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余談:ラージホイールスクーターとは

 聞きなれない言葉だと思う。

 その名の通り、大口径ホイールを装着したスクーターのこと。


 主にイタリアとイタリアのメーカーを中心に展開されているが、「どのサイズからラージなのか」についてはやや曖昧。


 ラージホイールスクーターと呼ばれる125ccサイズ車体のスクーターが12インチ~16インチのものを装着していることから、12インチ以上のホイール及びタイヤサイズをもつものであるのだということはわかる。


 VESPAにおいてもGTS300については12インチまたは前12の後13インチであるが、改造で14インチに簡単にできることから14インチにしているユーザーも多くいる。


 12インチサイズというと日本国内では普通に現在のビッグスクーターと同列のサイズ。


 外観からはあまりホイールが大きくないように感じるが、

 そう感じさせないのはデザインが大きく影響しており、実物を見ると「デカッ」となること間違いなし。


 あのバカでかい車体をもつやつらと同じタイヤサイズ。

 つまりVESPA GTS300もそんなタイヤサイズなのにボディサイズに対してタイヤが小さく見え、125ccスクーターのように感じるということはお察しの大きさということ。


 実はかつて10~11インチサイズのスクーターばかりだったヤマハがここ最近は12インチ以上のタイヤのスクーターばかり作るのも、欧州で圧倒的なスクーターのシェア率を誇ることが起因している。


 かつてのビッグスクーターが前11インチの後12インチで「タイヤ代がかかる」などといわれた頃が懐かしいほどの大型化である。(前12、後14なんかが平気で存在する)


 カーブ走行時などの安定感の高さなどから欧州では12インチ以上のホイールが求められる。


 日本においてもスーパーカブは安定性が求められ大型のものが採用された経緯があるのだが、イタリアでも同様の理由によってホイール径の大きいものが作られるようになったわけだ。


 このラージホイールスクーターと呼ばれるものはタイ、フィリピン、インド、インドネシアを中心に評価されており、実はホンダからはSupra GTRなど、ヤマハにもフィーノなど、大径のものを装着したスクーターが販売されており、いずれグローバルモデルばかりになる日本にもその波は押し寄せてくるのだろう。


 利点としては「国外の安い謎タイヤが使える」ことになる反面「足つき」などは確実に悪くなるだろうことは言える。


 個人的には「乗り心地」という面から考えると大口径スクーターの方がサスペンションストロークが大きくとられていて優秀なものもあったりするのだが、今後どうなるかに注目が集まる。


 まぁ、ビッグスクーターのタイヤがどんどん大径化してるんでいずれ飲まれるのは確定といったところだろう。

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