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幸福の在り処  作者:
本編
14/14

設定 ※ネタばれあり

ネタばればかりですので、本編を先に読まれることをお勧めします。

また、本編に出ていない内容も含まれますので、ご了承ください。





イリス・ジェノヴィア 18歳 ジェノヴィア伯爵家次女 黒髪・水色の瞳

 身分差がありすぎるハムニア公爵家嫡男ジーンと婚約、周囲の嫉妬や苛烈な花嫁修業に苦心した

 弟を除いた家族から蔑ろにされてきたが、祖父母の代から仕える使用人からの支持は厚い

 ジーンが初恋だが、最近の行状でとうに冷めきっている

 冷静・情に厚いが、必要とあらば切り捨てることもいとわない聡明な女性

 王妃の茶会で気に入られ、王太子も交えて交流を重ねた結果、王太子妃となる


バルド=ラティルカ  19歳 ラティルカ王国王太子  茶髪・金色の瞳

 学友選びの園遊会でイリスに一目ぼれしたが、すでに側近候補ジーンの婚約者だった為諦めた

 ジェノヴィア伯爵一家の内情を知っており、セドリックが王宮伺候していた時は監視していた

 イリスが初恋でずっと思い続け、母である王妃に突っつかれまくったが今回のチャンスに歓喜

 温厚篤実・情け深い、と評されるが王太子としての責務を重んじ、不要と思った存在には辛辣

 思いを知りながら茶会に呼ぶ母に苛立ちを浮かべつつも、こっそりアプローチしていて抜け目ない


ジーン・ハムニア   18歳 ハムニア公爵家嫡男   金髪・青色の瞳

 イリスが初恋なのだが、完璧な淑女と称えられるようになるイリスに不安を感じ想いが揺らいでいた

 アリスの天真爛漫さに癒され、イリスに対する感情が劣等感と気づき避けるようになる

 イリスが勉強に忙しい間、そうと知らずアリスと逢瀬を重ね、アリス側の悪意を鵜呑みにしてしまう

 冷静沈着・文武両道で今も変わらないのだが、アリスと関係を持ってから評価は右肩下がり

 後にイリスへの思いが消えたわけではない事を自覚しながらも跡取りの地位も婚約者の立場も失う


アリス・ジェノヴィア 18歳 ジェノヴィア伯爵家長女 銀髪・薄い水色の瞳

 幼少から病弱でベッド生活なので体力がなく、貴族の教育を施されていないので無知で非常識

 イリスの婚約者としてあったジーンに一目ぼれし、妹の婚約者という事実を忘れ去って接近する

 ジーンと秘かな恋人になった事が嬉しく、イリスが婚約者のままである事を酷い事だと思っている

 天真爛漫・無邪気と言えば聞こえがいいが、空気が読めず非常識で無礼な言動と態度を常とする

 後に望み通りジーンの妻となるが、望む通りになることはならなくなり泣き暮らす


レヴィル・ジェノヴィア 13歳 ジェノヴィア伯爵家次男 黒髪・緑色の瞳

 貴族教育を受ける内に家族の姉二人に対する態度の違いに気付き、異常に自分で気づいた

 立場故に放置されていたのをイリスと先代からの使用人達に育てられたような物で、彼らに懐いている

 公爵継嗣にふさわしい令嬢とならなくてはならなかったイリスの表面しか見ないジーンが嫌い

 冷徹・淡白で恋愛ごとに非常に冷め、貴族関係のもつれに捻くれた考え方を持つようになった

 新たな公爵継嗣となったフィオーラの婚約者となるが、あくまで政略的な関係であると受け入れた


クレア・ラヴァリス=クルミスト 17歳 クルミスト帝国皇太子 金髪・金色の瞳

 15歳で立太子し、自国では男装し帯剣したまま過ごす、武断で知られる麗人

 かつて、父親がやらかして王宮内があれた時にそれを文字通り傷だらけでただした

 対外的には完璧な淑女であるが、私的には男勝りでさばさばしている

 冷徹非情・情に厚いが、無力なる多勢に害あると判断すれば親族でも容赦はしない

 ルディアスと結婚と同時に戴冠、女性進出社会を確定にして南方覇権を確実なものとした


ルディアス・ヴィアール=ジルダス 16歳 クルミスト帝国ジルダス大公家次男 黒髪・橙色の瞳

 祖父が先帝の従兄弟、幼少からクレアの婚約者で現最年少近衛騎士(実力で成り上がった)

 皇帝がやらかした事件で兄の胃に穴が開いた事も含め、皇帝達を白い目で見ている

 基本的に無表情で単語しか喋らない為、長文を喋ると周囲が固まる

 冷静沈着・愉快犯であるが、後半を知る者は身近な数人に限られ、幻想を振りまいては揶揄う

 クレアの夫として帰国後伯爵位を与えられ、結婚後は近衛騎士隊隊長となる


カーライル・シェルク 17歳 シェルク伯爵家嫡男 銀髪・朱の瞳

 イリスの推薦で生徒会副会長となり、仕事放棄中のジーンの代わりをし続けていることに怒りが募る

 冷静沈着・愉快犯、とルディアスと非常に似ている為反発するかと思いきや実は仲が良い

 泥沼の見本のような家庭環境でかなり捻くれているが、信を寄せた相手は大切にする


ミニーナ・コルキート 15歳 コルキート子爵家四女 茶髪・紫の瞳

 生徒会会計としてジーンが引っ掻き回す事態のしりぬぐいをしてきたので怒り爆発

 温厚でのんびりした喋りが特徴だが、商売で成り上がった家だけあって商才がある

 デザイナーとして起業しており、きっかけをくれたイリスに懐いている


フィオーラ・ハムニア 14歳 ハムニア公爵家長女  金髪・灰色の瞳

 ジーンの妹でイリスを心から慕い、レヴィルに淡い思いを抱くが前途多難で兄に殺意が沸く

 聡明・情に厚いがやや直情的なところがありお転婆で、繊細な内面を持つ

 兄がやらかしたせいで公爵家を継ぐ事になり、現在から気苦労が絶えない


ラナリア=ラティルカ 70歳 ラティルカ王国王太后 茶髪・青紫の瞳

 先々代の第一王女、男ならと嘆かれた程の才能を持ち、穏やかな振る舞いを常とする賢婦人

 ジーンの大伯母であり、実は先代ジェノヴィア伯爵夫妻とは極親しい友人だが非公表だった


カリセ=ラティルカ  42歳 ラティルカ王国王妃 黒髪・金色の瞳

 ネリス王国先王の第一王女、褐色の肌と鍛えられた肢体を持つ艶然とした美女だが男前

 イリスを気に入り、ジーンを毛嫌いしレヴィルの成長に期待し引っ掻き回すことを好む


ライオネル=ラティルカ 45歳 ラティルカ王国国王 茶髪・青紫の瞳

 ラナリアの一人息子であり薫陶を存分に受け、名君としての資質を持つが基本的に傍観的

 あまり人を褒めず口数も多くないが、カリセを自力で口説き落としたらしい


クライブ・モートン 13歳 ジェノヴィア伯爵家従僕兼レヴィルの乳兄弟 茶髪・朱の瞳

 男爵でありながら庭師をする父と侍女の母の元に生まれ、レヴィルの親友、後ハムニア公爵家家令


ジェイク・ハムニア 44歳 ハムニア公爵 茶髪・青色の瞳

 母はラナリアの異母妹で、父がやらかしかけたせいで陰で苦労したが子育てに失敗して胃が痛い


シルヴィア・ハムニア 40歳 ハムニア公爵夫人 金髪・茶色の瞳

 元トルティーニ辺境伯家三女、息子の英邁さに油断して子育てにこけてしまって頭が痛い


アスティル=ラムニア 18歳 ラムニア王国第4王子 金髪・紫の瞳

 ジーンの友人で、アリスに傾倒しつつもフィオーラに思いを寄せる甘ったれ、後破滅のみが待つ


アルドラ・ジェノヴィア 48歳 ジェノヴィア伯爵  黒髪・水色の瞳

 厳格・苛烈だった母にうり二つのイリスを忌避するあまり、虐待寸前に至った事に気付いていない


ジェシカ・ジェノヴィア 45歳 ジェノヴィア伯爵夫人 銀髪・緑色の瞳

 元クロディエ伯爵家長女、甘やかされて育ったお嬢様で自分に似たアリスを可愛がる


セドリック・ジェノヴィア 21歳 ジェノヴィア伯爵家嫡男 銀髪・水色の瞳

 厳格な祖母を苦手とし、その感覚のままイリスを邪険にしてアリスを溺愛していた




ラティルカ王国

 中規模の平凡な国家、南の大国クルミスト帝国、東に同規模のラムニア王国と接している

 王家は穏健篤実で民に親しむ性格、基本的によっぽどのことがなければ一夫一妻制

 最も近い例外は先々代で、一人目の王妃がラナリア出産時に体を壊して不妊となった為

 制度の為、王族の数は常に少なく、臣籍降下したものも過去に数人

 国王とハムニア公爵は従兄弟同士で仲良く、王妃と公爵夫人も非常に親しい


ラムニア王国

 中規模、ラティルカの同盟国であり東の商業路の要

 王子ばかり四人生まれ、ラティルカも王子のみなので外交政策出来ないの次世代交流を図る

 同年代のアスティルを留学させたのだが、それが国益を損なう所ではない失態をしてしまう

 即位時に王妃と二人の側妃を迎えるのが慣例で、現在はプラス愛妾が一人

 第一側妃は侯爵令嬢でアスティルを可愛がり過ぎた結果だと責任を感じて自害


クルミスト帝国

 南一帯を支配する大国、北への最短商業としてラティルカと友好を結びたい

 クレア以外に子がなく、政略ができないので友好を求めて留学をさせた

 愛妾に堕落しかけた皇帝をクレアが叩きのめして事なきを得た為、国単位で頭が上がらない

 現状、ジルダス大公が皇帝の監視役を担い、クレアの許可なく私的な買い物ができない皇帝


ラムダ王国

 西方二大国の片割れ、農耕地帯と山岳部が多く、食糧生産力が高い

 王太后はカリセの伯母で元ネリス王国第一王女かつ本来なら女王となっていた人物

 先王夫妻は非常に仲良く、子供は七人いる

 現国王がちょっとやらかしたことで修羅場が起きるが、基本的にのほほん王宮


アレイム王国

 西方二大国の片割れ、砂漠が多く独自の服飾文化と広大な後宮制度が特徴

 先王の異母妹がカリセの母、豪放磊落で直感的な先王と冷静沈着で物理決着な王太后

 濃い両親の元で育った国王は影が薄いが非常に有能、信頼厚いがなんか不憫と思われている

 王太子は祖母によく似ているので時代も安泰だが、王妃が問題を起こしたことがある


ネリス王国

 西方の海洋国家、海賊を祖とするとされる島国で蛮国と見下されることもある

 国民は身体能力の高く海上では負けなしを誇り、ドゥルーガ王国と海を二分するとされる

 現王はカリセの実弟、異常なほどの情報通で周辺諸国から恐れられている

 男女共に武を鍛え、文を学ぶ国民性の為、男尊女卑社会で煙たがられるが意に介さない


ドゥルーガ王国

 クレアの母の生国、現王はクレアの叔父であるが正妃と五人の側妃の誰にも子がいない

 先々代の頃に国があれ、王族がほとんど残らず、現在は現王とクレアのみとなっている

 クレアはドゥルーガの王位継承権を有し、将来的にクルミスト帝国に統合される見通し

 叔父が種なしなのか、子を作らない事にしているのかはクレアにも不明



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