13水晶弾
「君ね、そんなことをすれば原価が跳ね上がるよ。強度や威力が上がる訳でもないし、加工は無駄に手間がかかるってわかってる?」
「作れるんですね?材料は水晶が無駄に余ってますし、頑張って作ってもらった弾は大事に使いますから、お願いします」
「……モンスターのドロップ上昇の効果が無いのは立証されてるからね」
手を合わせて頼み込めば、すごく嫌そうにしながらも砂鉄、銅鉱石、水晶を材料に加工をはじめてくれた。シャードさんツンデレさんっぽいけど本当に優しくてチョロ…甘いよね。
嫌なことは嫌って言わないと、私が付け上がるだけなのに。
「…くっそ、本当に無駄に…っ」
水晶弾の製造は、本当に難しかったようだ。
数度失敗して、素材をロストして、それでも潤沢な資材のおかげで何度か挑戦した末……
10発の弾が作り上げられた。
普通の弾丸と違い、透明な水晶が一部に使われている。
「…なんとか、出来たよ。1回できたから、これであとは素材を消化するだけで作ることは出来るけど、もっといるわけ?」
「欲しいです!さすがシャードさん!」
「どうせ水晶とかすぐ売れないし、嵩張るから使っといた方が良いけどさ。これ本当に作るの大変なんだからね!?」
MPポーションを飲み文句をいいながらもその後200個は作り上げてくれた。
新しい銃、新しい弾にテンションが上がってくる。
「ありがとうございます!わー、ちょっと試し打ちしてきますね!」
「待った!だから、弱いんだから夜は村の外に出るなって言ってるだろ!」
「私は、出ませんよぉ」
むしろこのプレハブ小屋からすら出ない。出すのは……銃の頭身だけだ。
扉を開けて地面を狙いをつけて…採掘を発動させて撃つ『ドスっ』
おー、音が少し重くなった。
ぽぽぽぽぽぽぽん
ドロップは123…7個だ。うん、初期銃よりも多い。
んで、弾丸を水晶弾に装備し直して…もう一度同じように撃つ。
ぽぽぽぽぽん
今度は…5個?しか落ちなかった。
数は減った。でもドロップの内容は全然違った。
通常弾
-水晶x2
-木の根x2
-銅鉱石x1
-塩結晶x2
水晶弾
-水晶x2
-紫水晶x1
-銅鉱石x1
-桃水晶x1




