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子供になったお母さん  作者: 柴田盟
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ディスティニーランドへレッツゴー

 僕と小百合さんは僕のお母さんにディスティニーランドにつれて行って貰うことにした。


 僕と小百合さんはそれぞれ準備をしてお母さんがディスディニーランドに連れて行ってくれる。


 ディスティニーランドと言ったらハッピーマウスだね。


 その他にも色々なかわいいキャラクターがいる。


 僕と小百合さんは電車の中で語り合っていた。


「どうせなら、施設の子供達も連れて行けば良かったかもしれないね。僕達はまだ小学生で子供料金だから」


 僕が言うと小百合さんは、


「そう言えば施設の子供達と言ったら、剛君やあっ君に明のバスケのコーチをしなくてはいけないんじゃないの?」


「その事なら大丈夫よ。今日は用事があって行かれないって連絡して置いたから」


「僕達だけで楽しんで良いのかな?」


「そうだね。今頃は麻美ちゃんも小説に没頭しているだろうし」


「良いのよ、あなた達はまだ子供よ遊ぶことも立派な成長に繋がる事だよ」


「そろそろディスティニーランドの駅が近づいてきたよ」


「亜希子お母さんの言う通りね、何だかディスティニーランド初めてだから何か内心ドキドキしてきたよ」


 電車はディスティニーランドの駅に停まり、僕達はディスティニー城を見て興奮するのだった。


「あれがディスティニーランドの城ね。遠くからしか見たことないから、こんな間近で見るのは初めてだよ」


 そうなんだよな小百合さんはディスティニーランドに来るのが初めてなんだよな。凄く不思議そうな顔をして見ている小百合さんは凄くかわいいと思っている。


 小百合さんの嬉しそうな顔を僕はスマホの写真で撮ることに成功した。


「純君、何私の事を撮っているのよ」


「いやー小百合さんの笑顔が素敵でつい撮っちゃったよ」


「純君、後で覚悟していなさいよ」


 覚悟って何の覚悟だろう、そんなに写真を撮られるのが嫌なのかな?


 まあ、とりあえず今日は楽しもうと思っている。


 今日は日曜だけにあって人がたくさんいる。


 これは乗り物を乗るにはかなりの時間がかかりそうだと思った。


 とりあえず、先に乗る物はスペードマウンテン。


 僕達は早く来たので二十分かけて並び、僕達は乗ることが出来た。


 スペードマウンテンは電車のような乗り物でジェットコースターの様な気分が味わえる。


 本当にスリルがあって良い乗り物だと思っている。


 一番はしゃいでいるのが、


「ねえねえ、今度はスピードジェットに乗ろうよ」


「そうだね。次はスピードジェットに乗ろう」


 並ぶこと四十分、段々混んで来た。


 スピードジェットに乗り、これはスペードマウンテンよりもスリルが味わえた。


 本当に怖い物ばかりお母さんは勧めて来る。


 それよりも小百合さんは大丈夫なのか?


「小百合さん大丈夫?」


 と聞いてみると、


「本当にスピードジェットと言うのはかなりスリルが味わえるわよね。私、ディスティニーランドに来て良かったかもしれない。って言うか来て良かったよ」


 そう言えばお母さん、子供体系を利用して子供料金で入ったんだよな。本当は犯罪なんだけれども別に良いかもしれない。


 それに電車賃も子供料金で入っていた。


 これが大人のする事なのかと思って、お母さんもちゃっかりしているなと思った。


「ドンドン行くよ」


 今度はお化け屋敷だ。


 小百合さんとお母さんはビビっていたが僕は全然ビビっていなかった。


 とりあえず、中に入り、エグい物が飾られている真っ暗な所で。


 でも一人で入ると怖いかもしれない。


 僕の右手にはお母さんの両手が、左手には小百合さんの両手が握られている。


 本当に真っ暗な所で僕は息を飲む。


 いきなり箱の中からミイラ男の様な物が突然現れて、さすがに僕もびっくりした。


 小百合さんもお母さんは僕にしがみつきながら「「きゃー」」と言っている。


 小百合さんは僕の首を絞めるように抱きついてきて、僕は危うく窒息死しそうになった。


「ちょっと小百合さん、首なんて絞めないでよ、本当に死ぬかと思ったよ」


「ごめんなさい」


 まだお化け屋敷には出ていなかった。これから何が出てくるのか、僕は正直怖かった。


 そして前に進むと天井から蜘蛛やムカデが落ちてきた。


「「キャアアア」」


 二人は僕に思い切り抱きついて、体が圧迫されるような気がした。


「ちょっと苦しいよ」


 でもよく見るとムカデや蜘蛛はゴムで出来た人形だった。


 でもそれでも怖く感じる。


 ようやく出口を出て、お母さんと小百合さんは僕の腕を離してくれた。


「あー怖かったね亜希子お母さん」


「そうね、本当に怖かったよ」


「怖かったじゃないよ。おかげで僕は苦しい思いをしたのだから」


「そんなにプリプリ怒らないの、私も亜希子お母さんも純君が男として認めている証拠よ」


「そうよ純君は私の自慢の息子なんだから」


「何が自慢の息子だよ。お母さんは今年で三十五でしょ。子供体系になって本当の子供になっちゃダメだよ」


「純君今、何て言ったの?」


 お母さんから怒りのオーラが発せられる。やばいお母さんは年の事を言われてご立腹の様だ。


「お母さんは素敵な女性だと思っているよ。本当に僕の大好きなお母さんだもん」


「ならよし。今度からは気をつけなさいよ」


 そう言ってお母さんから怒りのオーラは消え失せた。


「さてそろそろお昼にしましょうか?二人とも食べたいものはある?」


「私はアレルギーとかピーマンが食べられないとかはありませんので」


 小百合さんは僕の大嫌いなピーマンを話題にして楽しんでいるような感じだ。本当に嫌らしい小百合さんだ。


 ディスティニーランドには色々と食べる所があった。


 ピザやハンバーガーなど。


 僕はピザが大好きなのでピザが食べたいと言った。


 そうしたら二人とも了承してくれた。


 ビザ専門店に入り、僕達は一人前のピザを食べることにした。それにお母さんのおごりでだ。


「亜希子お母さん、今日は本当にありがとうございます。おかげで楽しい休日を満喫する事が出来ました」


「それは良かった。小百合ちゃんも純君も良い子だから、連れて行くならどこへでも連れて行ってあげられるわよ」


 そこでお母さんが立ち上がり、「どうしたのお母さん」そう言うとお母さんは「ちょっとトイレに行ってくるから」


 お母さんは席を外して僕と小百合さんだけになってしまった。


 何か小百合さんとは付き合っているがこうして改めて二人きりになると胸がドキドキしてきた。


 小百合さんは僕の顔をジッと見つめている。


「どうしたの小百合さん」


「こうして二人きりになると何か純君が緊張してしまうんじゃないかと思って」


「確かに緊張しているけれども、何かこうして二人きりになると胸がドキドキしてくるよ」


 小百合さんには嘘は通用しないので、それに付き合っているんだし正直に言った方が良いと思っている。


「へーそんな事を思っているんだ」


 そう言って小百合さんは僕の手を握り締めて来た。


「純君、キスしない?」


「僕達はまだ小学四年生だよ。そんな事をするほど大人じゃないんだから」


「冗談よ」


 そう言って僕の顔についたトマトケチャップをナプキンで拭いてくれた。


「それよりも亜希子お母さん遅いわね」


「確かに遅いね」


「私達の事に対して気を使っているんじゃないかな」


「お母さんはそんな周りクドいことをしないよ」


 五分経って十分経って、お母さんは戻って来なかった。


 本当にお母さんどうしてしまったのだろう?


 もしかしてあの年でさらに子供体系になって誰かにちやほやされて、それについて行っちゃったのかな?


 いやそんな事はないか。


「やっぱり遅いね、ちょっとお母さんの携帯にかけて見るよ」


 僕がお母さんの携帯に電話をかけると、テーブルの上にお母さんの携帯が鳴り出した。


「亜希子お母さんまさか携帯を置いて行ってしまったの?」


「小百合さんディスティニーランドのトイレってどこにあるの?」


「色々な場所にあるわ。とにかく亜希子お母さんを探しに行きましょう」

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