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気まぐれしょうもナイト【更新不定期】  作者: すっとぼけん太
6/23

006 【本怖話】子供のポケットからなにかが!?

今回は、職場の昼休みに団地に住む主婦の派遣さんから聞いた――


夏休みの**“本当にあった怖い話”**です。



……勝手に『世にも奇妙な物語』っぽく脚色してお送りします。



これは、夏の、暑い暑い日に、知人女性が本当に体験した、

小学4年生の次男に起こった、怖い、怖~い、話しです。


ここからは、タモリ風ナレーションでどうぞ。


子供というのは純粋で、大人には見えないものや聞こえないものが、

見えたり聞こえたりすることがあると聞きます。



それは夏休みに入って間もない、8月初めのことでした。


その日は、朝から30度を越えていて、とても暑く、

次男はいつもの友達5人で、近所の市民プールへ元気に出かけて行きました。



ティロリ~ン♪ ティロリ~ン♪ ティロリ~ン♪



―――午前10時25分。


突然携帯に、メールが届いたことを知らせるアラームが鳴りました。


背面窓を覗くと、いつもこんな時間にメールなんてくれたことの無い、

プールに行ってる次男からでした。


「なんやろ?」やけに胸騒ぎがするんやけど……


「なんかあったんかな??」


わたしは、慌てて携帯のメールを開きました。




そこには次男からの、怖すぎるメッセージが……





『ママ、昨日の履いてたズボンのポケットに、






      ……虫を入れたままだった!!!』






ピィーーーー! ピィーーーー! ピィーーーー!


―――いま、そのズボンを回している洗濯機の、終了したアラームが部屋中に鳴り響きました。


その虫は、足が長くてジャンプする―――いや、これ以上はとても怖すぎていえません。



タモリが、静かに微笑みながら……。


「日常の中にひそむ、小さなポケット。


 そこに潜んでいたのは――ただの虫か、それとも……


 あなたの家にも――今夜、忍び込む“何か”が、あるかもしれませんよ……」



ゴォォォォォ……



デデデデン……デデデデン……デデデデン……



デデデデン……デデデデン……デデデデン……



デデデデン……デデデデン……デデデデン……



デデデデン……デデデデン……デデデデン……



……



ドォン……ドォン……ドォン……ドォン……



シュゥゥゥゥゥゥ……



――――シィィィィィン……



【了】

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― 新着の感想 ―
うわぁ……ミンチで散らばったのかな……ご愁傷さまです。 (´;ω;`)
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