※ 各種設定・特殊用語 【6】
第6章に登場した人物・生物・特殊用語の解説です。
今後のネタバレを避けるため、情報が曖昧な場合もあります。
◎登場キャラクター
【フラン】
本名不詳
女 外見年齢は20代半ば 身長172 体重不明
出身地不明
肩の下辺りで切り揃えられた銀髪、紫の瞳、薄い褐色の肌。
華やかな顔立ちに妖艶な雰囲気を漂わせた、グラマラスな体型の美女。
布面積の少ない服装と、黒い宝石を加工したと思しきティアラがトレードマーク。
主な使用武器はサーベル。
愚者火の悪名を持つ元求綻者。
抗訝協会から悪名認定されるに至った経緯については明らかになっていない。
アーティファクト(アート)と称する人工生物を研究・生産する組織に関与している。
鬼人であるファズを上回る戦闘能力を有し、アートであるヴィーヴルをレゾナにするなど、謎が多い。
【ハンス・ブットゲライト】
男 アーグラシア王国コロナ出身
全沈淪の悪名を持つ元求綻者。
抗訝協会から初の悪名認定を受けた人物。
レウスティ西方の島国エルディオンを一夜にして消滅させたとされている。
鐘楼に残されていた遺跡で行われた儀式の失敗が原因、との説が一般的。
しかし、当人の姿はエルディオン沈没以降確認されておらず、実際に何があったのかは推測の域を出ない。
【ネクザリカ・ラディアラート】
男 東方辺境出身
僭君子の悪名を持つ元求綻者。
東方から王国時代のルセニに移住し、そこで求綻者の資格を得る。
最高ランクの傑士となった後、検訝中にレゾナと共に消息を絶つ。
それから20年後、旧セリューカ帝国領の諸勢力を糾合して国の体裁を整え、自身がその指導者に就く。
遠征軍を編成して西進を開始した直後に急死、ネクザリカの作り上げた国は半年も持たずに瓦解する。
◎特殊用語
【月光璃】
銀山跡の地下施設で使われていた照明器具。
ガラス球の中に材質不明の発光体が封入されている。
燃料は必要なく熱も発しない高性能ぶり。
周囲の暗さに反応して発光する。
【悪名】
協会を追放処分となった求綻者に冠せられる、最大級の不名誉な称号。
これまでに認定された者は10数名とされているが、正確な人数は不明。
【アーティファクト】
フランの関わっている組織が研究している人工生物で、通称アート。
新生物、不明新生物、亜人などを実験材料にしている可能性が高い。
その研究目的に関しては明らかになっていない。
◎登場生物
【ヴィーヴル】
伝説上の生物であるヴィーヴル(ワイバーン)をモデルに作られた人工生物。
翼と足のあるツチノコのような外見で、体高は10メートルを超えている。
全身が暗い緑色のウロコで覆われており、生半可な刃物を通さない硬度を持つ。
飛行能力を有し、口から火球を吐き飛ばす攻撃も繰り出す。
莫大な重量でありながら機動力は高いが、それを支えきれない脚部が弱点。




