変わりゆく時代
僕は河川敷の川の流れを見ながら黄昏れていた。
ここの河川敷の川も以前までは曲がりくねっていたらしい。
それを整備して川はまっすぐな方向にされたらしい。
そうだ。僕達の街もこうして変わって行っているのだ。
剛君達が使っていたバスケットコートも新しく整備されるらしい。
じゃあ、整備されるまでどこのコートを使って良いのかお母さんが探してくれて、高架下のバスケットコートを紹介してくれたみたいだ。
日本にはバスケットコートはあまり見かけない、本場のアメリカはバスケットゴールだらけだと聞いたことがある。だからアメリカでは日本人よりもバスケのレベルが違うのかもしれない。
僕と小百合さんと麻美ちゃんで剛君達が使っているバスケットゴールを見た。
剛君達は楽しそうにバスケの練習をしている。
僕のお母さんはバスケが上手だからな。
そうして剛君達は新しいコートをお母さんに紹介され、お母さんも満足がいくように剛君達の練習に付き合ってあげている。
ワンオンツーでお母さんが一人でデフェンス側に立ち、剛君とあっ君はオフェンスに回っている。
そこで凛ちゃんが笛を鳴らして、試合が始まり、剛君とあっ君は相変わらずお母さんに一本とる事は出来なかった。
「ちきしょー、後少しだったのに」
剛君が悔しそうに叫んでいる。
「二人で私を抜けられないなんてまだまだ修行が足りないよ」
「今日も練習お願いします亜希子お母さん」
剛君達のコートが見つかって僕達は別に心配はいらないみたいだ。
良かったね剛君達。
そう言う事で僕と麻美ちゃんと小百合さんで再び図書館に行こうとしたが、もうお昼を回っている。
僕と小百合さんとお母さんは、僕の家に行き、剛君と麻美ちゃんとあっ君と明と凛ちゃんは教会に帰ることになった。
今日のお昼ご飯は手軽で焼きそばだった。
小百合さんと僕は是非とも焼きそばの作り方を教えて貰うことにした。
「焼きそばを作るのは簡単だよ」
とお母さんは言う。
まずはモヤシやキャベツやニンジンの入った野菜の袋を用意して、後は豚こまを用意するだけだ。
焼きそばの作り方だが、お母さんは僕達も出来るように一人前の焼きそばを作って見せてくれた。
「はい。焼きそばの完成、じゃあ、私が監修してあげるから、二人ともやってみなさい」
まずは小百合さんからであり、僕は小百合さんの作り方を見ていた。
焼きそばを作るにはまず、豚こまを焼いて、それから豚こまを焼いたら野菜を炒めて、それから焼きそばの玉を入れる。そうしてコップ半分の水を入れて、さらに炒めて完成。
僕もお母さんと小百合さんと同じように作ることが出来た。
「それではみんな出来上がったみたいだからいただきましょう」
「それではみんないただきます」
お母さんがそう言って僕と小百合さんは、
「「いただきます」」
と合唱をした。
自分が作った焼きそばはなかなかうまかった。
★
昼食も済んで、僕と小百合さんは図書館に行き、お母さんは剛君達に紹介した高架下のバスケットコートまでママチャリで行ったのだった。
僕と小百合さんは図書館に到着すると同時に麻美ちゃんも同時にやってきたみたいだ。
やっぱり僕達はライバル関係だ。
今日も良い小説を書いて書いて書きまくってやると僕はやる気に満ちている。
僕は想像力を閃かせて小説を書くことが何よりも楽しいと思っている。
それに麻美ちゃんや小百合さんの熱にあやかり、僕もやる気になれる。
書いた小説にこの世に二つとない小説を二人の熱を感じながら書いている。
この瞬間が僕はたまらなく良いと思っている。
本当に僕は小説家になれるかもしれないと大言壮語な事を思ってしまう。
でも小説家になる人は僕達だけじゃないんだよな。
長編小説を書ききる人は百人に一人と聞いた。
さらにその百人の中の一人が小説家になれると言われている。
僕は小説家になれるのだろうか心配になってしまったが、そんなことを気にしている場合じゃないと思っている。
とにかく僕は面白い小説を書くために今は楽しもうと躍起になっていた。
誰だって楽しいことは大好きなはずだ。
大好きな事を職業にいかせたら、それはそれでいいと思っている。
「そう言えば小百合さん」
「何よ純君今良いところだから話しかけないで」
と小説を書くことに夢中になっている。でも僕は大事な事だと思って、小百合さんには悪いが話をかけることにする。
「小百合さん、僕達宿題が出ているじゃん。それを何とか終わらせようよ」
「あっ忘れていた。とりあえず宿題を終わらすために、いったん図書館から・・・いや今良いところだから宿題は家でやることにしよう」
「そうだね。今は小説を書いているんだから、小説を書くことに専念しよう」
「その方が健全ね」
そう言う事で僕と小百合さんは今は宿題の事は忘れて、とにかく小説を進める事に没頭した。
★
小説に没頭していると時間なんてアッと言う間に過ぎてしまう。
時計は午後六時を示している。
「麻美ちゃんも純君も今日はこれぐらいにして帰りましょう」
本当はもっと書いていたいのだが楽しい時間とはアッという間に過ぎ去ってしまう。
「そうだね」
「じゃあ、麻美ちゃん、明日は学校なんでしょ。また明日学校が終わったら、また図書館で一緒に小説を書こうよ」
「うん。分かった」
僕達は外に出て、今日も楽しいことをやりきったぞと言った感じで、図書館を出た。
午後六時だと言うのに日はまだ、落ちていなくて明るい感じだった。
そろそろ夏の季節が到来する。
僕と小百合さんはいつものように二人乗りで自転車に乗り、麻美ちゃんは一人乗りの自転車に跨がって、帰りの分岐点に差し掛かり、「じゃあ、また明日」と言って別れたのだった。
麻美ちゃんは昨日の事は気にしていないみたいだ。
その事に関して僕は正直嬉しかったし何だか安心した。
僕は麻美ちゃんの笑顔が見れて安心したのだった。
でも世の中には悲しい笑顔も存在すると僕は聞いたことがあるが、それでも笑顔を演じ切れるなら、それはそれでいいと思った。
僕は小百合さんを家まで送り、僕はそのまま家に帰ることにした。
家に到着して、僕の家に入ると、僕は、「ただいま」と言った。
するとお母さんがやってきて「純君お帰り」と言って僕にホッペにチューをしてきたのだった。
またキスされてしまった。本当に僕はお母さんに愛されている証拠なのかもしれない。
今日のご飯は八宝菜だった。
お母さんが作る料理は本当においしいから、いくらでも食べられると言うのは極端な話だが、とにかくいっぱい食べた。
さてご飯も食べたし、小説の続きをしようと躍起になったところでお母さんが、誘惑的な瞳を僕に押しつけて来た。
「どうしたのお母さん。僕にそんな目で見てくるなんて」
「今日はお母さんと一緒にお風呂に入ってくれないかな」
「それは無理だよ。僕はもう小学四年生なんだから、お母さんは一人で入ってよ」
すると、お母さんは悲しそうな顔をする。
そんな顔をされると断ることも出来ずに僕はお母さんと一緒にお風呂に入ることになった。
お母さんが大人の体型の時は、嫌らしい感情は芽生えて来なかったが、いつも思うことだがお母さんは子供体系に戻ってしまい、僕はお母さんとお風呂に入ることに対して抵抗があった。
お母さんがお風呂に入ってくると僕は目のやり場に困ってしまう。
実を言うと、お母さんの裸を見ると、僕は興奮してしまう。
とにかくお母さんの裸を見ないようにして僕はやり過ごすしかなかった。
「純君顔真っ赤っかだよ。そんなにお母さんの体に魅了されたのかな」
「そんな訳ないじゃん」
「何を言っているのよ、お○ん○ん見せてご覧なさいよ」
そう言われて僕は股間を両手で隠した。
「やっぱりお母さんの裸を見て興奮した見たいじゃない」
「興奮なんかしていないよ。それにお母さん、いくらそんな体になったからって、僕を誘惑するような事はしないでよ。それにお母さんはかわいい女の子なんだから、もっと自分を大切にしてよ」
「えっ!?今純君なんて言った!?」
「だから、お母さんはかわいい女の子なんだからそんな事はしないでよ」
「へぇー純君、お母さんの事をかわいい女の子だって言ってくれるんだ」
するとお母さんは全裸で僕の事を抱きしめて来た。
「ちょっとお母さん止めてよ」
「どう!?純君!?かわいい女の子に抱きしめられるともっと興奮して来ちゃうんじゃない」
僕はもう頭に血が上っているんじゃないかと思って、苦しくて頭が真っ白に染まっていった。
このまま昇天しそうだ。




