Data『ノート本召喚死霊』10章終了時点❷
―――――――――――――――――――――――――
特殊中級死霊:魔鉱鍛工人造人間/特/ユニーク
ランダム追加技能:工匠
所持技能
・鍛治/甲上級
・彫金/丙上級
・硝子細工/上級
・金属錬成/甲上級
・鉱物吸収
・鉱物操作/下級
・煉瓦肌
・金属工学博士
・魔工学博士
・金属鑑定/丙上級
・一意専心
―――――――――――――――――――――――――
補足:アサイラムの生命線の一つ。鍛冶全般を担当するのがこのアンデッド。DDの生産担当の引き抜きに関しても、鍛冶関係をメインとする人物をノートが選ばなかった程度にはゴヴニュの技術はプレイヤーと比較してもずば抜けている。それを可能としてるのがランダム追加技能の『工匠』と『一意専心』。
この工匠は言ってしまうと最終環境までずっとぶっ壊れに強い技能。鍛冶全般をマスターして初めて得られる資格系技能である為、プレイヤーが真っ当に習得しようとすると非常に難易度が高い。ただ、他の基礎技術が追い付いていないのが今のゴヴニュの状態。いわば頭でっかち。正解は見ているけど体が付いてきていない。逆を返せば技術を高めていけば理想に近づける。なので技術を高めるほど勝手に正解に向かっていってくれるので全死霊の中でも地味に一番安定しているのがゴヴニュ。
その結果として得たのが『一意専心』。縛りを自己に課して自分を強化する系統の中でもぶっちぎりで縛りがキツイ技能で、一分野だけに超特化させる代わりに他にあり得ないほどのマイナス補正をかける。ライフリングなど細かい作業を人力で可能とするくせにピザ作りなどで壊滅的なセンスを見せているのは実はこの技能がかなり悪さをしている。
また『鉱物吸収』もなかなかのぶっ壊れ技能。ノートの様に飲み込んで死ぬ前提で鑑定精度上げるみたいな狂った事をせず、皮膚からゆっくりと抽出していく。今はまだ時間がかかるが、これを鍛えると敵の武器を吸収破壊する超厄介な攻撃が可能。進化に使われた黄土雲の都のボスである無機物吸収能力持ちゾンビが非常に相性が良く体質にも反映されている。進化素材の中にも実は合う合わないがあるのである。この能力で少しずつ金属を吸収して鑑定精度を上げて加工方法を模索するのだ。なおこれでも鑑定に苦戦し続けているのが廃村地下の金属。
ゴヴニュもアテナと同様に中級だが、これは死霊と生産が本来相容れないものだから。スペック自体なら上級でも問題ない。ただ死霊としては本来破壊に特化するべきところを生産という逆要素に振り切っているので中級になっているのである。アンデッドは『疲労を知らない労働力』だが、普通はあり得ない。死霊とは破壊の体現者だ。ネクロノミコンがあってこそこの矛盾は成立している。ただ、そこから学位系の技能が取れているのはツッキーの影響が非常に大きかったりする。
神寵故遺器はシンボルに据えなくても、持っているだけで影響を及ぼすのだ。その中でも、ツッキーは常時発動している効果がかなり多いタイプの神寵故遺器に分類されているのだ。
―――――――――――――――――――――――――
特殊上級死霊:炎熾鎧半人半蠍/特/ユニーク
ランダム取得技能:辛狂復讐者
取得技能
・自動HP回復/大
・物耐上昇/極大
・魔耐上昇/極大
・重躙戦士
・堅楯戦士
・狂豪戦士
・巨斬騎士
・特攻兵
・矛槍
・大盾
・蟲技(蟷螂/大蜂/天牛/蟋蟋螽/晶蟻)
・赤蠍毒尾
・重覆晶鎧
・形態変化(守/攻/狂)
・火耐性
・熱耐性
・爆晶脈地
・移動補正/極大
・不退突進
・呪呑潰心
・王の矜持
・炎怒煌憤
・不惜身命
―――――――――――――――――――――――――
補足:ノートが戦闘型死霊の中で最も長い間愛用し続けているぶっ壊れ死霊。本来生産向きでないものを強引に生産に向けてアレだけぶっ壊れているのだ。それを本来の適性である戦闘に特化させたらここまでイカレる。素の状態でもランダム取得技能含めて本来プレイヤーの職業である技能を6つ持っているのだ。この時点で普通のプレイヤーと比較してもガチのチート。重躙戦士は重戦士の中でも突撃、轢殺を得意とする超パワープレイタイプの戦士。堅楯戦士は守護戦士の中でも盾を攻撃に使う盾のエキスパート。狂豪戦士は狂戦士の中でも大ぶり大火力系。巨斬騎士は大型の得物を使って騎乗攻撃を得意とする戦士(半人半虫系でも実は可)。特攻兵は仕える者が将、王系の資格を持っており、数々の死線に突撃する者の職業。どの職業もクセが少なくかなり強い。
また、この大柄さでキサラギ馬車譲りの移動能力と突進性能を持っているのがなかなかのクソ。格下相手は突進だけで轢き殺せる。キサラギ馬車のギフトは非常に優秀で、突撃、移動、呪い耐性の3点においては突き抜けており、この3点が遺憾なくメギドにも反映されている。ただ、元々がかなり発狂状態に近く強く呪われているので、元のギフトの様に呪いを退けるのではなく、むしろ呪いを取り込んだうえで自分の呪いで上書きし、自己強化に利用するというヤバい能力を獲得している。強力だがレジストに失敗したら当然アウト。
極めつけは『王の矜持』。女王の魂を受け継いだことで得た特性は本当に強く、自分が追いつめられるほど、相手が王や何かしら格の高い存在程に強さを増すというボス戦に非常に向いている特性を持っている。
そしてここに更に『炎怒煌憤』が加わるほどで、怒るほど、ダメージを受けるほどに火力を増していく。『辛狂復讐者』が噛み合う事でカウンターアタックは更に更に火力がぶっ壊れる。
対火山砂の化物戦、メギドの力を使って行ったラストアタックはそれだけでも馬鹿げた火力を持っており、あの時骸獄の隔離空間で使っていなかったら大地が避けて危うく第二の大災害を起こすところだった。
妙だな…………減らすはずが更に文字数が増えている(眼鏡クイ)




