第8話(バレエエッセイ第48話)・バレエ公演に向けてC先生にコンタクトを取る
先の3話の原作と大体のイメージを伝えたがB先生からは締め切り後も返答ないため、断られたと受け止める。あとで謝罪がきたが、逆に後日こちらが申し訳ないと思うことになる。理由は後述する。
次にコンタクトをとったのは、C先生。
理由は以下の通り
① ご自分で長らくバレエ公演を携わっておられ公演のノウハウを熟知されていること
② ご自分でクラシックバレエの技法に乗っ取った創作もされていること
大それたことをしている自覚はある。発表会すら立てない大人バレエ生徒がプロバレリーナを雇って自作を創作バレエの形式で上演してくれと書いて寄こしたから。しかも紹介者なしで。
ただバレエ団員といえどもお給料がわずかで食べていけない話は聞く。だからわたしが一度限りならば参入を許してくれるのではないか、喜んでもらえるのではないかという打算もあった。
もちろんC先生にはお給料やポワント代は出すと伝えている。公演自体は入場無料も考えているがC先生が舞台監督や振付をしたらその名前だけでお客さんが入ると言う計算もある。だから収益が出るならそれも全額差し上げると書いた。受諾するしないにかかわらず、検討料も出すと書いた。
…さて、どうなるか……
返答をいただけるとしたら数日かかるだろうと思っていたがなんと当日返信メールが来た。しかも遠方のバレエコンクールに出場する生徒の付き添い中だ。列車の待ち時間の合間に読んでくださったのだろうか。いずれにせよ、すごい話。
下記は先生からのメールだが固有名並びに一部文面は省略しています。
↓ ↓ ↓
一番の問題は会場の確保です。
因みに某会場(←駅前で便利で人気)は閉館します。関西では更に会場確保が厳しくなります。
以前に、お伝えさせていただいたように平日なら比較的空いていますが、なかなか集客はしにくいです。
例えば、3作品上演となれば20分、20分、20分
他に、何か藤田様が観たいクラシックバレエ作品を入れ
120分ぐらいにしてはいかがでしょう。15分休憩を入れたら
135分、これぐらいならお客様も、楽しめ集客にもなります。
幕物は、費用的にもかなり厳しいです。
テーマに添って、おっしゃっていたように
青い鳥が導く3部作で良いのではと考えます。
映像効果、プロジェクションマッピングですが
おっしゃるとおり映像制作からになりますので
機材やスタッフを入れたらかなりかかります。
私も以前調べましたが、費用と会場の問題で断念しました。
吊ものや、照明で工夫した方が効果的で費用が安くなります。
さすがだ。C先生はバレリーナでありながら長らく舞台製作もされていただけに
具体的で現実的で…
よし、この先生にまかせよう!!
しかし、まだ続きがあった。




