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子供になったお母さん  作者: 柴田盟
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思いがけない告白

 僕は駒木根を殺してしまった。


「おい、駒木根大丈夫かよ!」


 すると僕は警察に連れて行かれて牢屋に入れられてしまった。


 何この誰も居ないのは?「お母さん。高岡さん。みんなどこに行ってしまったのだよ」


 警察官の一人が言う。「ここは独房だよ、人を殺したのだから当然の報いさ」


 真っ暗で何も見えない、僕はどうしてしまったのだ。


 僕は独房に入れられる様な事はしたが、こんな所に入りたくない。


「お母さん!」


 と叫びながら僕は目覚めた。


 夢で会った事に僕は安堵の吐息を漏らしたのであった。


「どうしたの?純君!」


 隣で眠っていたお母さんは僕に心配の眼差しを向ける。


 僕はそんなお母さんに泣きながら抱きついた。


「お母さん。僕は人を殺したくない。お母さんはどこにも行かないよね」


「大丈夫だよ純君。純君は良い子だから、人を殺すような事をするはずがないことをお母さんが良く知っているよ」


「もし僕が駒木根の奴を殺していたら、独房に入れられちゃうのかな?」


「大丈夫。お母さんがそんな事はさせないから」


 そう言ってお母さんは僕に抱きつきながら、訴えていた。


「僕は人を殺したくない。そんな人間にはなりたくない」


「大丈夫だよ。純君にはお母さんや高岡さんがついているから、とにかく深呼吸をして気持ちを整えようか」


 僕はお母さんに言われたとおり深呼吸をついて落ち着いた。


 そうだ。僕は人を殺すような人間じゃない。僕は人を殺して独房に何て入りたくない。


 時計を見ると、午前六時半を示していた。


 そろそろ起きる時間になっていた。


 そうだ。僕にはお母さんや高岡小百合さんがついている。僕は独りぼっちではない。


 朝食を食べながらテレビを見ていると、人を殺したというニュースが飛び込んできた。


 僕はそれを見て凄く怖くなってきた。


 きっとニュースでやっていた殺した側の人間は独房と言う所に入れられてしまうのだろう。

 僕が駒木根を殺してしまったら大変な事になってしまう。


 僕は人を殺すような人間にはなりたくない。


 朝食を食べていると、ピンポーンと言う音が聞こえてきた。


 きっと高岡さんが僕を迎えに来たのだろう。


 僕は玄関に行ってドアを開くと思った通り高岡さんだった。


「高岡さんいらっしゃい」


「うん来たよ、純君」


「それと純君私の事を名前で呼んでよ」


「どうして?」


 すると高岡さんはもじもじして、「別に良いじゃない。私も純君の事を名前で呼んでいるんだから」


「じゃあ、小百合さん」


「うん。合格だよ、純君」


 そこでお母さんがやってきて「とにかく小百合ちゃん。玄関で待つのも何だし、部屋に上がっておいでよ。暖かいコーヒーミルクをご馳走するから」


「はーい」


 と返事をする小百合さん。


 何で僕が高岡さんの名前を呼ばなくてはいけないのか分からなかった。


 また僕の事をからかったりしないだろうか?


 でも小百合さんにからかわれても別に嫌な思いをするが、小百合さんの事を憎めないんだよな。


 とにかく僕は一人じゃない。小百合さんやお母さんだって居る。それにお母さんは僕達と同じような小学生の体型になってしまっている。


 さて朝ご飯も食べたことだし、そろそろ学校に行かなくてはいけない。


 学校に行く前に小百合さんが居るにも関わらず、お母さんは僕のホッペにキスをするのであった。


「じゃあね、純君行ってらっしゃい。それと高岡さん、純君の事をお願いね」


「分かりました」


 学校に行く途中高岡さんは今日もお洒落な服装をしていた。白いカーディガンに下はベージュのスカートはいていた。


 そんな小百合ちゃんの姿を見てみると、僕は何かドキドキしてきた。


「どうかな?純君。この私の今日の服装は?」


「似合っていると思うよ。とても女の子らしいと思うよ」


「本当に!?」


 瞳をキラキラと輝かせながら僕にそう訴えて来た。


 今日の小百合さんは凄くご機嫌だった。


 学校に到着して、クラスに入ると、みんな僕と小百合さんの事を避けているような気がした。


 まあ、それで良いのかもしれない。


 みんな僕の事を恐れて居るのだろう。


 ちなみに駒木根はこちらを向いては来なかった。


 昨日駒木根の奴を半殺しにして正解だったのかもしれない。


 でも本当に僕は昨日駒木根の奴を殺そうとした。


 そう思うと僕は自分が怖くなってくる。


 するとそんな僕に隣の高岡さんは僕の手を握ってきた。


 小百合さんの顔を見ると、本当にかわいらしい笑顔で僕の事を見ていた。


 それを見て僕はホッとする。


 担任の篠原先生が入ってきてホームルームが始まり、いつもの授業が始まる。


 国語の時間、僕と小百合さんは漢字の書き取りをしていた。


 そして給食を挟んで五時間目が終わって、小百合さんは今日も僕と遊ばないか聞いてきた。僕は断る理由もないし、僕は遊ぶ約束をしたのだった。


 とりあえず僕と小百合さんは一緒に下校して、小百合さんが僕の家に遊びに来るのだった。

 そう言えば、僕の家に任天堂スイッチがあるのを思いだした。


 今日はこれで遊ぼうと思っている。


 早速小百合さんは家にランドセルを置いて僕の家にやってきた。


 お母さんは翻訳の仕事をしているから、僕の部屋で小百合さんと任天堂スイッチで遊んだのだった。


 任天堂スイッチでは負けた方が何でも言うことを聞くと言うことになってしまった。


 僕と小百合さんは任天堂スイッチでボーリングのスコアゲームをしていた。


 小百合さんはゲームがうまくてボーリングのスコアを圧倒的につけられてしまった。


「これじゃあ、勝負にならないね」


 小百合さんは嫌らしい笑みを浮かべてそう言った。


「そう言っていられるのも今の内だから」


 僕は最終で二回のストライクを出した。


 これで三回目にストライクを出せば、小百合さんに敵う。


 負けないよ、小百合さん。


 こうして僕達は平和な日々を過ごしていた。


 ちなみに僕はゲームに負けて、ゴリラの物真似をさせられてしまった。


 そんな時お母さんがお茶菓子を持ってきてくれた。


「小百合ちゃん、こんにちは!純君とはうまくやれている!?」


「お母さん仕事の方は終わったの?」


「うん。終わったよ、だからお母さんもゲームに混ぜて貰おうかなって考えていてね」


 子供体系になってしまったお母さんは本当にかわいくなってしまった。


 長い銀髪の髪を三つ編みにしている姿はとても愛らしい。


 僕はお母さんに恋をしてしまったのだろうか。


 いや、それは許されない行為だ。


 お母さんはお母さんで僕のお母さんとして見て入れば良いのだ。


 僕を十年間育ててくれたお母さん。


 僕はそんなお母さんの事が大好きだ。


 そんな事よりも今はゲーム中だ。


 お母さんはかなり手強い。


 お母さんは昔エースゲーマーと呼ばれるほどの強者だと聞いていた。


 現にボーリングゲームでは満点の三百点をたたき出した。


 さて、お母さんが勝ったんだから二人には何をして貰おうかしら。


 するとお母さんは口元を指に当てて、「ねえ小百合ちゃん。純君の事好き?」


「何を言っているのお母さん。それはマナー違反だよ。ゴメンね小百合さん。お母さんが変な質問して」


「私は純君の事が大好きだよ」


 聞き間違いじゃないだろうか?小百合さんは僕の事が大好きと言った。


 心臓が飛び跳ねそうな気がしてきた。


「純君は小百合ちゃんの事が好き?」


 次にお母さんは僕に質問してきた。


 僕は何て言ったら良いのか分からなかった。


「早く純君、返事をして上げなさいよ」


 小百合さんはどうしてしまったのだろう?顔を真っ赤にさせて居る感じだった。


「僕は・・・・」


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