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子供になったお母さん  作者: 柴田盟
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思わぬ邂逅をした人達にバスケを教わる

 僕は小百合さんに告白をされてしまった。


 僕はどう答えるべきか考えた。


 そして僕は、


「悪い冗談はよしてよ。とにかく任天堂スイッチのゲームでみんなで遊ぼうよ」


「純君、話をそらさないの!私の事が好きなのかそうじゃないのか聞いているんだけれども」


 お母さんの方を見てみると、にっこりと笑って僕の方を見ていた。


 小百合さんの方を見てみると、小百合さんは真剣な顔で問い詰めてくる。


 僕は小百合さんの事が好きだった。だから僕は「僕も小百合さんの事が大好きだよ」と言っておいた。


 すると小百合さんは僕に抱きついてきた。


「私達これから恋人関係になるんだね」


「えーーーーそう言う話なの!?」


 僕はびっくりした。まさか小百合さんが僕の事が好きだと言うことに恋人関係になってしまうなんて。


 鼓動がドキドキしてきた。


 僕達は恋人関係になってしまった事に、僕は小百合さんの事を本気で守ろうと思った。


「あなた達、とにかく恋人関係になったからって羽目を外してはいけないよ」


「羽目を外すってどういう事」


「そんな事、自分で考えなさい」


 そう言ってお母さんは仕事に戻るのだった。


 お母さんが仕事に戻ると僕と小百合さんは二人きりになってしまった。


 小百合さんと恋人関係になってしまった今、僕はまともに小百合さんの目を見る事が出来なかった。


 小百合さんは僕に抱きつきながら、「純君ゲームも飽きてきた事だし、お外で遊ぼうよ」


 外で遊ぶたって、何して遊ぶのか僕には分からなかった。


 とりあえず僕と小百合さんは外に出て僕の自転車で二人乗りをする事になった。


 本当はいけない事なんだけれども、小百合さんに押されて僕と二人乗りをする事に。


「じゃあ、行くよ小百合さん」


 小百合さんを後ろに乗せて僕は自転車を走行させた。


「へー純君本当に自転車の二人乗りが上手なんだね」


 ちなみに小百合さんは僕の後ろにしがみつきながら、抱きついている状態だった。


 小百合さんにこんな事をさせられて、僕は胸がドキドキしてきた。


 僕達が住んでいる団地内を抜けて河川敷に行った。


 小百合さん思ったよりも軽く、すいすいと自転車を動かす事が出来る。


「うわーーーー気持ちいいーーーーー!!!」


 心地よい春の風にあおられながら僕達は二人乗りをした。


 実を言うと僕も楽しかった。


 まるで小百合さんと恋人関係になってから一時間が過ぎて、デート状態になってしまっている。


 僕は思った。本当に僕達は恋人関係になってまだ十歳だ。


 出会ってまだ一週間なのに、恋人関係になるにはまだ早すぎるのではないかと思うと、何かいたたまれなくなってしまう。


 でも僕も小百合さんの事が大好きだった。長いブロンドの髪につぶらな目に大人びいた感じの小百合さんが大好きであった。


「ストップ、純君」


「どうしたの?小百合さん」


「今度は私に自転車を漕がさせてくれないかな?」


「別に良いけれど」


 僕と小百合さんはいったん二人乗りをやめて、今度は小百合さんが前に自転車を漕ぐことになった。


 小百合さんが自転車を漕ぐと、


「純君、後ろに乗って」


「えー小百合さん、自転車を漕ぐことが出来るの?僕を乗せて?」


「出来るわよ。だから、純君、今度は私が前に乗るから、今度は純君が後ろに乗って」


 言われた通りにして、僕は小百合さんが運転する自転車に乗ることになった。


 僕は小百合さんの腰回りに抱きついて良いのかためらっていると小百合さんは、


「何を遠慮しているの純君、純君は私の彼氏なのだから私の腰回りを抱きつくように捕まって」


 そう言われて僕は小百合さんの腰回りに抱きついて、自転車は走行させた。


 小百合さんもなかなかやる。でも良いのかな?小百合さんはクラスの委員長だ。そんな委員長が二人乗りをしているところを、クラスメイトに見られたりしたら、大変な事になってしまうのじゃないかと。


 でももう後には引き返せない、とにかく、クラスの人達と人目の届かない場所まで移動しようと思う。河川敷はどこまで続くのか?


 気がつけば隣町まで来ていてしまった。


 すると僕達の所にバスケットボールが落ちてきた。


 僕は自転車から降りて、そのバスケットボールを僕達と同じ年代の人達がバスケをしていて、ボールがここまで転がりこんできたみたいだ。


「あっ、ありがとう、君達」


 それは男の子だった。それに何人か五人でバスケをしているみたいだ。


「ねえ、良かったら君達も僕達とバスケットしない?」


 面白そうだと小百合さんは言って、僕達はバスケットをする事になったのだった。


 ドリブルをする少年。そしてバスケットゴールに近づくと、少年はボールを投げ込んだ。そしてボールはゴールに吸い込まれるように入っていった。


 僕と小百合さんは「「おおーー!!」」と言って拍手をした。


「ねえ、純君、この人達とバスケしようよ」


 その五人の中に女の子が三人居て、男の子が二人居た。


 実を言うと僕も小百合さんもバスケをしたことがなかった。


「ねえ、バスケってどうやるの。とりあえず、あのネットの中に入れるのは分かったけれど、ドリブルしながら走行するんだよね」


「そうだよ」


 そう言って少年は三メートル離れた場所からシュートをした。


 するとボールはネットに吸い込まれるように入っていった。


「ねえ、純君、この人にバスケのやり方を教えて貰おうよ」


「そうだね。ねえ君達はどこの小学校に通っているの?」


「北小だけど」


「そう言えば自己紹介がまだだったね。俺は笹森剛。気軽に剛って呼んでくれよ」


「で、そこの女の子三人と男の子一人は?」


 髪が長くて栗色をした女の子が「私は麻美って言うんだ」そう言って、剛君が持っているバスケットボールを奪って、四メートル先にあるバスケットゴールに向かってシュートを放つ、するとボールはゴールに吸い込まれるように、入っていった。


 小百合さんは「女の子でも出来ることなんだ」と小声で言っていた。


 どうやら僕も小百合さんもバスケットに興味を持ち始めた。


 バスケットゴールはここはバスケットのコート内か?向こう側にもバスケットゴールが設置されている。


 小百合さんは「ねえ、麻美ちゃんって言うんだっけ、もし良かったら私にバスケ教えてくれないかな?」


「良いよ。まずはドリブルの練習からだね」


「ドリブルの練習か」


「あなた、何て名前なの?」


「高岡小百合と申します」


「バスケはやったことがあるの?」


「バスケは知っているけれど、やったことはありません」


「じゃあ、まずはドリブルしながらシュートの練習をしていこう」


 そう言って麻美ちゃんと小百合さんは向こうのバスケットゴールまで走って行った。


 まるで二人は中の良い姉妹の様に見えた。


「君は誰に教わりたい?」


 と話しかけて来たのが、赤い髪に短髪で黒いスパッツを着ていて、上には白い体操着の様な物を着ている。


「君は名前は?」


「あたしは赤坂凛、気軽にみんな凛ちゃんって呼んでいる。君の名前は?」


「僕は高橋純と言います。以後よろしく」


「そんなに畏まらなくても良いよ。君の事は純君って呼んで良いかな?」


「好きなように呼んでくれても良いよ」


「とりあえず初心者はドリブルとシュートの練習に限るな。とりあえずあたしとワンオンワンで勝負してみない」


「そんな、初心者の僕が君に勝てるわけがないじゃないか!」


「とりあえずあたしがオフェンス、君がデフェンスね」


「オフェンスって何?それにデフェンスって?」


「あちゃ、そこからか。まあ良いよ。初心者は初心者らしく手を抜いてあげるから」


 そう言われて僕は安心した。


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