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かつて最強と呼ばれた男は前世の知識と共にTSお嬢様を満喫するようで  作者: 赤木林檎
第1章 幼児編

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第16.9話 幕間の間 暇ですね

お読みいただきありがとうございます。


二回連続で番外編するなっって話なのですが、まあ一個前のは番外編にしたら情報が重要すぎるし、できれば許していただきたいです。


安心してください、今回は本当の本当に番外編です。タイトルの通り暇をつぶすキャラたちの話です。

『あのさぁ君、夢の中だから多少嘘ついてもいいよ、全然そんなことを気にするほど神様は怒りん坊じゃないさ』

「はあ……」


 その日の夜、正確にいうと夢の中でステラは神様と出会った。


 ステラは、普段はペンダントを棚の上に置いて寝る。なぜなら、うっかり神様とトークタイムに陥ってしまうと面倒だからである。日中ならば現実世界を優先すれば無視できるのだが、夢の中で干渉された場合逃げにくい。


 ただ、今日はついつい手に持ったまま寝てしまったそうだ。


 そして、神様はまたも何か呆れている様子である。


「もしかして、神様、怒っていらっしゃいます?」

『いや、全く。怒ってはいないよ。ただ、君の偽りだらけの夢の中で、私を殺すのはやめてもらいたいなあと思っただけだよ』

「あ、はいすみません」


 暇な神様は今日もステラを眺めている。


――――――――


「ふう、今日の仕事はあらかた済ませました」


 アルカは今日、書類の手続きをしていた。


 普段はステラに手を焼きっぱなしでなかなか手がつけられなかったのだが、本日はミラがみっちりと指導する日であった。そこで、アルカはミラにステラを頼んで外出することにした。役所でもらった書類をまとめたり送ったりしていたというわけである。


「これで最後っと、だいたい用はすみました。まだ時間はありますが、ちょっと早めに帰りましょうか」


 アルカはそう考えつつ役所を出た。

 その数分後……


「とりあえずもう少しゆっくりしてからいきましょう」


 さも当然のように彼女はカフェにいた。


「まあいいでしょう、少しぐらいゆっくりしても」


 書類の量からして一日はかかるはずであった量である。そのため、アルカはそのくらいの時間かかると連絡してから家を出た。

 ただ、ほんの少しアルカの手際が良かったのと役所が空いていたという話だ。たまたま、偶然、運良く、なのだ。決して、けっして、図ったわけではない。


「だから、おそらく早く帰るのは失礼だろう、ええ、そうに違いない」


 ステラ様はきちんと勉強しているだろうか、とアルカは心配した。いつも真面目に聞いているから今日だけ寝ているということはないだろうが、突発的な行動を度々起こすステラである。彼女ならあり得るだろう、と少しミラに同情の念をいだきつつ、美味しいお茶をいただいた。


「お茶だけってのもあれですね……せっかくだしスイーツも食べて帰りましょう」


 ここ最近はカルトラさんがステラの家にお菓子を持ってくることがある。今日もきているのかもしれない。アルカはそのタイミングを楽しみにしており、もし今来ていたら後で少し悔しがろうとアルカは漠然と考えながらも、やはり早く帰ろうとは思えず、お菓子を注文した。

 やってきたお菓子を丁寧に口に運び、思わず彼女の顔がにやけてしまった。


「美味しい、やはりこの一品と一杯は癒されますね」


 時の流れは気に求めず、彼女は一口、また一口と食べていく。ついつい注文を増やしてしまったりと、いつも以上に大忙しだ。


 かくして真面目なメイドのアルカはたまにメイドをサボっている。






お読みいただきありがとうございます。

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