登場人物紹介
【サロモン・ハハト】
かつての戦乱でアスリア王国義勇軍を率いていた将。“聖炎の祝祭”にて魔人として火刑に処された。元は寒村の出自で商家へ奉公に出されるも、とある事件を切っ掛けに軍人に。苛烈な戦術で知られた。
【マルコ】
王国の北東辺境キコ村の村長の息子。幼くから異才でもって周囲へ影響する。村の発展から始まり世間に知られることなく諸事を推し進め、今は“火撃”の一騎として武名を謳われる。王国の民の鑑とも。
【ラウリ】
元は商家の手代だったが不正を嫌って行商人となり、王国北方を巡っていた。マルコと出会って彼を人中の竜と見る。経済分野で活躍しており、今は護衛団を運営してヘルレヴィ領内の物流を握る。
【オイヴァ・オタラ】
城住み騎士の家の四男坊。元は従軍鍛冶師として刀剣を扱っていたが、“聖炎の祝祭”以降は世を拗ねて自堕落に生きていた。マルコを魔剣の類と見ており、護衛団、親衛団と常に彼へ協力している。大男。
【ベルトラン】
エベリア帝国の貴族の血を引く。元は帝国軍の傭兵だったが囚われて戦争奴隷となった。その後は地下へ潜り犯罪組織の頭目として活動。マルコを“死の神”として信奉する狂信的使徒。緑巾を被る。
【ジキルローザ】
浅黒の肌、銀髪、赤眼という少数部族の女戦士。サロモンの副官だった。“聖炎の祝祭”の当日に教会に捕らわれた後は消息不明となっている。王国南端の魔境“塵夢森”へ入ったとの未確認情報あり。
【アクセリ・アーネル】
王国の下級貴族。国軍からヘルレヴィ領軍へ転属し、領軍中尉として辺境を巡察していた。マルコと出会ってよりは将の道を歩み始め、護衛団部隊長、領軍騎兵隊隊長、そして親衛団団長となった。
【ダニエル・ハッキネン】
王国貴族。男爵。元は子爵家だったが、世間に英雄視される父兄の真実が原因で降爵した。“野の花食い”に耽る若隠居だったがマルコと出会い生活を一変、王都で様々に活動する。護衛団の団長でもある。
【マティアス・ヘルレヴィ】
王国大貴族。伯爵。四侯六伯の1人として王国の政治に関わる一方、兵站の重要地域を伯爵領として治めている。官僚気質で融通の利かない性格。最近は領内に騒動が起こったためか涙もろくなった。
【ヤルッコ】
元ヘルレヴィ領軍軍曹。老いてなお精強な古参兵。多くの戦場を巡る中で謙る礼節を放棄したため貴族と問題を起こすこともしばしば。護衛団の部隊長を経て現在は親衛団で歩兵を率いる。ドワーフ風。
【ヨアキム・ベック】
“聖炎の祝祭”において火刑を指揮した肥満の司祭。今は出世して、教会の東方司教として王国王都周辺を影響下においている。次期東方大司教と目される人物。よく動く舌を持っている。
【クスター】
かつてはサロモン軍において騎兵部隊の部将だった。奇妙な“予感”に苛まれる。“聖炎の祝祭”以降は馬賊を率いて王国北方を荒らしていたが、マルコと出会って服従した。“火撃”の騎兵隊隊長。
【パウリーナ】
アスリア王国第三王女。貴族の中にあっては無知蒙昧の姫として迫害を受け、離宮に引き籠って暮らす。暗殺事件を切っ掛けにマルコと1つの約束を結び、親衛団を持つ身の上となった。練麺の匠。
【ヴィルマ・カントラ】
パウリーナ付きの侍女武官。領地持ち騎士の家の娘。華やかな外見で、武術についても高い技術を習得している。パウリーナを主君として強く敬愛していて、常に側に侍り一生懸命に仕えている。
【エレオノーラ】
アスリア王国第一王女。かつては勇者と恋仲であり、彼女の摘発によりサロモンの火刑が決まった。今は元聖騎士の夫との間に一男一女を持つ。国王が病に臥せる中、実質的に王権の頂点に立っている。
【クラウス・ユリハルシラ】
王国の筆頭貴族。侯爵。四侯六伯の長として国政の中心にある一方、己の領地に精強な領軍と屈強な騎士団とを養う。元国軍元帥。今も護国の大将軍としての顔を持つが、心労から酒量が多くなっている。
【ルーカス・ユリハルシラ】
クラウスの息子。侯爵家嫡子。マルコと同い年。ダニエルを相談衆として学び、素直な人柄から将来の侯爵家当主の風格を予感させる人物。行禍原に初陣を経験し、その衝撃的な体験を消化しつつある。
【アマリア・ユリハルシラ】
クラウスの娘。ルーカスの姉。本来であれば侯爵家を継ぐところを、クラウスの意志により他家へ嫁すことが決定している。それが近々実現するのではないかと噂されている。穏やかな人柄であるという。
【テレンシオ・バルセロ】
王国軍に“黒蛇”として恐れられる帝国軍人。かつては帝軍大佐として王国領を駆けていたが、今は降格し帝軍中佐として軽騎兵大隊を率いている。吝嗇家として知られる一方、中央から嫌われているとも。
【エルヴィ】
キコ村でマルコの青空教室に勉学を修めた村娘。高い計算能力をもって護衛団の事務方に就職し、ラウリを補佐する傍ら武術を身につけようと努力している。ヴィルマの助言を受けて弓術に専念することに。




