表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/17

第十七話


「蓮哉くん強くなったねー」

 

 お爺さんが俺の落とした竹刀を拾って近づいてくる。

 俺はそれよりも、先程からとても手が痺れている。

 竹刀を弾き飛ばされた衝撃が強すぎたのだろう。

 

「いえ、まだまだです」

「そうかな? まぁそうか。最低でも私が死ぬ前に超えて欲しいものだ」

「はは、頑張ります」

 

 死ぬ前に、か。

 いや、お爺さん何歳だよ。多分60歳は超えてるだろ。それなのになんで身体が衰えてないんだ……。

 

「あぁ、そうだ。私の『ステータス』? を見るかい?」

「あ、はい! 見せてください!」

「おぉ、めっちゃ気になります!」

「私も、お爺様の『ステータス』気になります」

 

 あんなに早い動きが出来たりできるお爺さんのステータスはとても興味深い。

 今後の参考にもなるだろう。

 

「それで、その『ステータス』? ってどうやって見せるのかな?」

「えーと、『ステータス』を見たいと思えば、目の前に『ステータス』が現れますよ。ちなみに、それは他の人には見えないので紙に書いてください」

 

 奏がいつの間にか紙とペンを持ってきている。

 それをお爺さんは受け取って、紙に書き始めた。

 

「こんな感じだよ」

 

────────────────

名前:天野 吉蔵

年齢:68

種族:人間

職業:無職

 

Lv.4

HP:1250

MP:250

SP:140


STR:45

VIT:36

DEX:31

AGL:35

INT:36

LUK:61


スキル

・剣術 Lv.5

・槍術 Lv.4

・弓術 Lv.4

・格闘術 Lv.3

・気配察知 Lv.4

・危機察知 Lv.2

・瞬歩 Lv.2

・身体強化 Lv.3

・身体制御 Lv.2



ユニークスキル

なし


魔法

なし


称号・加護

・武術の達人


────────────────

 

 お爺さんからステータスを書いた紙を見せてもらうと、とてもスキルが多いのに目がいった。

 

「スキル、多いですね」

「あー、剣術とかは分かるんだけどね。下三つのスキルのことは分からないよ」

 

 えーと、下三つって言うと『瞬歩』『身体強化』『身体制御』か。

 

「『瞬歩』ってあの急に目の前に現れたやつじゃないですか?」

 

 あの時はマジでビビった。

 急に消えて、目の前に急に現れるし。

 あれが瞬歩なのだろう。

 

「あれはただ移動しただけなんだけど……『瞬歩』って言うのか」

「ただ移動しただけですか……こっちからは消えたかと思いましたよ」

「それよりも、『身体制御』や『身体強化』も気になるね」

 

 『身体制御』は名前からして身体を思った通りに動かせるスキルだと思うけど、『身体強化』は身体を強くさせる?

 あ、そういえばお爺さんはステータスが俺よりも下なのに力で勝ってたよな。

 

「多分、『身体制御』は身体を上手く使えるスキルで、『身体強化』は身体を強化するスキルだと思います。実際、俺とかステータス値がほとんど三桁ですし」

 

 てか、よく考えてみると俺のステータス三桁あるのになんで負けたんだよ。

 『身体強化』ってそんなに強いスキルなのか?

 

「そうなのか……そうだ、蓮哉くんのステータスも見せてくれないかな?」

 

 そういえば、英司さんたちを助けてから見てないな……見るついでに見せてみるか。

 

「はい、いいですよ」

 

 ステータスを表示するように念じ、出てきたステータスを見ると同時に紙に書く。

 

────────────────

名前:上村 蓮哉

年齢:17

種族:人間

職業:冒険者 Lv.3

 

Lv.12 (1up)

HP:1000【+100】 (100up)

MP:6850 (550up)

SP:50


STR:113【+10】 (11up)

VIT:87【+10】 (7up)

DEX:159【+10】 (18up)

AGL:172 (19up)

INT:116 (12up)

LUK:87


スキル

・速読 Lv.2

・調理 Lv.3

・記憶 Lv.1

・斧術 Lv.3 (1up)

・身体強化 Lv.2

・気配察知 Lv.2 (1up)

・危機察知 Lv.1

・麻痺耐性 Lv.1

・ストレス耐性 Lv.2 (1up)

・直感 Lv.2 (1up)

・剣術 Lv.2 (new)

 

ユニークスキル

なし


魔法

・無属性魔法

・火属性魔法

・土属性魔法


称号・加護

なし


次のレベルまで残り250経験値

────────────────

 

 うん、順調に上がってるな。

 それに、スキルの数も増えた。

 だが……やはりスキルのレベルが高くないとあまり意味ないな。

 

「はい、これが俺のステータスです」

 

 書いた紙をお爺さんに渡すと、それをじっくりと見られる。

 なんだろう、なんか恥ずかしいな。

 

「蓮哉くん、めっちゃ強いじゃないか」

「そうですか?」

「少なくとも、私に『身体強化』が無かったら力で負けていただろう。まぁそれでも技術では勝つんだけどね」

「はは、確かに。勝つイメージがありませんし」

 

 まぁ魔法を使えば別なんだけどな。

 技術はどうにも出来ない。でも、これからお爺さんに教わって上手くなれる。

 

「さて、蓮哉くんの『ステータス』も見せてもらったし、『職業』とか『魔法』について教えてもらおうか」

 

 

 

 

総合評価が500ポイント越えました!


皆さん、ありがとうございます!


これからもよろしくお願いします!


ブックマークや評価をまだしていない方はよろしくお願いします!


感想や誤字脱字の報告も待ってます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ