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もう1つの加茂レーシング。 ~岐阜市~

 律と光はそのまま県道を進み、道なりに進んだ先にある定食屋に入った。

 光オススメの定食屋は古くからある定食屋という感じで、20代の人間では戸惑うような購入システムとなっている。


 お昼時で店内が程ほどに込んでいる奥には小鉢などが棚に大量に並んでいた。

 並んでいる客はトレーを取り出し、200や300と書かれた数字の小鉢やおかず類の皿を乗せていく。


「社員食堂とかに似てるが、これが昔ながらのスタイルさ……値札が書かれた皿はその値段というわけだ。好きにトレーに乗せて自分なりの定食を作り上げるというわけだな」


 目玉焼き、サバの味噌煮、焼き鮭、様々な料理が棚の上に置かれている。


 ここの食堂においては、ご飯と味噌汁はおかずを1品購入すればサービスでつく。

 おかずというのが重要で、おかずに分類されるものを購入しなければならないので最低価格は300円から。


 それでもご飯はおかわり自由となっており、物価的には安い方である。


 律は目玉焼きやサラダなどやや軽食に近いカロリーの低いもので700円程度の定食を構成した。

 意外にも光もそこまでカロリーの高くないものを選択していた。


「光兄食べないんだね」


 光のメニューを覗き込んだ律は不思議そうな表情をする。


「俺はこれでもレーサーだからな。体重管理は厳しいんだよ。レース結果に影響しちまう」


 白米ではなく玄米を選んでいた光に合わせ、なんとなく律も玄米を選択した。


「あ、俺が飯代を出すよ」


 レジへと向かう光に律は声をかけた。

 居候として申し訳ないので昼食代をもとうと財布を出す。


「いらないっての」


 ブランド物の長財布を出していた光はそれを拒否した。


「えぇ……じゃあ自分のだけでも払う……」


「なーんで年長者に年長者らしい行動をさせないかな。俺が全部払うに決まってるだろ」


 そして光はそのまま律の分も払ってしまった。


 空いた席を見つけた二人はテーブル席に着席したが、律はやや複雑な表情を浮かばせた。

 ここに来たのは飯代などを工面してもらうためではないからである。

 実は律、他人の金で食べる飯が美味しいと思えないタイプの人間である。


 それも仕事の上司などでならまだしも、身内の歳の近い年長者からとなるとさらにその気持ちは増す。


「いいか律。綾華の件で、俺はお前にもお前の両親にも大きな借りがある。こんな700円程度で申し訳なさそうな態度をとらなくていい。普通に食おうぜ?」


「……わかった。いただきます」


 あまり妙な表情をするとそれはそれで光に申し訳ないので律は気持ちを入れ替えた。


「おう。お前が金について気にする事はない。借金をしたわけでもないんだから」


 光はそう言って豆腐サラダを箸でつまんで食した。



 ――その後二人は日常的な会話をしながら食事を楽しみ、定食屋を後にした。


「さてと、じゃあ帰るか……って何しようとしてる?」


「え? いやUターンさせようと思って」


 律はバイクという認識から降りた状態で取り回そうとしている。


「何を言っとるのかね君は。まずは乗りたまえ」


 光はその姿にやや呆れた表情を見せ、手でシートに着席するよう促した。


 律はとりあえず光の指示通り跨る。


「こんな巨体のバイクをそうそう簡単に押したりできるものか。こいつにはな、バックギアというとても素晴らしい機能があるのだ。三輪の状態なら車と同じに乗ればいい」


「バックギア……だと!?」


 バックギア。

 律にとっては二輪の辞書にそんなものは存在しないと思われていた存在だった。


 そんなものがあればもっと苦労せずに乗れるだろうと思え、取り付ければいいのにとCB400に対して思っていたほどである。


 そのバックギアが何とゴールドウィングにはついているのだ。


 光はバックギアの操作方法を教える。


 ゴールドウィングのバックギアはセルモーターを利用したもので、簡単に言えば踏切などでエンストをした際に車が脱出するのと同様の方法で車体をバックさせるというものである。


 車用の駐車場に正面から入り込んでいたゴールドウィングは完全に車と同じようにバックで両サイドを車に挟まれた駐車場から這い出ることができた。


「じゃ、行きと同じ道で帰るぞ」


 二人はそのまま加茂レーシングへと戻った。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 バイク屋へと戻った律は今更になってその存在を思い出す。


「あれ? そういえば綾華は?」


「朝からジムカーナの大会だ。シーズンに入ったから土日は殆どそっちに入り浸りさ。今年はA級昇格目指してるからお前にうつつを抜かしているわけにゃいかんらしい。さすがに本命はジムカーナだったようだ」


「ははは……」


 光からNo.1は自分ではないと言われた律だが、綾華にはそこまでまだ入れ込んでいないため微妙な気分となる。

 負けず嫌いなので妙な敗北感が襲うが、相手は人でもなければ物でもなく栄誉と誇りであり、何と戦っているのかわからなくなった。


「さて、じゃあ午後は俺のもう1つの店へ書類を届けてもらう。経費などお金に関する大事な書類だからな」


「わかった。CRFですぐにでも――」


「CRFは汚れまくってるし施錠できないから駄目だ。何のためにゴールドウィングを試乗させたと思ってる。本当に大事な書類だからトランクにロックかけられるゴールドウィングでなきゃ危ない」


 すぐにでも出かけようとする律に対し、光はゴールドウィングで向かうよう指示する。

 先ほど律に載せた際、律がゴールドウィングを十分に乗りこなしていたのと、書類自体がそれなりに重要で紛失できないものであったためである。


 また、この辺は昼を過ぎると土日は暴走族が蔓延るようになる。

 そこでCRFに乗って煽られ、転倒した場合などを考えると、凶悪すぎて大半の者たちが怖気づくオーラを漂わせたゴールドウィングが最適解であった。


 本当は車移動でも良かったのだが、光はゴールドウィングをもっと走らせてやりたかったのと律に大型バイクの雰囲気をもっと味わって欲しかったため、心の中でオーナーの許しを請いつつも信頼して乗せることにした。


 転倒リスクがないことから変に不安になることもない。


「ん? そういえば光兄ってもう1店舗はいつ開業したんだっけ? 俺が前に訪れた時はそんなのなかったような……」


 突然の「もう1店舗」の発言に律は戸惑う。

 綾華が久々に訪れた際にそんな話を聞かされていたが、何年か前に訪れた際にはこの店しかもっていなかったと記憶している。


 それは間違いなく最近の出来事のはずで何か妙な違和感を感じた。

 光にそういうオーナーらしいイメージがなかったためである。


 もう1店舗も持つような経営者となるとスーツなどを着込んでいそうなイメージが律の中であるからだった。


 いっつも加茂レーシングの名前が入ったツナギを着込む光にそのようなイメージは微塵もない。


「ああ、すでに綾華から聞いてるとは思うが…2年前に開業したばかりだ。 ここも結構大きいが、そっちはもっと大きいぞ。これでも経営者なのサ。あっちではコーティングやカスタマイズを中心としていて、こっちとはまるで雰囲気違うから驚くだろう。実は土日休みで今日は俺一人だが、平日はここもメカニックマン3人体制だからな。あっちはメカニック6名に社員3名の9人体制だ」


「へぇー」


 30代前半ながらすでに人生の王道ともいうべき道を行く光の姿が突然眩しくなる。

 ライト類や太陽に照らされていないにも関わらず、まばゆい光にめが眩みそうな感覚に陥った。


(早いとこ俺も仕事を見つけねばなぁ……はぁ)


 律は自分自身がやや情けなく感じ、帰ったら就職活動を再開する事に決めたのだった――。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 厳重に封がなされた書類一式が入ったかばんを受け取った律は、いつものヘルメットであるGT-Airを持ち運ぼうとする。


 その時であった。


「さて、じゃあまずはこれを受け取れ」


「ん?」


 律が光の手に目を向けると、光はマスクとゴーグル付きヘルメットを持っていた。


「ここらはこの時間帯から妙な連中が出てくる。そういうのに出くわしても話しかけられないような姿でいろ。これはリスクヘッジだ」


 律は一瞬迷ったが、特に口答えすることもなく素直にソレを受け取った。


 身に着けるとアメリカンスタイルとなり、マスクと相まってアメリカンバイクとショットガンを持ち込めば殺人ロボットがトレーラーから追いかけてくる状態から逃げるオフロードバイクの少年を助けに行くような格好となっている。


 そのまま駐車場へと向かい、ゴールドウィングのオートロック付きトップケースにバッグを押し込んだ。


 出発準備が完了するとエンジンをかける。


「操作方法は定食屋から帰る際に一通り教えたから大丈夫だよな? 俺はお前のCBへの作業の他に返却予定のレンタルバイクなどがあるから店番しなきゃならん。書類を届けるのをどうしようか困ってたんだ。助かるぜ」


 光はCRF250Rから取り外したナビをゴールドウィングに装着していた。


「俺でよければいくらでもやるよ!」


「わかってるよ。 よし、くっついた。じゃあ頼んだぞ!」


 ナビを2分ほどで取り付けてしまった光は律の背中をポンと押し、律はゴールドウィングにて光の視界から消えていった。


 向かう先は岐阜県岐阜市。

 片道約30kmほど。


 都市部を通るので渋滞にやや悩まされることになるが、それでも東京よりは渋滞しない。

 ナビの指示通り向かう先は、巨大な倉庫を店舗としたお店であった。


 律は知らないが岐阜では最大クラスの店舗容積を誇るバイク屋である。


 バイクを彩るカスタマイズ以外にもチューンUP系のカスタマイズ、塗装やコーティングも手がけ、さらに4メーカー正規取り扱いショップでもある。


 よく利用するライダーの言葉を借りれば「困ったらここに来ればどうにかなる」

 持ち込みパーツ装着も工賃で手軽に対応。


 緊急対応もお手の物。

 結果、様々なライダーが立ち寄るため土日も混雑していた。


 光は健全な経営を掲げるため、自身の店舗においては土日やや暇になる傾向があることから社員を休ませつつ、もう1つの店舗は交代させながら上手く稼動させていた。


 ほぼ毎日4人以上のメカニックマンが揃うが、日常点検からカスタマイズなどで手を休める暇はなく、かといって忙しすぎるというほどでもないのでのびのびと作業をやっている。


 丁寧な作業を心がけるよう光より厳命されており、社員教育においても徹底してバイクを丁寧に扱うよう施したことからとにかくバイクの扱い方がよい。


 そういった口コミから評判となっていった店である。


 1時間ほどかけ国道を進んだ律は岐阜県岐阜市東鶉の光のもう1つの店舗へと到着した。


 到着した律の目に入ってきたのは、光のプロデュースとは思えないカジュアルな黒い塗装で彩られた巨大な倉庫であった。


 倉庫の中には大量のバイクが展示されているのが入り口からも確認でき、右側に店舗窓口兼、受付となっている場所があることが確認できる。


 邪魔にならない位置にゴールドウィングを停車させた律は裏口といったものが確認できないので正面から入ろうとすると――。


「おや? 高村さんかオーナーかと思えば見慣れない顔が……どちら様でしょう?」


 中から50代と見られるツナギを身につけた男が近寄ってきた。


「あっ、親戚の音羽律と申します……社長に頼まれて書類を持ってきました」


 律はお辞儀をしながら自己紹介をし、その後でゴールドウィングのキーを取り出す。


 キーに付属したボタンを押すとカチョッと電子ロックが解除される。

 トップケースからカバンを取り出した律は壮年の男に手渡そうとした。


「おお、これはこれは……どうぞ中へ。今お茶を出しますので一杯飲んでいってくださいな」


 カバンを受け取った男は事務所の奥へ入れようと案内した。


「あ、おかまいなく! それよりも店の中を見学させてもらっていいですか?」


 律は店内の雰囲気の良さからしばらく見回りたくなり、そのことを申し出た。


「どうぞどうぞ。何か興味などありましたら気軽におっしゃってください」


 壮年の男はそう言うと事務所らしき場所の奥へとゆったりとした足取りで入り込んでいく。


 一方の律は正面入り口から店内へと入った。


 中は外より暗い配色の黒い色で彩られ、天井まで黒い、

 カワサキプラザと同じ仕様であった。


(そういえば確か、コーティングや塗装に気を使う所は天井が黒いとネット上で書いてたな……光兄もそこん所は当然手を抜いてないんだ……)


 律はこのように大量にバイクが展示されつつ、黒い天井である施設を見るのはここで3度目である。

 1度目はカワサキプラザ、2度目はヤマハコミュニケーションプラザである。


 両者共に「展示物に絶対の自信がある」のでそういうようなことをやっていたが、光のもう1つの店舗「KAMO Racing」は日曜ということもあり、それなりの人で賑わっている。


 入り口最奥には作業場があるが、作業場の壁なども全て真っ黒に塗装され、「本物」というイメージを律に植えつけるには十分な意匠となっていた。


 作業場では現在3人の男性がバイクを弄っている。


 展示されているバイクは中古、新車織り交ぜられておりレンタル車両もあった。

 100台以上は軽く超える量の凄まじい数のバイクが鎮座されている。


 そして何よりも律が驚いたのはカフェスペースがあることだった。

 通常の建物では3階建てに相当する高さである倉庫内の3分の1ほどのスペースは作業場や受付といったスペースとなっていたが、1Fや2Fに該当する一部の場所はカフェテリアとなっておりライダー用の衣類なども販売されている。


 受付とは別にそのような場所が設けられ、休憩室としても使える割と広い空間が提供されていた。


 航空機でも整備するかのような巨大な倉庫を店舗としたこの場所は、ライダー憩いの場でもあるのだ。

 愛車の作業中に店内にて寛ぐためのスペースは雰囲気も良く、非常に居心地がいい。


 愛車を整備している者にはコーヒーが1杯無料となるサービスを展開しており、テーブルにはスマホ充電用などに使えるコンセントが据えられていた。


 ついつい休日に立ち寄ってみたくなる雰囲気がそこにある。


 しかも驚くべきことは来客用駐車スペースが倉庫外に屋根付きで配置されていることと、カフェの看板には「雨の日サービス」なる記載があること。


 雨の日でも気軽に立ち寄って欲しいというおもてなしの精神がある。


 おまけに洗車サービスや洗車場まであり、もはや足りないのはライダーハウスとしての「宿泊サービス」ぐらいである。


 この店舗は実は光が長年「こういうものがライダーとして欲しい」と思っていたものを詰め込んだ存在で、必死でバイク屋を切り盛りして得た利益を使い、赤字覚悟で投資して成功を収めたものだった。


 バイクを売るだけじゃない総合施設としてのバイク屋は、バイク用品なども仕入れることが可能となっており、店舗で受け取りつつ、そのままその場で装着することなども可能。(取り付けに20分以上かかるものは工賃有料)


 ウェアやヘルメット、バッグなどが小規模に販売コーナーとして設けられているが、これらはどちらかといえば展示を目的としたコーナーであり、輸入品含めて取り寄せ可能で店舗受け取りが可能となっている点が他のバイク屋などとは異なっている。


 この岐阜の地にて生き残ることが出来ている最大の理由はこのサービス具合にあった。

 カフェテリア兼休憩施設に律が目を向けると長旅に疲れたライダーと思われる者達が何名かソファーに腰掛けたまま寝ている様子が見える。


「すごいなこれは……あっちの店とはまるで違う」


 雰囲気が違うとは聞いていた律であったが、こっちの店とは方向性がまるで違うことに驚きを隠せない。

 あちらは古くからよくあるバイク屋といった感じで、バイクの販売と整備を主としており、他には何もないお店。


 こちらはまるで違う。



「どーも。音羽……律さんですかね?」


 店内に感動している律の下へ一人の男性がやってきた。

 先ほどの壮年の男は別の30代と見られる男である。


「あっ、はい」


「私、こちらの店長をやっている者でして、藤沢フジサワ オサムと申します」


 藤沢と名乗る男は名刺を差し出しながらお辞儀する。

 律もそれを丁寧に受け取った。


「オーナーの親戚の方でいらっしゃるみたいで……何か気になるバイクでもあります? 購入を検討されているとか?」


「あ、実はホンダに惚れ込んだ影響でここで買うことが出来なかったというか……今それをちょっと後悔しはじめているというか……」


「ああ、なるほど。250cc以上をドリームにて買われたのですね」


「ええ、まあ……手に入らないらしいので」


 律は申し訳なさと恥ずかしさにより頭頂部付近に手を当てる。


「手に入らないわけでもないんですよ……輸入という方法もありますから。ウチでもわざわざ輸入車両を選んでいただけるお客様もいらっしゃるほどです。保証分は我々でがんばらさせて頂いております。今の所、パーツ供給まで停止したわけではないのでどうにかなってますが、ゴールドウィングに関しては車両呼称診断装置の整備がドリームでしか出来ないので整備範囲に限界がありまして、それ以外でしたら……」


 藤沢はそう言いつつ、「新車」という札の貼ってあるCBR1000RRに顔を向けた。

 逆輸入車である。


「そうなんですね。まだ免許取り立ててよく知りませんでした」


 律もそちらを向き、大型でもまだドリーム以外で手に入れる方法があることを知る。


「いえいえ、でしたらこれからバイクを好きになってください。我々も手伝えることがありましたら何なりとお申し付けください」


「ありがとうございます」


「よろしかったら何か飲まれていきます?」


 藤沢は丁寧にカフェの方角を手で示した。

 言葉のニュアンス的に明らかにそれは「特別無料サービス」である。


 律としてはきちんとした対価を支払いたいため気乗りしない。

 カフェには入りたいが、カフェで一人だけ無償サービスを受けたくないのだ。


「あ、大丈夫です。遅くなるまでに戻って来いと光さんに言われているので」


 律は光から特に言われていない嘘でその場をまくし立て、帰路につくことにした。

 店舗はすでに十分堪能したが、これ以上いると無理やりカフェに連れ込まれそうであったからである。


「そうですか。それではオーナーによろしくとお伝えください」


 律が丁重に断った上でお辞儀すると、藤沢は受付へと戻っていった。


 立場上、その店にいられなくなった律はそのまま外にでる。

 太陽が傾きかけてきていた。


 時刻は16時過ぎ。

 家に戻る頃には18時手前頃であろう。


 律はヘルメットなどを被ると、ゴールドウィングに乗ってKAMO Racingを後にした――。

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