閑話 狼でもわかる魔術 【第Ⅰ章】魔術を使ってみよう
設定回です。
そろそろややこしくなってきているので、まとめ的な感じで入れました。
レインが持ってる本とは違う本です。
前回の閑話同様レインが知っている部分と知らない部分が含まれます。
本編とは関係のない話なので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です。
Ⅰ魔術を使ってみよう
魔術は魔術式に魔力を注ぎ込むことで発動します。
魔術文字が読めると言うことは知力が十、合計魔力が三十になっていると思います。
もし、その数値に届かないのであれば、指導者から魔術を習うか、高魔力エリアでの魔力トレーニングをお勧めします。
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Ⅰ-1 簡単な魔術を使ってみよう
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では、この本を読めるほどの魔力を獲得していると言うことはすでに基礎魔術の中で最も簡単なものは習得済みだと思いますが、おさらいのために記載しておきます。
各属性の最も簡単な魔法は属性に対応した物質を作成する魔術です。
この魔術が最も簡単と言われる点は後ほど説明する魔術の設定値が全くないためです。
生成される物の量は魔力量に比例し、どのようなものを生むかは術者の魔力の質によって決まります。
では、おさらいも兼ねてここに属性ごとの魔術を挙げておきます。
火:『着火』
水:『水作成』
風:『風玉作成』
土:『土作成』
光:『発光』
闇:『闇玉作成』
無:『魔玉作成』
自分の魔術の属性と質については付属の魔力測定カードを利用して確認してください。
では、魔術を使う準備ができたところで魔術を実際に発動してみましょう。
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Ⅰ-2設定値を設定しよう
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魔術の発動は出来ましたか?
出来なかったとしても悲観することはありません。
魔術は誰にでも使えるものです。
魔術が使えるようになるまで毎日反復してトレーニングをしてください。
魔術が使えた方は次のステップに進みましょう。
次にやるべきことは設定値の設定です。
魔術の中にはあらかじめある程度の指示をしてから使う必要があるものが存在します。
例えば、今から行う『土操作』などがその一つに当たります。
『土操作』はすでにあるものを動かす魔法です。
この動かすと言う行動を実行するためには、どこへ? と言う情報が必要です。
皆さんも「机の上の本動かしといて」と言われたら、「何処へ?」と質問したくなると思います。
魔術も一緒です。
この「何処へ」がわからなければ魔術は発動しません。
では魔術を発動させるためにはどうしたらいいか。
あらかじめ、「何処へ」と言う情報を魔術に指示しておけばいいのです。
この、魔術に対する指示が「設定値」になります。
どうやって示せばいいかは事前に魔術教本などで調べておきましょう。
今回の『土操作』の場合は設定値は一つで移動距離を魔術距離で設定します。
「魔術距離の設定と知覚」については初等教育等で習得済みと思いますので本書では触れる予定がありません。
また、「魔術発動対象の指定」についても同様です。
それでは実際にやってみましょう。
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Ⅰ-3設定値を確かめよう
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魔法の発動はできましたか?
すでに皆さんはご存じと思いますが、「魔術距離の設定と知覚」や「魔術発動対象の指定」は反復することで精度を増します。
何度でも挑戦しましょう。
では、次の話題に移ります。
「魔術名はわかっているのに、設定値がわからない」
そんなこともありますよね。
そういう場合は魔術を発動保留状態にしてください。
大賢者ドライアの発動した大魔術では、『根源』から写してきた魔術式のかけている部分。
つまり、設定値の必要な部分をフィードバックする機能が備えられています。
ですが、発動する一瞬ではそのフィードバックを知覚できません。
そこで、魔術を発動保留状態にします。
魔術を発動保留状態にしている間は設定値の変更が可能です。
魔術式からフィードバックをうけ、設定値を正しく設定することで、より正確に魔術を使えるようになります。
慣れないうちは設定値に何を指定するべきかわかっていても発動待機状態にしてゆっくりと魔術を発動する方がいいかもしれませんね。
ーーーーーオ―シャス=フォシーナ著「狼でもわかる魔術」の【第Ⅰ章】魔術を使ってみようより抜粋
なろう系って狼が噛ませなことが多い気がしたので、某有名本を真似てこんなタイトルにしてみました。
週間ランキング一位を狙える最後のチャンスな気がするので、今日も三話投稿します。
この話は二話目です。
夜にもう一話投稿予定です。
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