表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/1834

第83話 鉱山ダンジョン3

「壁が崩れるぞ!」


近くの壁が上の方から崩れてきた! 危ない!


「【身体強化】!」


とっさに跳び、落石から回避した。


「むむ! 何か出て来るな。あれは、ゴーレムか!」


崩れた壁の中から巨大なゴーレムが出てきた。どうやらコイツがラスボスのよう。


「【鑑定】! ミスリルゴーレム! 強度最強、耐熱最強、耐刃最強ときた。しかし全身がミスリルとはすごいなぁ」


「テネシア、イレーネ、とりあえず物理攻撃だ!」


二人が剣で応戦する


カチン! カチン! カチン! キーン! キーン! キーン!

カチン! カチン! カチン! キーン! キーン! キーン!

カチン! カチン! カチン! キーン! キーン! キーン!


 空洞内で、金属同士がぶつかる衝撃音が響き渡る。二人とも巨大なゴーレムを高角度から攻撃しまくっている。ゴーレムは動きが遅いが、大きな腕で二人に上からパンチを浴びせてくる。避けると地面が陥没した。動きは遅いがバワーがもの凄い。


 しばらく物理攻撃が続いたが、二人の剣は効かないし、ゴーレムのパンチは避けられる。お互いに決め手なし。


「これじゃ、二人とも消耗するな……ミスリルゴーレムは疲れを知らないみたいだし、どうしようかな……ためしに」


「【スリープ】!」


ゴーレムの動きが止まらない……ゴーレムは生物じゃないのか?? しかたない。


「テネシア、イレーネ、魔法いいぞ、ただし、ここは空洞内だから手加減しろよ」


「ファイヤーボール!」「エアーアタック!」


 火と風の魔法がゴーレムに直撃するがまったく効かない。あいつの動きを止められればな…そうだ止めればいいんだ!


「動きを止める【停止】スキルを【創造】!」


【停止】スキルが創造できた。よし、ゴーレムに。


「【停止】!」


ゴーレムの動きが止まった!


よし、そのまま収納しよう。


 これで終わりかな? するとゴーレムが出てきた壁がボロボロ崩れ出し、中に部屋らしきものが見え、奥にミスリル、金、銀等、素材の山があった。これは凄い。お宝を収納しよう。全部回収すると、さらに奥に、光るものが見えた。


「これは水晶玉だろうか? とりあえず持って帰ろう」


 いきなり入口まで【転移】もできたが、まだ余裕があったから、アイアンリザードがいたあたりに【転移】して、あとはテネシアとイレーネが切り倒しながら入口に向かっていった。


「さて、ギルドに報告するか」


 ギルド長にダンジョンを踏破したことを告げると、腰を抜かすほど驚いてた。いろいろ聞いてきたので、ありのまま伝える。但し、こちらの使用したスキルはぼかしながら。


「それでラスボスはミスリルゴーレムだったんですね?」

「はい、そうです」

「素材はありますか?」

「ありますが、大きいので、広い場所でないと無理です」


その後、ギルド近くの素材倉庫で、ミスリルゴーレムを【取出し】した。


「……これは凄いですな」


ギルド長が驚愕する。そして、真剣な表情で聞いてくる。


「これをどうなさるおつもりですか?」


確か素材は冒険者が回収できるはずで、これからじっくり考えようと思ったが。


「できればこの町に留めておいてもらいたいんです」

「この町に置いてどうするんですか?」

「貴重なラスボスで、ダンジョン踏破の記念にもなりますし……」

「それでしたら、この町に私の経営するお店があります。そこの店にダンジョン踏破の記念品として、置くようにしましょう」

「それは有難いです。冒険者達も見に行くでしょう。私の方もギルド長の名で証明します」


 こうしてこの町を後にするのだが、僕がダンジョンを踏破した噂が一気に広まり、お店もラスボス像のお陰で大繁盛となった。今回は大量の素材をゲットしたので、ホクホクだ。


 しかしダンジョン奥で回収したあの水晶玉なんだろ? 持ってるとやたら元気になる。


「【鑑定】! 魔力増大のアイテムのようだな……」


ずっと持っていると全身が熱くなるし、魔力酔いで気分が悪くなる。とりあえず【収納】しとく。


後日、シャイネル公爵からダンジョン踏破のことを聞かれ、かなり興奮してた。


「公王様、お店に行きましたよ。あのミスリルのゴーレムは凄いですねぇ! 今にも動きそうですよ」


 確かにそうだよね。ここだけの話、【停止】させただけで、完全に倒したわけじゃないから、そのうち動き出すんじゃないかとビクビクしてるけど、しばらく経過観察するしかないな。

 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。もし拙作を気にいって頂けましたら、評価やブックマークをして頂けると大変有難いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ