No.Ex 補足資料:人質金ピカ幼女NPC諸共団子三兄弟事件
これ隔離施設でやるべき話ではと言う指摘がありました
その通り!
なのでこっちでやるよ(存在を忘れてたとかないよ(目逸らし))
補足:人質金ピカ幼女NPC団子三兄弟事件
アメリカ産ゲーム「Gold rush without ethics」で起きた事件。
「Gold rush without ethics」では
・プレイヤー「警察」と「マフィア」の2つの陣営に振り分けられる。この際特にチームなどはない。個人戦である。
・ゲームの終了条件は制限時間1時間の終了。それ以外に条件は無し。
・ステージは2000年前後アメリカ、ニューヨークをモデルとしたステージ。NPCなども普通に存在している。
・プレイヤーの目標は自分の使える凡ゆる手段を利用して制限時間以内でどのプレイヤーよりも稼ぐ事。
・「マフィア」は強盗、誘拐、万引き、殺人、恐喝、窃盗、違法品販売など犯罪行為を行う事で金銭を稼ぐ事が出来る。
・「警察」は犯罪行為を行うマフィアへの取り締まり(マフィアの犯そうとした罪に応じて褒賞ボーナス)、及び汚職(マフィア側への協力)で金銭を得ることが出来る。
・プレイヤーを直接殺害した場合、殺害されたプレイヤーがその時直接保持していた金銭の1割を奪える
・所持金はATMや銀行を利用することで殺害されても直接保持していた分の金銭しか奪われない(ただし万が一預けていた銀行で強盗が起きたりすると額面が減ったりする)
※警察側はマフィア側が金銭を振り込む瞬間を直接差し押さえる事ができれば預けようとした金銭を没収出来る
所謂GBHWの血を引くゲームというか、一部製作スタッフが同じ。2000年ニューヨークだと言っているのにUMA(宇宙人やビックフッドなど)とかが出没するのでほんのりファンタジー要素も。UMA系の交渉可能NPCからは色んなネタ武器が買える事でも有名。
NPCのリアリティさは無駄に高いという評価を受けており、人質からの身代金は一攫千金で犯罪の中でも超高レートだがNPCが滅茶苦茶リアルに騒ぐのでプレイヤーのSAN値を直接削りにくる事で有名。
試合時間が長い代わりに定期的にイベントが起きるので飽きがない。ハマる人はめっちゃハマって入り浸る。
GBHWはとにかく人間性を限界まで削り合って人外誕生の土壌となってる無制限のドンぱち戦場だが、Grweはスコアで競う部分と単純な戦闘力より戦略的行動が重視されるので棲み分けがされてる。
乗り物関係が充実しており、警察とマフィアのハリウッド級のチェイスはそこらじゅうで起きている。
補足2:人質金ピカ幼女NPC団子三兄弟事件って結局なに?
上記で述べたようにこのゲームは上手くやれれば誘拐からの身代金要求が時間効率と合わせて見た時1番利率が良い(武器持って適当なNPC脅せば成立する点で他とは比べ物にならないスピーディーさと要求できる金額が高い)。
ただ当然ながらリアルの身代金要求の誘拐がほぼ上手くいかないように、ダントツで難易度が高い。そして誘拐難度の高いNPCほど要求可能金額が上がる。
そんでもって警察は周囲で事件が起きた場合システムからアナウンスがされ、汚職の場合を除き対処しないと所持金にマイナスが入る。
アナウンスの規模とマイナス率はその犯罪の重さに依存し、中でも誘拐はトップのアナウンス範囲と失敗時(人質交渉には時間制限がある)のマイナスがトップなので周辺の警察プレイヤーが一斉に反応する。
これではマフィア側が不利に感じるが、身代金要求はマフィア側も特殊勝利条件という抜け道が色々ある。
例えば人質が少しでも死傷すると警察側に大きなマイナスが入るので、身体に爆弾でも巻きつけといてNPCを抱えていれば警察はそれだけでマフィアを殺しにくくなる。
とにかく、身代金要求がスタートしたら警察が本格的にマフィア側に攻撃可能になるのは指定された金額を現場に用意した時以降から、というのだけ理解していればいい。
この時はまだラノ姉という存在が生まれてから時間が経っておらず、LOWWA子を立てるスタイルも完全に確立していなかったのでLOWWA子は警察側、ラノ姉側はマフィアで参加した。
打ち合わせは特にしておらず、それでもラノ姉はLOWWA子に如何に配信を盛り上げさせるかを考えた。なんせその為に出演しているのだから。
LOWWA子は警察。自分はマフィア。
答えは一つ。
自分が盛大にデカい悪事を働いてLOWWA子に対応させればいいのでは?
まだ魔女の異名が無く、LOWWA子の姉のようなポジションでしかなかったラノ姉の中にあるノートの悪巧みスイッチが入った瞬間である。
動き出したラノ姉は素早かった。
瞬く間に口八丁で周囲のマフィアプレイヤーを手懐け資金を調達。UMA系NPCからネタ強武器を購入。
金ピカ幼女誘拐案をぶち上げた。
Grweの誘拐は対象のNPCの種類で難易度と要求できる身代金が変わる。
誘拐難易度の高いNPCほど当然要求可能な身代金も大きく上がっていく。
さて金ピカ幼女NPCとは?
Grweはゲームなので、金持ちのNPCはわかりやすく金色の衣装を着ている。マツケンサンバ洋風Verである。殺したり脅迫に成功できれば大金を得られるのでマフィアからすると歩く貯金箱…………と思いきや、その分有り余る資金を使って完全武装してるので警察より全然強い。なので誘拐なんてもっての外で、殺害がまだ現実的な稼ぎの方法になる。
でもって子供系のNPCはそのNPC単体は強くないけど、確実に保護者が同行しているので誘拐はすんなりいかない。特に富裕層の子供ほど誘拐難易度が高い。
その図式が組み合わさると、Grweで1番誘拐難易度が高いのは本人も強いし周りもガチガチに護られている金持ちの家のお嬢様である金ピカ幼女NPCという事になる。
Grweサービス開始以来、誘拐はおろか殺害すらまだされていない、そんなNPCこそが金ピカ幼女NPCこと「マリーゴールド」ちゃんである。
Grweに存在する数少ないネームドNPCであり、容姿も性能もトップクラス。ただの金色の下品なドレスでは無くちゃんとデザインでも優れたドレスを着こなす見るからに特別でございと全身で主張する5歳児NPC。
こいつを攫って身代金要求をやるぞとマフィア達に呼びかけた。
いや無理じゃね?となるマフィア達。
そこでラノ姉はネタ武器を利用したマリーゴールド完封計画を立案した。
ラノ姉の提案にマフィア達は思案。
ベータ版時代からトップ争いをしていたランカーが「多分いける」と後押しした事で可決。
本来個人戦ではあるのだがラノ姉指揮の元で一部マフィア連中でマリーゴールド誘拐隊結成。
ランカーが悪ノリしてランカー仲間に連絡。マフィア側ランカーが集まりマリーゴールド誘拐隊に加わる。
人が集まればできることも増えるので銀行強盗を組織的に実行。警察側は複数班で組織的に動くラノ姉陣営に全く対応出来ず。
マフィアが急に組織だって動き始めた事でLOWWA子はラノ姉が何かをしでかそうとしていると察知。LOWWA子も警察側のランカーを使って警察組織をまとめ上げマフィアに対抗。
それを読んでいたラノ姉は豪華客船襲撃という本来一大レイドを囮にマリーゴールド誘拐を実行。
本命隠しと予測したLOWWA子は機動力に長けたメンバーに豪華客船襲撃を防がせに行き自分は待機。
当然それも読んでいたラノ姉は警察撹乱用の部隊と誘拐本命部隊を切り離した。
そしていよいよマリーゴールド誘拐が始まった。




