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第23話 ギースの港町

 ギルフォード商会の三店舗目が開店した。ギースの港町で王都を中心にして、山の館の反対側になる。場所は遠いが【転移】があるので大丈夫。物品の移動は王都の商会本店から荷馬車で送ってもらうことにした。


「マーク店長、がんばって下さい」

「ギルフォード会長、ありがとうございます」


 ここの店長はマークという男性で、本店のメラル店長の元部下だ。優秀なメラルの部下なら大丈夫だろう。最初は本店からの物資を中心に扱うが、地域に慣れてきたら地元の物品を増やしてもらおう。そうすれば移動コストも抑えられる。


 ここの港町はまったくの初めてなので、興味本位でいろいろ散策してみた。山の中が多かったせいか、海の近くは刺激的だ。大きな帆船も来てるなあ。今回もいつもの三人で来てるがちょっとはしゃぎ過ぎたか。


「おい、てめえ、どこに目をつけてんだよ!」


 うっかり細い路地に入ったら、変なのに絡まれた。またこれかよ。今回はサクッといきたいし、路地だから誰も見てないな。周囲を見渡してから。


「おい、てめえ、何、よそ見して……」

「【収納】!」


 あっという間に男が消える。生き物も収納可能になってから、動物は何度も試したが、人間は機会がなかった。まあ知人、友人もそうだし、一般の人には抵抗あったからね。でもこういう輩なら抵抗が少ない。たぶん大丈夫だと思うけど、どこかで出そう。できれば中にいた時の感想も聞きたいな。


あるじ、ついに生きた人間で収納成功したな」

「中に入った人はどうなるんでしょう?」

「……どうなるんだろうね。たぶん大丈夫だと思うけど、後で確認しよう」


 それと王女にユニコーン像を贈呈した後、【加工】スキルがレベルアップしていた。【加工】レベル2(品質改善)から、【加工】レベル3(最高品質)だってさ。ただこのスキルを使用すると剣は聖剣レベルになってしまうし、あまりにチート過ぎるので混乱を招きそう。なので聖剣、聖槍、聖弓等は自分用とテネシア、イレーネに限定することにした。


「しかし、海と船はいいもんだな」

「そうですね」

「そのうち、船に乗ってみるか」

「それもいいな」


しばらく三人で港町を楽しんだ。


――――

――――――


<山の館・地下二階の隔離部屋>


「【取出し】!」

「えっ! ここはどこだ!?」」


港町で収納した男を取り出した。とりあえず生きてるな。


「質問がある」

「なんだ!」

「お前は港町にいたが、その後、どうなっていたか分かるか?」

「港町にいて、男に絡んで、と思ったら、ここだ」

「ここに来るまでどのくらい時間がたったと思う?」

「ん? 今さっきの話だろ」

「……だいたい分かった。もとに戻してやろう【収納】!」


 男の話から察するに収納に入っている間は何の感覚もないこと。恐らく時間も止まった感じなのだろう。後で港町に戻しておこう。今回は念のため覆面で会話した。隔離部屋を使うのは、ユニコーンに続き、これで二度目だ。そう言えば以前、生きた状態で収納した魔物達、どうなってるかな? 今度、山奥の魔物討伐に行った時、取り出すかな。

 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。もし拙作を気にいって頂けましたら、評価やブックマークをして頂けると大変有難いです。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 加工のスキルレベル3は『第13話 商売繁盛』の最後の時点で到達しているので、こちらの話でレベル3に到達したという記述に違和感を覚えました。 加工のスキルレベル3に到達した『第13話 …
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