表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で復讐者が現代兵器を使うとこうなる   作者: 往復ミサイル
第五十二章 鉄のカーテンの下で
702/744

魔王と傀儡


 テンプル騎士団のルーツはモリガンの傭兵たちである、というのは有名な話である。


 世界各地で力を悪用し、人々を虐げていた転生者。そういった連中を狩るのがモリガンの存在意義であり、メンバーは対転生者戦闘のエキスパートばかりであったという。それがテンプル騎士団の原点であり、その技術は現代まで受け継がれている。


 こんな事を言っては元も子もないし、今まで積み上げてきた努力は一体何だったのかという話になってしまう暴論なのだが―――ぶっちゃけ、化け物を相手にする時はこっちも化け物をぶつけるのが一番手っ取り早く、尚且つ損害も最小限で済むのである。


 小規模なギルド同士の小競り合い程度であれば、それでもいいだろう。


 しかし、テンプル騎士団という組織が段々と大きくなっていくにつれて、そうも言っていられなくなった。今までの”化け物には化け物をぶつける”というドクトリンではやってられなくなったからだ。


 軍隊が一番欲しがるのは『最強だが代えの利かない力』ではない。『それなりに性能が高く、いくらでも代えが利く力』だ。


 戦闘で損害ゼロ、というのはまず有り得ない。どんな戦場であれ味方の血は流れる。もしそんな戦場で切り札となる最強の兵器を喪失してしまい、代えが利かないという事になったら、今まで通りの軍事行動が出来なくなってしまう。


 喪失を恐れて出し惜しみばかりする事になってしまったら、それこそ大和型戦艦の二の舞だ。


 だから軍隊では喪失も計算の内に入れ、代えが利く兵器を好む。


 テンプル騎士団はそういう面も徹底していると思ったのだが……どうやらそうではないらしい。


 レティクルの向こうに映っていた女性兵士が今の狙撃を回避したのを見て、俺はそう思った。弾丸を避ける、というのは本当のバケモノがやる芸当だ。常人では当たり前だがまず無理な話である。


 フランス製スナイパーライフルの『PGM 338』の一撃が外れたのを見て、まあそうだろうな、と思いながらボルトハンドルを引いた。標的であった女性兵士の眉間を捉える筈だった.338ラプアマグナム弾の薬莢が虚しく飛び出し、キンッ、と透き通った音を奏でる。


 パチッ、パチッ、と近くで弾けるような音が聞こえてくる。枯れ枝を踏み折る音にも似た、弾丸の着弾音。当たっている場所は狙撃ポイントのすぐ近くで、まだこっちを捕捉していないとは思えない程正確な反撃だった。


 狙撃の察知と回避からの、間髪入れぬ反撃。この一連の流れだけでも敵の練度の高さが伺えるというものだ。


「アルファ2よりアルファ1、外した」


『了解、想定内よ』


 アルファ1―――マルタからの冷静な返答を聞きながら、予め決めておいた次の狙撃ポイントへ。着弾の音がどんどん遠ざかっていくのを聞いている限りでは、敵はまだ俺があそこに居ると考えているらしい。


 できればそのまま気付いてくれるな、と祈りながら、スナイパーライフルを抱えて姿勢を低くしながら走った。廃工場の周囲に積み上げられたスクラップの山を迂回し、停止したまま放棄されたベルトコンベアを飛び越えて、プレス機の影へと滑り込む。


 シュパパッ、と味方がセトメ・アメリ機関銃を掃射し、スペツナズに5.56mm弾の雨を射かける。サプレッサーで銃声を軽減されたそれは、随分と静かに、けれども獰猛さを維持したまま飛翔し、敵をスクラップ置き場の辺りに釘付けにしてしまう。


 スペツナズの人数は8人、テンプル騎士団基準では1個分隊。たったそれだけの戦力で舐められたものだ、とは思わない。むしろこっちを潰すためによく8人も出してきたものだ、と称賛すらしている。


 それに対しこっちは16人、2個分隊。数だけで考えれば2倍だが、個々の練度を考慮するとこれでも足りない。せめて3個……いや、4個分隊は無いと確実な撃破は期待できないだろう。


 とはいえ、こっちが全く不利とは言い難い。


 前回は火山地帯での戦闘で、周辺への被害というのを考慮する必要が無かったからこそ、テンプル騎士団側は迫撃砲とかグレネードランチャーのような重火器を惜しみなく投入する事が出来た。しかし、今回は違う。今回は中立国ヴァルツ、しかもその首都郊外の廃工場。誰も寄り付かない人気のない場所とはいえ、近隣には居住区もある。爆発物を使って交戦が明るみに出れば、テンプル騎士団もアナリアもただでは済まないだろう。


 だからテンプル騎士団は、あの過剰な火力が使えない。それはこっちも同じだけど、かなり条件としてはこっちに有利な筈だ。


 二脚バイポッドを展開し、錆び付いたまま放置されているフランジ付きの配管の上にバイポッドを立てる。ライフルを安定させつつスコープを覗き込み、レティクルを敵兵に重ねる。


 私服の上にチェストリグ、ボディアーマーの類は一切無し。破片や銃弾から身を守ろうというより、余計な装備を削ぎ落して空いたキャパシティを全て攻撃に割り振っているかのような、かなり極端な装備だった。頭に被っているのもヘルメットではなくベースボールキャップやニット帽だったりと、チェストリグにポーチ、ライフルにホルスターさえ外せばごく普通の服装にしか見えないものばかり。


 火山で見た時もそうだった。テンプル騎士団スペツナズというのは、特殊部隊とは思えない程攻撃的な連中だ。


「―――」


 息を止め、意識を標的に集中させる。標的に選んだのは、サプレッサー付きのRPK-203で物陰から依託射撃している、やけに筋骨隆々の巨漢。一瞬キールじゃないかと思ったが、違う。あの男特有の重々しく冷たい威圧感は感じない。


 まあいい、どんな化け物でも眉間に一発お見舞いすれば死ぬのだ。


 まずは1人。確信しながら引き金を引いた。


 その寸前だった。傍らにいた別の兵士がその巨漢の身体を思い切り蹴り飛ばし、射線上からかなり強引に退避させてしまう。


「……」


 邪魔さえなければ、1人は殺っていた。


 ボルトハンドルを引き、レティクルを覗き込む。


 十字型のレティクルの向こうに映ったのは、”あの男”の顔だった。獅子を彷彿とさせる跳ねた金髪に、口周りを覆う無精髭。眼光は鋭いものの、どこか冷たく虚ろな感じに思える。


 キールだった。戦闘中であるにもかかわらず、部下の危機を察して駆けつけたとでも言うのだろうか?


 聞く話では、あの男の部隊ではウェーダンの悪魔(先代)の頃から未だに戦死者ゼロを堅持しているという。負傷者ゼロとはいかないようだが、未だに人員の損失が無いという事は、それだけ指揮官が優秀だという事に他ならない。


 レティクル越しにキールと目が合った。スコープのレンズ諸共右目を撃ち抜かれたかのような錯覚と共に、背中に冷たい感触が迸る。


 ―――今度は火山の時のようにはいかない。


 逃げ回るのが精一杯だったあの頃とは違うのだ―――それを見せつけてやる。













 機械には機械の強みがある。


 機械に人間ほど頻繁な休息は不要で、休まずとも延々と作業を続けられる。高性能なコンピュータは難解な計算を一瞬でこなし、我々人間にそのシミュレーション結果を提供してくれる。


 その恩恵は、戦時中からよく理解していた。機械もなく、紙とペンで敵と味方の位置を描き込みながら指揮するよりも遥かに素早く、正確。自動装填装置の採用は戦車兵たちの負担―――野戦整備はその限りではない―――を和らげ、無人機の登場は人員喪失のリスクを過去のものとした。そのありがたさは、そして機械の力は、前線で戦ったことのある兵士であれば誰でも理解している。


 だが―――だからといって、何でもかんでも人間を機械に置き換えるのは誤りだ。


 今、私はそれを実証している。


『―――』


 手にしていたハルバードを回し蹴りの一撃でへし折られた戦闘人形オートマタが、バイザーの奥から漏れる紅い光を、まるで困惑しているかのように点滅させている。そんな筈はない、データと違う。もし相手に言語を話す機能があったらそんな言葉が漏れていたのだろうか。


 折れた得物を投げ捨て、腰に下げていたショートソードへと手を伸ばす戦闘人形オートマタ。後方に飛び退きつつ得物を引き抜く仲間を支援するべく、他の戦闘人形オートマタたちもこっちに突っ込んでくる。


 彼らの戦闘データのモデルには力也のものが使われている、と聞いている。戦い方だけでなく思考パターンも力也のそれで、彼らは量産された力也(私の夫)のような存在だ、と。


 ―――この程度で?


 空中から急降下しつつ、鉤爪を交差させてX字に切り裂こうとする戦闘人形オートマタ。その一撃を、私は敢えて受け止めた。ガギュウンッ、と装甲板にナイフを突き立てるような無機質な音が構内に反響し、怪物の咆哮のように連鎖する。


 メモリークォーツを使った鉤爪でも、キメラの外殻を切り裂くには至らぬか。


「む」


 ギチッ、と鉤爪が私の腕をがっちり抑え込んでいる事に気付いた。切り裂けぬのならば、というせめてもの抵抗―――などというつまらん判断を機械がするわけがない。プランAが失敗したからプランB、という機械的な思考によるものだろう。


 予想通り、身動きを封じられている隙にフレイルとロングソードを手にした個体が左右から飛びかかってきた。


 全身を外殻で覆えばやり過ごせそうだとは思うが……斬撃はともかく、打撃は少々危ういかもしれない。かつてメイスやフレイルといった鈍器が隆盛を迎えたのも金属製の鎧の普及によるものだと聞いている。硬い相手には打撃、そういうことだ。


 理性的な判断以外にも、ちょっとばかり自分の矜持プライドが絡む理由もある。


 ―――やられっぱなしは性に合わない。


 右手に持ったハードボーラーの銃口を、眼前で鉤爪を使って腕を抑え込んでいる戦闘人形オートマタの顔面に押し付ける。バイザーの隙間に銃口が来るように押し付けたまま、何度も何度も引き金を引いた。


 1発、2発。スライドが後退し、.45ACP弾特有のキツい反動と重々しい銃声が轟く。薬莢が薬室から躍り出る度に、びくり、びくり、と戦闘人形オートマタの身体が痙攣するのが分かった。


 ギギッ、と関節の軋むかのような金属音。センサー部を破壊されるのは軽度の損傷とは言えないようで、戦闘人形オートマタの挙動に機械らしからぬ”迷い”が見えた。どうせ、今の損傷は無視できないから離脱するべきか、それとも仲間が攻撃を終えるまでこのまま耐えるか、どちらがより合理的な判断なのか決めかねているのであろう。


 まあ、どちらでも良い。


 離れたなら離れたで仲間を狩りに行くし、このまま耐えるなら壊れるまでぶち込んでやるところだ。


 さあ、どうする木偶人形?


 薬室から飛び出た薬莢が5つ目を数えたところで、左腕が自由になった。頭部にあるセンサーの損傷が許容範囲外に達しつつあったようで、鉤爪を装備していた戦闘人形オートマタが脱兎のごとく後方へ飛び退く。


 ハードボーラーを投げ捨て、そのまま踏み込みつつカランビットナイフを抜いた。かつてのレリエルの得物を加工し、それを力也が愛用した1本のナイフ。そのグリップにあるリングに人差し指を通し、姿勢を低くして逃げた戦闘人形オートマタを追った。


 最初は他の3体を狩るべきだと考えていたが、敵の方が数的に有利であることを考慮すると、やはりまず最初に敵の頭数を減らしにかかるのがベストだ。敵が減ればそれだけ意識を向ける対象が減り、戦いが楽になる。


 後退する戦闘人形オートマタに追い付き、外殻で覆った左腕を突き出した。獣の牙のように鋭い指先が、騎士の甲冑を思わせる木偶人形のバイザーに深々と食い込む。


 慌てて鉤爪で私の喉を切り裂きに来るが、爪が肌を割くよりも先に、その表面を黒い外殻が覆い尽くした。キメラの外殻を穿つのであれば、戦車砲でも持ってこなければ話にならない。それか外殻の繋ぎ目を正確に狙うかのどちらかだ。


 左手で戦闘人形オートマタの頭を押さえつけ、そのまま首をナイフで跳ねた。


『―――』


 堅牢な防弾フレームで覆われている筈だったが、何も手応えは感じなかった。まるで水面でも切り裂いたのではないか、あるいは空振りしてしまったのではないかと不安になってしまうほどの手応えの無さ。しかし、飛び散る半透明の紅い人工血液が、戦闘人形オートマタに致命的な損傷を与えたことを教えてくれる。


 ごろりと戦闘人形オートマタの頭部が転がり落ち、人間とはまるで異なる、人工筋肉や人工骨格の断面が露になる。


 首無し騎士(デュラハン)のような姿になったそれを思い切り蹴飛ばし、止めを刺す。


 一息つく暇はない。後方から2体、そして今しがた戦闘不能となった1体の後方から、残った3体の戦闘人形オートマタが仲間の仇討ちと言わんばかりに猛然と突っ込んできたからだ。


「ふん」


 身体を大きく右へと傾け、後方から迫っていた戦闘人形オートマタのフレイルの一撃を回避。鎖で繋がった鋼鉄の筒が頬を掠める。スパイク付きの得物だ。あんなので殴られたら皮膚がズタズタになる。


 身体を傾けたまま左手を床につき、右足を床すれすれの高さで振り回す。キメラの外殻で覆われた脛を正面から突っ込んでくる戦闘人形オートマタの足にぶち当てた。願わくば足をへし折ってやれれば良かったのだが、残念な事に防弾フレームを大きく歪ませる程度にとどまったらしい。


 それでも歩行には深刻な支障が出たようで、人間でいう脛の部分を粘土細工のように歪ませたまま、黒い騎士の姿をした傀儡が崩れ落ちる。


 奴の手から零れ落ちたショートソードを拾い上げ、それを頭部のバイザーの隙間目掛けて思い切り突き立てた。全体重を乗せた重い刺突は網目状のバイザーをあっさりと穿ち、その奥に眠るデリケートなセンサー類を刺し貫く。


 これで2体。


 ショートソードから手を離し、大きく跳躍。駅のホームの天井に両足をつき、思い切り蹴って急降下。


 狙いを定めたのは、フレイルを振り回して迎え撃つ構えを見せる戦闘人形オートマタ


 迫り来る剛速球を狙うバッターの如く構える戦闘人形オートマタだったが、そのまま素直にホームランと化すつもりはない。


 振り回して勢いを付けたフレイルを薙ぎ払う戦闘人形オートマタ。直撃すれば装甲車すらへこみかねない勢いのそれへ、外殻で覆った左腕を伸ばす。


 ガギュッ、と金属的な重い音と共に、黒い外殻で覆われた指が舞った。中指と小指が衝撃に耐えかね千切れ飛んだようで、脳へと何とも言い難い激痛が駆け上がってくる。


 が、目的は果たした。


 勢いを殺したフレイルに左腕を絡ませて勢いを封じ、至近距離へ潜り込む事に成功したのだ。


『―――』


 左手で殴りかかろうとするが、もう遅い。


 こっちはもう、魔力の充填を済ませている。


「―――弁えろ、傀儡めが」


 次の瞬間、紫色の細い閃光が戦闘人形オートマタの頭部を貫き、後頭部にまで風穴を開けて、後方にある天井の時刻表までもを射抜いていた。


 『覇者の眼光』と呼ばれる、闇属性の魔術の一つだった。魔術師の目に魔力を充填させ、目で見ている対象へと魔力レーザーを放つという一風変わった術だった。分かりやすく言うと”目から闇属性のビームを撃つ術”である。


 さすがに戦車を破壊する威力はなく、距離による魔力減衰も激しいため近距離射撃に制限されるが、照準が視界と連動している事と、重力の影響を受けず直進するというメリットからなかなか使い勝手のいい魔術である。


 分類は対人魔術か対物魔術。この辺は使用者の素質に左右される。


 指の再生を終えると同時に、ぐらり、とフレイルを持っていた戦闘人形オートマタが崩れ落ちた。


 残るは1体。


 振り向くと同時に、ゴウッ、と黒い刀身が顔面に迫っていた。ロングソードを手にした残りの1体の、全体重を乗せた本気の斬撃だった。


「甘いわッ」


 両腕を外殻で覆い、振り下ろされてくる刀身を真剣白刃取りで受け止める。ギャギャギャッ、と掌の中で火花が散り、まるで旋盤で金属を削っている時のような、焼けた金属の臭いが鼻腔を射抜く。


 削れたのが刀身か、それとも私の掌かは定かではない。


 力を込めて両手を捻る。バキンッ、とロングソードの刀身がへし折れ、黒い破片が宙を舞った。


 舞い散る黒い刀身の破片、その切っ先の部分を掴み、未だ十分な切れ味を残すそれを戦闘人形オートマタの喉元へ突き立てた。魔力配管や人工血管を貫いたようで、緑色の煙にも似た魔力と半透明の人工血液が溢れ出る。


 丸腰になってもなお抗おうとする戦闘人形オートマタ。しかしそこからは、人間らしい執念は感じない。あくまでも機械的判断、予め組み込まれたプログラムと思考パターンに基づいた行動でしかないのだ。


 これだから機械には魂が無いように見えてしまう。


 遠慮なく、喉元に突き刺さっている破片を右の拳で思い切り殴りつけた。折れた剣の切っ先が更に深くめり込んで、脊髄にも似たユニットを穿ち、反対側からその切っ先を覗かせる。


 モーターが減速するような重々しい音を奏で、バイザーから漏れていた紅い光が完全に消えた。


 動かなくなった戦闘人形オートマタを退け、周囲を見渡す。


 ローラントは……あの男は、いつの間にか逃げおおせたらしい。もうどこにも、あの狡猾で思慮深そうな男の姿は見当たらなかった。


 戦果は戦闘タイプの戦闘人形オートマタ4体のみ、か。まあいい、上々だ。


「フォボス、聞こえるか」


『こちらフォボス、どうぞ』


「……”通信”は拾えたか」


『はい、確認しています。現在技術班が解析中』


 とりあえず、最低限の目的は果たせたらしい。


 手ぶらで帰るよりは遥かにマシだ……あわよくば、ローラントの首も欲しかったところだが。


 すっかり暗くなった廃駅のホーム。幽霊でも出てきそうな不気味な空間の中で、私はそっと煙草に火をつけた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ