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機械仕掛けの聖剣使い  作者: epina
Episode05 Clone Rebellion

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Vol.27

 俺の足元には、自分と瓜二つの量子体……ノブリスハイネスが哀れなほど無様に転がっている。

 無論、殺してはいない。一時的に活動不能の状態に陥ってもらっただけだ。


『もっと苦戦すると思ったけど……』


 彼に送った言葉は嘘でも世辞でもない。

 実際問題、初見で《 無霊軍団(ホロウ・バタリオン) 》に対応できたのは奇跡だった。

 ノブリスハイネスは黒闇騎士召喚を奥の手としていたが、《無霊軍団》を後出しされていたら……結果はまったく違うものになっていただろう。


『剣の1本1本は、高品質な剣の領域を出ていない。だけど、そのすべてが透明な……いや、存在しない剣聖アラムによって振るわれる……考えただけでも、ぞっとするな』


 バトルアライメントチップを使ったことがあるから言えるのだが、戦いとは力や速さのみで決するのではない。

 最も重要な要素のひとつが、相手との駆け引きだ。

 駆け引きといっても、一言では語り尽くせない。目や筋肉の動き、あるいは空気や殺気から剣筋を先読みしたり、剣の握り方や足運び、重心移動から次の一手を計るなど……とにかく多岐に渡る。

 だからこそ、相手の姿は情報の宝庫なのだ。


 なのに《無霊軍団》には、それがない。

 唯一の情報となるのは、剣の動きだけだ。

 だけど、剣から読み取れる情報は限られる。駆け引きの得意な戦士ほど翻弄されることだろう。

 実際ほとんどの人間は防御行動すら許されず、斬り伏せられてしまうはずだ。


 真の達人……例えばシーリアならば、剣聖アラムがいると仮定した上で戦えるかもしれない。

 しかし、それも相手が1本だけならの話だ。

 圧倒的物量で押し寄せる姿なき剣聖。そんなものに太刀打ち出来る戦士など、いるはずがない。


 もし今の技術力で再現するなら、剣も白閃峰剣にして、《サイレンス》で無音化、《インビジビリティ》で透明化しつつ、シーリアの光速剣も使えるようにできるだろう。

 相手は自分が死んだことにも気づかない……そんな暗殺兵器の完成だ。


 チグリを配下に抱えておきながら、そうしなかったのは何故か。

 ノブリスハイネスにとって、この技はただ単に使い慣れている旧式戦術に過ぎなかったからだろうか。

 彼の中では完成しているから、改良しようとさえ思わなかったのかもしれない。


 俺では再現、強化はできても……そもそもこんな技自体、発想できない。


 俺を愛し、ともに戦ってくれる人がいたし。

 守りたい人も、助けたい人もいた。

 だからこそ、自分が体を張って戦おうと思える。


 だけど、孤独な王は違った。


 自分を守る者など無い。

 自分が信じる者も無い。

 自分が戦う必要も無い。


 そんな彼がなんとなしに産み落としたのが、《 無霊軍団(ホロウ・バタリオン) 》。

 心無きの兵隊たち……まさしくノブリスハイネスの本質が垣間見える技だった。


 …………。

 ふと、素朴な疑問が浮かんだ。


 そんな彼が機械の兵士を使わず、あくまで人間を鍛え、支配し、率いたのは……一体、どうしてなのか。


『……余は、負けたのか?』


 俺の思考は、ノブリスハイネスの呟きに中断された。

 彼のアバターは消えかかってはいたものの、完全には消滅していない。

 ログアウトによる逃亡も、先ほどの一撃と同時に封じさせてもらっている。


『ああ、そうだ』

『そうか……これで、余の最期の夢も叶ったか』


 夢。

 ノブリスハイネスの愚かで幼稚な、夢。

 彼の本当の夢は世界統一でも、宇宙統一でもない。


『悪は悪として、正義に倒され華々しく散る……』

『…………』


 ベニーはノブリスハイネスのバックアップ記憶を調達してくれた。

 その中に、俺が読み上げた言葉があった。


 彼が前世において、どんな経験をして……自棄にも等しいこんな夢を追いかけるようになったのかは、わからない。

 俺たちに残されているのは、こうしたいという願いの残滓と、今生こんじょうにおける再経験によって復帰した記憶だけだ。

 ノブリスハイネス自身、何故そのような夢を懷くに至ったか、覚えていまい。


『満足か?』


 俺は問う。

 リオミが聞いたらすっ飛んでくるであろう妄言を叶えられて嬉しいか、と。


『はっ、まさか……』


 ノブリスハイネスは、せせら嗤う。


『何一つ、おもしろくない』

『そりゃそうだ』


 俺は寝っ転がったまま動けないノブリスハイネスの傍らに腰を下ろす。

 あくまでも量子体のイメージとはいえ、ずっと立ったままなのは何となく疲れる。


『わざと負けたのか?』

『いいや、全力だった。そうでなくては、意味が無い』


 俺の問いかけに、やはり否定で応える。


『満足か?』


 俺は再び問う。


『勝たないと、つまらないな。負けるのは、おもしろくない』

『そうか。俺は借りが返せて満足だよ』

『借り……だと?』


 これで前に「やめてよね」された貸しを返せた。

 俺をオリジンだと思い込んでいるこいつには、わからないだろうけど。

 

『貴様に言いたいことは山ほどある』

『…………』

『だけど、今は時間が惜しい。すぐにディメンション・セキュリティと《クイックタイム》を解除しろ』

『お前が勝手にやればいい。《ソウルトラップ》がまだ残っているが、罠があるとわかっていればお前なら問題なく解除できるはずだ』


 ……罠の存在を教えるということは、本当に観念したのだろうか。

 まあ、たしかに調べる時間さえあれば罠の発見と解除はそれほど難しくない。戦闘中に慌てて中枢を乗っ取ろうとしない限り、《ソウルトラップ》に引っかかる間抜けはいまい。

 あるいは、他になにか切り札があるのか。


 ライアーの言葉を思い出す。


『ノブリスハイネスに至っては、ジュゴバの中枢と一体化しちまった。せっかくダーク・ミヨシンとして潜り込んだのに、これじゃジュゴバを乗っ取るどころか、こっちが取り込まれちまう』

『お前がいろいろやっているように、俺も……それに、ノブリスもいろいろ仕込んでいるのさ。隠し球を持ってるのは、何もお前だけじゃない』


 ジュゴバの中枢と一体化……というのは、どういう意味なのだろうか。取り込まれるとは?

 あの場でライアーが口から出任せをほざいたと決めつけるのは簡単だ。

 だけど、ノブリスハイネスが……まだ、何か仕掛けている可能性はある。


 中枢部は俺の目の前に鎮座している。

 ここは間違いなくジュゴバの中枢だ。

 俺がかつてディオコルトを嵌めたような偽物ではない。

 いつもどおりの七色の輝きを放ち、宇宙を観測している。


 中枢にトラップ探査のプログラムを走らせたところ、ノブリスハイネスの言うとおり罠を発見できた。



《ソウルトラップ》

レベル:20 効果時間:永続 対象:1人 発動条件:トリガータイプ 解除難易度:AA 発動回数:残19 



 ノブリスハイネスの言うとおり、《ソウルトラップ》が仕掛けられていた。

 効果はその名のとおり、罠にかかった者の霊魂を閉じ込める魔法。

 発動条件はおそらく台座スリットに量産鍵を差し込むと発動する……俺がルナベースに仕掛けているのと同様のものだ。


 特に怪しい点は……。

 ……ん?

 魔法レベルは『20』で……。

 発動回数:残……『19』……?


 魔法習得オプションのデフォルトレベルは20に設定されているから、レベルが20なのは問題ない。

 だが、その場合は発動回数も最大で20回となる。


 つまり……残り19回ということは、誰かがこの罠にかかっていることになる。


『……この中枢に、俺以外のクローンが侵入したことがあったのか?』

『……? 何故そのようなことを聞く』


 ノブリスハイネスに確認したところ、疑問で返された。

 惚けているようには見えない……あるいは、本気で知らないだけなのか?

 もちろん、そういう風に量子体を操作している可能性はあるが……。


 …………。


 なんだ?

 今の、とてつもなく大きな違和感は。

 何か大前提を、見逃してしまっているような……。

 気のせいか?


 …………いや!


 そうだ。

 あまりに自然な流れだったから、見逃しそうになっていた。


 そんなに古い情報ではない。

 つい最近判明した事実を照らしあわせたとき、ここにあってはならないものがあるのだ。


『おい、ノブリスハイネス』

『余は、超宇宙大銀河帝国皇帝ゴクアックである』


 …………。


か?』


 俺は三度みたび問う。


『無論だ。余は三好明彦のコピーではない。紛れも無くオリジナルの存在……アルティメット・ゴクアックなのだから』


 …………!


『お前にとってチグリは……』

『チグリ……ダーク・チグリスのことか』

『……お前にとって、チグリはどんな存在だった?』

『役に立つ部下だった』

『それだけか?』

『それ以上、何を言えと?』


 俺は、四度よたび問う。


『満足か?』

『……うむ。ダーク・チグリスの働きには、余も満足している』


 この堂々巡り感……。

 会話の関連性を分析し、同じ問いにも多種多様なボキャブラリーでレスポンスを返す特徴。

 喜怒哀楽の再現のため、記憶には忠実に()()()()()反応してくる特性。


 俺は最後の確信を得るために、最後の質問を投げかける。


『お前は、()()()()()量子体になった?』


 ……そう、知らないはずなのだ。

 聖鍵……あるいは量産鍵を使って魂魄粒子をデジタル化できるという情報は、俺もつい最近知った。

 チグリがデジタル化マニューバを解析した可能性はない。彼女が解析したデータなら、各量産鍵にクラウド共有される。もしそんなことが可能になっていたら、暴走したクローンたちが電脳世界に溢れていたはずだ。


 つまり、ノブリスハイネスが電脳世界で俺の目の前に現れること自体、有り得ないこと!


 俺の叫びに、ノブリスハイネスはただ一言。


『元からだ』


 ……正直に。

 自身の性能を解説した。


『余には、元からこの力が備わっている。余はすべてを支配する。物理世界も、電脳世界も……』


 そして、後付けのように繰り言を呟いた。

 それが、アルティメット・ゴクアックというキャラクターの『設定』。


 ……そういうことか。

 俺が……俺が戦っていたのは。


『ノブリスハイネスの()()()()()()……!』

『否。余は超宇宙大銀河帝国皇帝……ゴクアックである……! アルティメット・ゴクアックであーる……!!』


 驚愕して立ち上がる俺に、仰向けのアルティメット・ゴクアックはプログラムどおりの返答を繰り返す。

 「ノブリスハイネス」という単語に反応して、自身の名を訂正しているのだ。


 何度も。

 何度も……。




 コピーボット。

 即ち、俺がこの世界で作った自身の身代わりを発祥とした生体ボットである。

 王様コピーボットを始めとして、人々の手助けをする冒険者コピーボット、トラン商会の後見人として経済発展に努める会長コピーボット、フォスの学院で生活している学生コピーボット……その他もろもろ。

 活動記録はルナベースへと蓄積され、三好明彦……『オリジン』が必要に応じて同期していた。現在の俺は各コピーボットと同期していないが、今も変わらずに活動を続けているはずだ。


 クローンによる代理活動が全盛となっても、コピーボットは淘汰されなかった。

 操作する手間がなかったことに加え、コピーボットの利用者が俺だけに留まらなかったことも大きな理由だ。

 実際、リオミ、シーリア、フェイティスの政務を代行するコピーボットも存在する。

 それどころか、ピースフィア王国の国民を始めとし、各公国の民が利用することもできる。

 まるで、自分が2人以上いるかのような人生を送ることができる。


 無論、いろいろな問題も起きている。

 コピーボットは、人間らし過ぎるのだ。

 感情も心もないはずなのに、コミニケーションの通用する相手だと錯覚してしまうほどに。

 実際、コピーボットが相手なのに恋に落ちたり、逆に本物とコピーボットを間違えてしまう人が続出した。

 とはいえ、聖鍵派スタッフによるアフターサポート体制も整えた結果、概ね好意的に受け入れられている。


 実際、ノブリスハイネスの作り笑顔は本物としか思えなかった。

 俺でさえ、完全に騙された。

 自分だからわかるのだと、錯覚()()()()()のだ。


 で、だ。


 コピーボットにはAI……専用の人工知能が搭載されている。

 もともとメシアス多次元連合でも利用されているものを流用しているだけあって、高度な会話能力を持っている。

 しかし、AIであるがゆえに霊魂を持たない。どこまでいっても、よく出来た人形に過ぎない。

 だから、魂魄認証ランクもない。ゴクアックが持っていた量産鍵はブラフだ。


 しかしAIならば、電脳世界にもプログラムとして顕現できる。

 量子体として、俺の目の前に現れたとしても不思議ではない。


 目の前に転がっているこいつは、ノブリスハイネスの記憶を転写され、アルティメット・ゴクアックというキャラクターを演じ続けていたAIに過ぎなかったのだ。


『そうか、それでジャミングまで使って人間だけの兵力を……』


 バトルオートマトンもドロイドトルーパーのような機械兵士を利用していないのだから、当然コピーボットもないと思い込む。

 実際、俺はそう思い込まされていた。

 ジャミングの中では、コピーボットもジュゴバの外で稼働できない。

 逆に言えば、ジャミングのないジュゴバの内部なら、なんの問題もないというわけだ。


『《無霊軍団》もただの攻撃プログラムだったってことになるのか……』

 

 ノブリスハイネスの記憶から再現されたからこそ、真に迫っていた。

 黒闇騎士召喚も、電脳世界ならば可能だ。


 すべてを逆手にとった大掛かりなギミック……。


『影武者、なのか?』


 コピーボットとわかった後、俺はゴクアックのAIを強制停止した。

 先ほどまであんなにやかましかったのに、今ではウンともスンとも言わない。


『あるいは門番……』


 電脳世界から攻撃された場合を想定して配置されたのだろうか。

 ラストバトルを演出するために、ゴクアックを配置した?


 ……考えるのはよそう。


 俺は、七色に輝く球体……中枢を見上げた。


『……そこに……いるんだろ? ノブリスハイネス……』


 《ソウルトラップ》の残り回数。

 コピーボットの証言。

 そしてライアーの……「ジュゴバ中枢と一体化」「取り込まれる」という言葉の意味。


 そのすべてが、いくつかの事実を物語っている。


 《ソウルトラップ》はブラフ。

 本命は中枢本体に入り込んだ、ノブリスハイネスの霊魂。

 ライアーも、それに気づいた。


 ノブリスハイネスは、ゴクアックになろうとしたのではない。

 惑星ジュゴバそのものになろうとした。

 空間を支配しディメンジョン・セキュリティ時を支配し(クイックタイム)

 ジュゴバを中心としたダリア星系そのものが、ノブリスハイネスとなった。


『なんとか言えよ……』


 俺の言葉に応えることなく、中枢セントラルは輝きを放ちながら回転を続けている。


『お前……どうして……』


 お前には、言いたいこと……たくさんあったのに。

 文句もあった。

 罵倒もあった。

 感謝も、なくはなかった。


 届かないのか。

 聞こえていないのか。

 あるいは、俺と話す舌などないと言いたいのか。


『いや……そうだよな……』


 俺とあいつに共通していた部分。

 まだノブリスハイネスが並列思考のひとつに過ぎなかった頃に抱いていた、想い。


――死にたい。

――三好明彦で、いたくない。


 ……そうか。

 お前は最後まで、自分をやめたい、滅ぼしたいという欲求に抗えなかったのか。


――お前は違うのか?


 こんなとき、あいつは頭の中からしたり顔で、そう問いかけてきた。


 だが、今の声は俺の願望だ。

 ノブリスハイネスは、何も語らない。

 ただ光り、演算し、回転を続ける。

 もう、内なる声は聞こえない。 


 それでも、俺は問いに答えた。


『俺は……生きる』


 俺は台座ではなく、中枢に向かって魔鍵を投げつけた。

 突き刺さった部分から、七色を淘汰するように黒の一色が拡がっていく。


 同時に、何かが魔鍵を通して俺を引きずり込もうとしてくる。


『……っ。なるほど!』


 魂が引っ張られるような感覚に、心がざわつく。

 頭の後ろがチリチリと焦げるような、不快な波動。

 貪欲に、己が分身を欲する飢餓の衝動。

 

 取り込むというより、これは道連れだ。

 自分と同じ境遇に誰かを引きずり込んでやりたい……。

 自分の苦しみを、他の誰かにも味あわせたい……。

 ノブリスハイネスの怨念とでも呼ぶべきモノだ。


 これがもし普通の量産鍵なら、為す術もなく魂を引きずり込まれていたに違いない。

 ライアーがジュゴバ内部から物理破壊を試みなかったのは少し不可解だが、撤退を選んだのは賢明だ。


 だけど、俺なら。

 造物主さえも取り込んだ魔鍵ならば。


『造物主とともに、やすらかに眠れ……!』


――魔鍵、起動。

――コード:ドミネイター!


 エグゼクターの時と同じで、抵抗はなかった。

 ジュゴバ中枢を瞬時に支配する。

 さらに、丸裸となったノブリスハイネスの霊魂を霊と魂とに分離し、霊だけを魔鍵へと取り込んだ。


 魂と霊は別々のものだが、どちらが失われても意味を成さない。

 魔鍵では聖鍵と違って魂は吸収できないが、霊は別だ。

 そして霊ならば造物主の霊と同様、拘束することができる。


 ノブリスハイネスの抱いていた夢も想いも虚無感も、すべてディラックの海へと放逐され続ける……。

 もう、どこにも往くことはない。


『俺は、立ち止まらない。思考停止もしない。自分がオリジナルの何者かでなくてもいい』


――どうしてお前は俺と違う?


 俺の決意に、ノブリスハイネスが疑問を呈してきた。

 いや……ノブリスハイネスの霊は魂と切り離され、思考することはない。

 だからきっと、これも幻聴。


――何故、億面もなく生きていられる?


 それでも、並行世界の俺(ノブリスハイネス)に。

 過去(最低)の自分自身に、決別の言葉を贈ろう。


『もうすぐ俺はリオミの子の……パパに、なれるからだ』


 こうして。

 ダリア星系における戦いは終結し、超宇宙大銀河帝国ジャ・アークはこの宇宙から消滅することが決まった。

 ひとりの男の妄念とともに。

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