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短編  作者:
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【Twitterお題シリーズ】③【#ふぁぼしたフォロワーさんをイメージして小説の書き出し一文】


闇夜。


月出でる。


乾いた風が吹く。


光瞬くのは所々の街灯。


巨大な時計塔は無音の中も仕事を続けている。


ロンドンの闇は何処までも続く、その未来を着実に刻む。


その上に立つ仮面の男は、棚引くマントを大きく広げていた。


彼こそが未来への咆哮者。


静まり返るロンドンの闇の中、彼だけは脈打つ血の巡りに心揺れ動かしている。


響く笑い声は静かな夜に響き渡るだろう。


「何と痛快!以前に愉快!我は喜悦である!」


一呼吸の後に男は言う。


「次の獲物は、情熱のルビー!」

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