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第一話

ども、時雨煮雨です!

まずは「地球、異世界化!?」を開いてくださりありがとうございます!


えー、前に書いていた「地球、遂に大型アプデ実装!?」は完結の見通しがないため、改稿して一章で終わらせたいと思います。


なので、これからは「地球、異世界化!?」をお楽しみください!


え?タイトルが似てるって?そんなことは気にしない!


「兄さん起きて」

 

 妹の(かなで)に起こされ、俺は意識を少し覚醒させる。

 枕元にあるメガネをかけ、スマホを寝ぼけながら見てみると、今日は8月1日の時刻は11時ちょい過ぎくらいの時間だ。

 徹夜でゲームしてたから寝てたのは……三時間くらいか。

 

「もう少し寝かせて……」

「兄さん、今から男友達と遊びに行くから留守番よろしく」

「え!? なんだって!?」

 

 奏から男友達という単語が出てくると、一気に目が覚め、布団から飛び起きた。

 

「嘘、ホントは女の子。おかげで目が覚めたでしょ?」

「あー良かったー」

「一応昼ごはんは冷蔵庫に入れてあるから」

「りょーかい」

「じゃ、もう行くから」

「いってらっしゃい」

 

 奏を見送ると、俺はベットから降り、パソコンへと向かう。

 

「はぁ、奏のおかげで目が覚めちゃったしゲームやるかー」

 

 ゲーミングチェアに座り、机の上にあるデスクトップを起動させ、昨日途中で終わったゲームを再開する。

 

 

 

 

 

 

 ゲームをしばらくしていると、腹が空いてきたので時間を見てみると、ちょうど12時になったところだった。

 今はゲームのクエストの真っ最中だしこれが終わったら食べよう。そんなことを考えていると、突然デスクトップの電源が落ちた。

 慌ててコンセントが刺さっているか見るが、しっかりコンセントはささっている。

 

「……は? 嘘だろ、なんでいきなり電源消えるんだよ」

 

 まさか停電か? まだセーブしてなかったのに一からやり直しかよー。

 一人愚痴っていると、いきなり目の前に変なガラスのようなもので出来た板が現れた。

 それには、よく見ると何か文字が書かれていた。

 

 

────────────────

名前:上村(かみむら) 蓮哉(れんや)

年齢:17

種族:人間

職業:無職

 

Lv.1

HP:100

MP:1000

SP:100


STR:12

VIT:9

DEX:11

AGL:13

INT:11

LUK:87


スキル

・速読 Lv.2

・調理 Lv.3

・記憶 Lv.1


ユニークスキル

なし


魔法

なし


称号・加護

なし


次のレベルまで残り2経験値

────────────────

 

「なんだこれ、ステータス?」

 

 ガラス板の文字を見てみると、俺の名前が書いてあったり、HPとかMPとか書いてあったり、俺の知っているゲームのステータスだ。

 俺がそのガラス板――これからはウインドウと呼ぶ――から目線を逸らそうとするがウインドウはその動きにしっかり着いてくる。

 

「えー、ほんとにこれが俺のステータス?」

 

 スキルは『速読』『調理』『記憶』しかなくて戦闘系のスキルなし。魔法もなしでユニークスキルもなし。

 

「まぁそれは後で考えるとして……これどうやって消せばいいんだ?」

 

 その瞬間、俺の目の前にあったステータスは消えた。

 なるほど、消したいと思うと消えるのか。

 てか、めっちゃ腹減ってきたな。これは後で考えるか。

 

「さて、これについては飯食べてから考えるかー」

 

 そうして、一階に降りてリビングへと行く。

 リビングのテーブルの上には奏が用意したと思われるラップで包んであるご飯と生姜焼き、味噌汁が置いてあった。

 

「そう言えば、奏にもステータス現れたのかな」

 

 聞いてみようと思い、ポケットに入れたスマホを取り出してSNSで奏に連絡してみようと電源を付けるが、画面は暗いままだ。

 

「え、まさかスマホの電源もつかないのか?」

 

 まじかよ、これじゃあ奏に連絡できないじゃん。てか、どこ行くかも聞いてないし……。

 

「とりあえず、飯食うか」

 

 ご飯などからラップを外し、ご飯を食べる。

 うん、奏の作る料理はやっぱ美味しいな。

 

 

 奏の料理を楽しんでいると、玄関のドアが開いた音が聞こえた。

 

「お、奏帰ってきたかな?」

 

 それにしても早かったな。まぁスマホもつかないし電気もつかないしで帰ってきたんだろ。

 

 そう思って食事の続きをしていると、突然リビングのドアが大きな音を立てて開いた。

 

「ん? なんだ……!!」

 

 そちらを見てみると、赤く濡れた棍棒を持ち、緑色の身体で子供くらいの身長の人型の生物がいた。

 

 なんだコイツ、明らかに地球上の生物じゃないだろ……見た目からしてゴブリンみたいだけど……。

 

 そんなことを思ってゴブリンを見ていると、こちらに気づいたのか棍棒をこちらに振りかぶってきた。

 

「うおっ! 危な!」

 

 急なことに驚いて少し固まってしまったが、なんとか横に回避出来た。

 しかし、回避したおかげで俺の食べていた奏が作ってくれた昼飯が、棍棒によってぐちゃぐちゃにされていた。

 このゴブリン、奏が作ってくれた昼飯を……許さん。

 

「しかし、棍棒を持ってるゴブリンを攻撃できる武器とか家にないぞ……」

 

 あるとしたらキッチンにある包丁とか、その辺に置いてある金が満杯に入った貯金箱とかいう鈍器とか……あとは庭の倉庫にキャンプの時に使う少し小さめの薪を割る用斧があるな。

 

 しかし、今はそれを取りに行くのはできない。目の前には棍棒を構え直したゴブリンがいる。

 

「これ、どうしようかな……」

 

 

読んで頂きありがとうございます!

こちらの方は頑張って完結させますのでよろしくお願いします!


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