
小百合さんも僕も初めてだが、小百合さんは、腔内にお○んちんを入れたら凄く痛がって、しまいには血が噴き出してしまった。
僕は気持ちよかったのだが。小百合さんは最初は痛がっていたが、お母さんに言われたとおりにして、ゆっくりと中に入れて行くと、小百合さんも気持ちよくなって互いに性感帯を刺激されて、何かが弾けて、最高に気持ちよくなってしまったのだ。
その時僕はコンドームをしているから、小百合さんは子供が出来る心配はない。
とにかくセックスは凄い。
特に愛し合った僕達がやるには持って来いの感じだ。
それに今、やる気に満ちている。
小説も勉強も何もかもドンと来いって感じだ。
僕達に恐れる物など何もないって感じだ。
とにかくやるぞー!って感じだ。
時計を見てみると、時計は午前六時を示している。
耳を澄ましていると、お母さんはリビングで翻訳家の仕事をしているみたいだ。
本当にお母さんは大変だよな、僕の為に一生懸命に働いて、さらに剛君達にバスケや少林寺拳法を学ばせたりして、とても忙しい毎日を送っている様だが、きっとお母さんは楽しいから無理してでも、そうしているんだろうな。
お母さんはあんな子供みたいななりになっちゃったけれども、毎日を楽しんでいられるみたいだから別に良いのかもしれない。
楽しく集中している時間と言う物はすぐに過ぎてしまい、気がつけば朝ご飯の時間の七時半を示していた。
今日の朝ご飯は、チャーハンだった。
最近お母さんは忙しくて、ろくに買い物も行けない状況だ。
だから今日は冷凍していたご飯を解凍して、卵とハムと胡椒で炒めたチャーハンをいただく事になった。
でもお母さんが作る物は何でもおいしいと思った。
「小百合さん。今日は金曜日だよ。少林寺拳法に行かなきゃね」
「そうだね、純君、私達もっと強くなりたいよね」
「小百合さんと一緒ならもっと強くなれそうな気がする」
「私もそう思っていた所」
「今日はまず、英明塾に行って、勝さんや徳川さん達の熱を浴びながら勉強と小説を進めて行こうよ。それでお昼は英明塾で食べようよ」
「そうね」
そこでお母さんが、
「あなた達英明塾で今何をしているの?」
「勉強や小説なんかを書いているよ」
「そうなの?」
「お母さんもあまり無理しないでね」
「誰に言っているの純君。私は純君のお母さんよ、買い物をおろそかにしちゃったけれども、ちゃんと家事やあなた達の勉強や小説を見る余裕だってあるよ」
「そんなに強がらなくても良いよ。お母さんはいつもそう、そうやって無理をして体を壊されたら、大変な事になっちゃうじゃん。だから、辛いときは僕達を頼っても良いんだよ」
「言うようになったね、純君」
「だってお母さん。僕達の前では弱いところ何て見せてくれないもん」
「本当に純君は大人になったね」
「でも僕達はまだ、半人前だよ」
「そうやって自分自身に自覚しているから大人なのよ」
そう言われて僕と小百合さんは嬉しく思ってしまった。
とにかく英明塾は学校なんかより楽しい。
僕と小百合さんは朝食を済まして、自転車で英明塾へと向かうのだった。
英明塾に到着すると、早速中に入って、勉強と小説を頑張るのだった。
本当にここは良いところだ。
学校みたいに僕達の事を蔑ろにはしないし、僕達が小説を書いて小説家になると言っても馬鹿にする物はいない。
とにかく本当に良いところだ。
僕と小百合さんは大学受験を控えている勝さんと、高齢なのに死ぬまでには東大を目指す徳川さんまで勉強に熱が入っている。
そんなやる気に満ちた二人と勉強や小説などをしていると凄く捗る。
でも昨日はお互いに欲情してしまい集中できなかったけれど、僕達は互いに愛し合ってセックスをして、昨日みたいに欲情をする事はなく、勉強に集中できるようになっていた。
勉強や小説に没頭していると、もうお昼の時間になっていた。
お昼は三百円でここの英明塾のご飯を食べることが出来る。
小百合さんと僕は英明に行く前に六百円を手渡されている。
これで英明塾のご飯を食べることが出来る。
今日のメニューはお好み焼きみたいだ。
食事は材料が用意されていて、小百合さんは小麦粉を水で混ぜる係で、僕はキャベツを切る係になっている。
僕はお母さんから包丁の使い方を習った事がないので、切り方をアトム君に教えて貰った。
ここにいるだけで、友達が出来てしまうのが不思議だ。
アトム君は美容師を目指していて、ここの最年長者で二十歳にはなる。
お昼ご飯が終わったら僕と小百合さんにバスケでもみんなとしないと言われて僕と小百合さんはすぐにOKした。
★
お好み焼きもおいしくいただき、僕と小百合さんはみんなと公園に行ってそこにバスケットコートが用意されている。
ここにもバスケットコートがあるなんて、いつか剛君達に教えてあげようと思った。
そうしたら、剛君達も英明塾の人達と仲良くなれてバスケに熱が入るんじゃないかと思った。
みんなとバスケットコートに入って、僕はボールを構えて、スリーポイントシュートを打つと、ボールは吸い込まれるように入っていった。小百合さんも同じようにスリーポイントシュートを打つと、ボールはゴールに吸い込まれるように入っていった。
「凄いね、君達」
アトム先輩から言われてしまった。
僕達を含めてみんなで十人だ。
これなら本当の試合形式のバスケットが出来る。
僕はアトム君のチームに入り、小百合さんは静香ちゃんと言う、不登校のチームに入ることになった。
僕と小百合さんはそれぞれのチームで活躍している。
これだよ。僕達が探していたチームと呼べるときの楽しさを満喫していた。
試合は十対十で引き分けだった。
「君達バスケうまいんだね」
とアトム先輩に言われてしまった。
「はい。いつもBリーグを目指している人と対戦していますから」
「へーBリーグかあ、俺もそんな夢を見ながら、小中高とバスケをしていたが、やはり現実は甘くなかったよ。だから俺はバスケは趣味で本業は美容師に決めたんだよ」
「そうなんですか」
「君達はどうしてここの英明塾に来たんだ?」
僕と小百合さんは顔を互いに見せ合い、つまらない事を互いに考えてしまった感じだった。
「その顔からすると何か深刻な悩みでもあるようだな」
「まあ、僕達は学校でいじめには合いましたが、そのいじめた奴に仕返しはしましたよ」
「そう言えば、君達は少林寺拳法を習っているみたいだな」
「はい。その少林寺拳法でそのいじめっ子を撃退したら、みんなからシカトされてしまったんですよ」
「何でシカトされたの」
「そのいじめっ子の奴が市議会委員か何か分からないけれど、そいつに逆らったら、酷い目に合わされると僕達を集団でシカトしたんですよ」
「そうか、お前等は強いな」
「別に強くはないですよ」
そう、僕も小百合さんも誰かに言われるほど強くはない。




