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【Twitterお題シリーズ】④【#ふぁぼしたフォロワーさんをイメージして小説の書き出し一文】
満点の星空。
何て綺麗なの。
一心に輝く。
隣の星に負けぬと輝く。
「綺麗だね」
貴方は見上げながらそう言う。
少し照れ臭くなりながらも、そうだね、と私は呟く。
暖かな風が吹く。
夜闇ではあるけれど、その風は酷く心地よく、背中を押すように吹くのが、私は嫌いでは無い。
まだ夏は長い。
「見上げるのは疲れただろう」
彼の言葉に、私は頷く。
「輝きに行こう」
笑顔で彼はそう言うと私へと手を伸ばす。
勿論躊躇わずにその手を取った。
ここからだ。まだ夏は長い




