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子供になったお母さん  作者: 柴田盟
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本屋さん

 今回はからかい上手の高木さんから内容を半分パクらせてもらったものです。もしよろしければ読んでください。

 次の日の日曜日、僕は朝早く、本屋に向かって、本を買いに行った。


「420円になります」


 僕は店員にそう言われて、即座にお金を出した。


「カバーはいりますか?」


「いりません」


「レシートは?」


「いりません」


 そう言って僕は即座に鞄の中に今買った本を入れた。


「フー」


 と息をついて、僕は何とかこの少女漫画のプリチュアを手に入れた。


 さてとこの本をとりあえず家でゆっくりと読ませて貰おうかな?


 そう思いながら、外に出ると、高岡さんが現れた。


「あら、純君じゃない。何をしているの?本屋で何かを買っていてみたいだけれども」


「いやいや、何も買ってないよ」


 いや、もしかしたら高岡さん僕の事を見ていた可能性があるかもしれない。


 だから僕は「勇者の剣を買いまして」


「えー勇剣、いつも男子達の間で盛り上がっている漫画だよね。それにアニメ化もされて人気がある奴でしょ」


「ああ、そうだよ」


 はぁ、本当に今日の僕はさえているかもしれない。もし僕が買った物を高岡さんに知られてえしまったら、何を思われるか分かった物じゃない。


「ねえ、純君。その勇剣。私にも見せてよ」


 うわーまずい事になってしまったぞ。この少女漫画であるプリチュアを見られてしまったら僕は生きた心地がしない。


「ダメダメダメ。僕は表紙も見ていないのだから」


「じゃあ、一緒に見ようよ」


「いや僕は一人でみる派だから見せられないよ」


「ちぇー」


 何とか買った物を悟られずに済んだ。

 こんな少女アニメで子供が見るような絵を誰にも見せる事なんて出来ないよ。

 

 さて、帰るか。


 するとなぜか僕の横に並んで高岡さんは歩き出した。


「な、何、高岡さん」


「せっかく偶然会ったんだから少しぐらい一緒に歩こうよ」


 あー生きた心地がしない。もしこの少女漫画のプリチュアを見られたら、僕は恥ずかしくて死んでしまうかもしれない。


 しばらく高岡さんと歩いていると、高岡さんが言った。


「ねえ、純君、私に嘘をついていない?」


 虚を突かれた気分だ。心臓が口から飛び出しそうな感じがした。


「い、いや、嘘なんてついていないよ」


「嘘をついている。本当は勇剣じゃなくて、何か私に見られたら恥ずかしい物を買ったんでしょ」


 何て危険で鋭い人なんだ。こんな物をクラスの人達に知られてしまったら恥ずかしすぎて僕は学校に行けなくなってしまう。


「大丈夫だよ、純君が買った物が人に見られて恥ずかしい物でも私は委員長として純君を守ってあげられるから」


「だから勇剣って言っているじゃん」


「本当は少女漫画のプリチュアを買ったんでしょ」


「何で知っているの!?」


「外から中の様子を見て純君が買った物が見えてしまったんだもん」


「高岡さん。この事はご内密に」


「どうしようかな。私は純君に嘘なんてついた事なんてないのに」


「お願い誰にも言わないで」


「じゃあ、そのプリチュアを一緒に見ようよ。ここから純くんの家まですぐ近くでしょ」


 何でこんな事になってしまったんだ。お母さんにもこんな小さな子供が見るような漫画を持っているなんて知られていないのに。




 ★




 僕の家に到着して高岡さんも家の中に入ることとなった。


「あら、高岡さんいらっしゃい。昨日はお花見楽しかったね」


「はい。昨日はお花見誘ってくれてありがとうございました」


「良いのよ、そんなに畏まらなくても。それと今日も純君と遊んでくれるの?」


「はい。近くの本屋さんで純君を見かけて一緒に遊ぶ事になりました」


「また、純君少女漫画のプリチュアを買ったの?」


 何でばれているんだよ。お母さんにも話していないのに。もしかしたら僕の部屋にこっそり入って僕の書物をあさっていたりして。


「何その意表を突かれたような表情は?もしかしてお母さんが純君がプリチュアを好きじゃない事を知られて恥ずかしいのでしょ」


 僕は恥ずかしすぎて顔から火が出そうな程、動揺した。


「そんな顔をしなくてもお母さんは純君が好きなプリチュアの事を誰にも言ったりはしないよ」


 僕はもう恥ずかしすぎてぐうの根も出ないほど困惑している。


「じゃあ、純君、一緒にプリチュアを見ましょうよ」


 高岡さん何で僕にこんなに絡んできてはからかって来るのだろう?


 本当にこんな本を買っている事を知られて僕は生きた心地がしなかった。


 はぁ、本当は一人でこの漫画を見るためにこっそりと買ったのに高岡さんと見る事になってしまうなんて。


 高岡さんと一緒に見るのは恥ずかしいけれど、このプリチュアかわいくて本当は大好きなんだよな。


 それに今日はプリチュアの放送日でもあった。


 後でブルーレイレコーダーにためて録画した奴を後で見ることにしよう。


 僕が高岡さんに毎週テレビアニメのプリチュアを見ているなんて知られたら僕は本当に生きた心地がしない。


 早く高岡さん本を読んで帰ってくれないだろうか?


 僕はこれから貯めに貯めて置いたプリチュアのアニメを見ることになっているのだ。


 その為に僕は今日、発売日であるプリチュアの単行本を買ったのだ。


「へー、子供が見る番組にしては、なかなか面白いじゃない。純君はこの三人のキャラクターの中で一番誰が好きなの?」


「僕はレッドかな!」


「ふーん」


 高岡さんが嫌らしい目で僕の目を見つめて来た。


 今日買った単行本も読み終わり、さて読んだのだからそろそろ帰って貰おうかと思ったその時、お母さんが、


「高岡さん、朝ご飯を食べて行きなさいな」


「ええ、良いんですか?」


「高岡さんにはいつも純君の面倒を見ているみたいだし」


 何てバットタイミングなんだ、こんな時にお母さんは高岡さんの分の朝ご飯を用意してくれた。


 僕も食堂に行って、僕も朝ご飯を食べることになった。


 メニューはトーストにスクランブルエッグにサラダにソーセージだった。


「高岡さん。サラダにドレッシングはかけないの?」


「じゃあ、かけさせて貰います」


 お母さんは子供体系だがお母さんらしいことはちゃんとしてくれている。それに昨日通販からお母さんが注文した品が届いたのでお母さんはその子供用の服を着ている。


 どんな服を着ているかと言うと、ピンクのポロシャツに、デニムのキュロットパンツを着ている。


 これじゃあ、まさに子供ではないか。まさかお母さん元の姿に戻れずにこのまま子供体系の姿で一生いられてしまうのだろうか?


 そんな事はないよね。いつかお母さんは元の体型に戻ると信じている。それにお母さんかなりの美人さんで僕はお母さんに恋い焦がれてしまいそうだった。


「お口に合うかな?高岡さんに純君」


「とてもおいしいです。私の母親よりもおいしいと思っています」


「何お世辞なんて言っちゃっているの?そうだ。純君、ブルーレイレコーダーにプリチュアを毎週録画して、貯めて見ているんだけれども、高岡さんも良かったらそれを見ていく?」


「ぜひぜひ」


「ちょっとお母さん。何で僕が毎週プリチュアを貯めて録画しているのを知っているの?」


 僕は単行本まで見られてしまって、こんなに恥ずかしいのにお母さんは僕の気持ちを察してはくれないのだろうか?


「お母さんは純君の事だったら何でも知っているのよ」


「そこは知らなくて良いよ」


「純君、私とプリチュアを見るのそんなに嫌?」


 高岡さんがその潤った目で僕の事を見てくる。ここで嫌何て言えない。


「そんな事ないよ。一緒にプリチュアを見ようよ」


「やったー」


 高岡さんとプリチュアを見ることになって、僕はプリチュアよりも、高岡さんと見ていることに恥ずかしさをもろに感じてしまった。


 でも高岡さんは僕の大好きなプリチュアを真剣に見ている。こんな女の子の子供が見るような番組に僕が好きだなんて本当は言えないんだけれども、高岡さんが興味を持ってくれて僕はちょっと嬉しかった。


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