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槍使いと、黒猫。  作者: 健康


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二十三話 女の匂い

 あんな連中と関わりたくねぇ。


 急ぎポポブムに跨がった俺は、足でポポブムの腹を軽く叩いて出発した。裏庭から街道を抜けるように走らせていく。


 来た道を戻り、ハイム川の浅瀬を渡る。

 レフテン王国のファダイク近郊から少しでも離れようと、暗闇の中を駆けていった。


 幾つか小さい村を通り過ぎた頃。

 朝日が上がり、周りが明るくなってきた。


 俺はそこでポポブムの歩を緩める。


 そういや先ほどの戦いで初めて無意識に人を殺してしまったな。

 だが、何も感じない。

 ん? 背後に魔素の反応だ。馬の音も聞こえる。


 ――追っ手かよ。

 後ろを振り返ると、やはり白い仮面を被った奴だった。

 あいつ、懲りずに俺を追いかけてきたらしい。

 感傷に浸っている暇もない。


 しつこい。


 今後の為に、あの追っ手に俺がどういう存在か解らせてやるか。

 右手に黒槍を携えてポポブムからさっと跳躍――地面に降り立ち、槍をぐるりと回して正眼に構える。


 追っ手をここで待つ。


「ロロ、少し見てて」

「にゃ」


 黒猫(ロロ)は『わかったにゃ』的な軽い声で鳴くと、ポポブムの後頭部で前足を揃えて成り行きを見守る姿勢となった。


 つぶらな紅い瞳で見つめてくる黒猫(ロロ)に軽く頷いてから、追っ手に視線を移す。

 白い仮面を被った追っ手は、両手に刀を持った状態で馬の上に立ち上がっていた。


 立ってどうするんだ?

 ――跳躍か。


 白仮面は速度を出している馬の上から身を捻りながら飛び上がる。

 身体が独楽≪コマ≫のように回転していた。左右の両手に持った刀はその回転で威力が増しているのか、刃がぶれて見える。


 思わず十点満点っ! と言いたくなるが、俺に迫る斬撃を受け流す動作を取った。


 主を失った馬は俺の横を駆け抜けていく。


 黒槍を斜めに持ち上げ刃を受け止める。刀と槍が衝突し、キィンッという耳障りな音が何回も響く中、黒槍を円を描くように扱い刃を受け流して弾いていった。

 白仮面は回転斬撃が防がれた着地後もたいした隙を見せず、前進しながら一太刀、二太刀と連続で刀を振り抜いてくる。


 その斬撃を受けずに見ながら、後退し、刃を躱していく。


 さっきも思ったけど、こりゃ相当鍛えられてる。


 <魔闘術>と見られる魔力操作の強化もスムーズだし、この魔力を放出させている分厚い刀も丈夫そうで特殊な武器だ。


 特殊な金属なんだろう。

 だがここまでだ。

 俺は斬撃を屈んで避けた際に、足に魔力を溜めた魔闘脚を行う。


 地面を蹴るようにして後退し、近接の間合いから外れる。


 そこでもう一度、白仮面野郎を見つめた。

 仮面の穴から僅かに見える瞳を睨みつける。


 俺はニヤッと微笑を作った瞬間――。


 一気に攻勢に出た。


 頭、首、胸、太腿、膝、急所へと、的確に穂先と石突を撃ち分けて攻撃していく。

 数十秒、高速で黒槍を上下左右へ変幻自在に振るい続けた。


 白仮面は小さい体格を生かすように屈んだり回転して避け、両手に持つ刀で俺の払いと突きを弾いていたが、五分程で次第に避けきれなくなり、「くっ」「はっ」という息を乱す音が俺の耳に届くようになった。


 肩で息をし始めている。無酸素運動はキツイよな?

 高速戦闘では俺の槍武術に付いてこれていない。

 リズムが目に見えてハッキリと悪くなった。


 そして、明らかな隙を産み出す。

 その僅かな淀みを見逃す訳も無く。


 ――狙いは右腕。


 左右へ打ち分けていた連続突きの途中――。

 わざとフェイクを織り混ぜた攻撃へと移行。

 左足の爪先を軸に左に爪先半回転を行い、黒槍の軌道を変化させた――。

 黒槍の柄をしならせるように振るい――石突を白仮面の上腕に喰らわせる。

 その腕が内側に折れ曲がって鈍い音を響かせた。


「イッ」


 白仮面は痛そうな声を漏らし、握っていた刀を落とす。

 だが、白仮面はそんな怪我など気にしないのか、強引に前進してきた。

 距離を詰めてくると、無事な左手が握る刀を上段から振り下ろしてくる。


 しかし、脆すぎる攻撃だ。


 黒槍を斜めに構え、右上からの斬撃を黒槍の柄に吸収させるイメージで受けた。そのまま柄の上で勢いを殺さずに刃を流す。

 柄の表面を削るように火花を散らしながら刀が滑り落ちていく。

 同時にわざと相手に近寄って鍔迫り合いの形へ誘導すると、白仮面野郎の視線とかち合った。その仮面の穴から敵の瞳を凝視――。


 綺麗な瞳――。

 その一瞬、白仮面の重心が俺に傾いているのを感じた。

 体重の乗った刀の攻撃のベクトルに抗えず――白仮面の体重は前へ傾く。


 その傾きを加速誘導させるように――。

 白仮面の体を掴みながら俺はくるりと体を半回転。


 白仮面の背後を取った。


 背後を取りながら白仮面の左手を肘から強引に掴みあげて、黒槍を使い変形・腕絡みを行う。


 これも<槍組手>の技で変化系の一つ。

 刀を持つ左手を強引に捻りあげ肩の関節を外す。


「いっ、がぁっ、きゃぁっ」


 んお? 女!? 白仮面は黄色い悲鳴をあげる。


 白仮面は左手で握っていたもう一つの刀を落とす。

 その刀は地面に突き刺さった。


 女声に驚き、確認のため後ろから手を回した。

 黒い外套の中に手を入れ、鎖帷子らしき装備の上から胸をまさぐるように、もみもみと……ふむ。これは確実におっぱいだお。

 柔らかい、お椀型おっぱいだ。

 おっぱい研究会顧問として、触ったおっぱいの形を瞬時に把握する術は身に付けてある。


「あっ、離せ……何をするのだ」


 白仮面の女は胸を羽交い締めにされながらも、甘い吐息を出して抵抗していた。


 久々の女を感じ取る。

 股間がモッコリモッコスなチョモランマ状態へ発展。


 この女の顔が気になったので、


 仮面の紐をほどいて外し、襤褸の黒い外套も脱がして取った。

 それから羽交い締めを解いて体を離した。


 そして、女の顔を拝見。

 おぉぉ、驚いた。

 飛びっきりの美人じゃねぇか。

 女の美人暗殺者とは、ニ○ータかよ。


 外套の下に着ていたのは鎖帷子系の黒装束。

 しかもワンピースのような作り。

 太股が露になり、白桃色の柔らかそうな肌を見せていた。

 黒い脛甲もなんか戦国時代のくの一を連想させる。


 それでいて、現代的な女性の雰囲気を持つ短いおかっぱ系の黒髪に、黒い瞳ときたもんだ。


 ニ○ータってより、あ○みか? 小顔で、綺麗な女だ。もしや同郷?


「……女か」


 女は俺が見つめている最中にも、骨折している手を震わせながら、脱臼している肩を押さえる。


 その目にはハッキリと侮蔑の色があり、俺を睨んでいた。

 時折落とした刀へと視線を向けている。


 ――刀が欲しい?

 分かりやす。また俺を睨んでるし。


「お前、名前は?」

「……」


 黙ったままか。確か、ユイとか……。

 彼女は最初、俺に襲いかかる前、侯爵のヒュアトスにそう呼ばれていたのを覚えている。


「お前、ユイとか呼ばれていたよな」

「なっ」


 おっ、この反応。やはりユイが名前か。

 だが、まだ殺気のオーラをムンムンと漂わせていた。

 剣呑な雰囲気を放出して俺を睨んでいる。


「……ユイで良いんだ?」

「な、なぜわたしを離した? それになぜ殺さない」


 まぁ名前なんかより、そっちのが気になるよな。


「離したのは、お前に少し聞きたい事があったのと……女だったからかな? 可愛い声が聞こえたからその白仮面の下が見たくなった。正直……顔が綺麗で美人なのには驚いたよ」


 俺の言葉にユイの黒い瞳が揺れる。


「えっ、な……」

「それに胸も堪能しちゃったしなぁ。体つきも良いし」

「わ、わたしを辱める気かっ、ぐっあぁ!」


 ユイはそう叫ぶと、自ら関節を無理に嵌め込み、その左手で刀を拾い距離をとった。


 うへ、痛いだろうに。

 骨折している手を使い、無理に左肩を嵌め込むとは……というか、あの状態で動かせるのは、相当な痛みに対する訓練をしてきたのかねぇ。


 まぁ、そんな事より正論をぶつけよう。


「……おいおい、そっちが襲いかかってきた上に、追いかけてきたのもお前だろう? それに、負けたら何をされるかも、覚悟の上だろうに」

「うるさい!」


 この反応からすると、負ける気はさらさら無かったのだろう。


「右手、骨折してるんだろ? 左手だってだらんと垂れて力が出せない感じだし、そんなんで俺と殺ろうっての?」

「うるさい、黙れっ、戯れ言をっ」


 ユイは脱臼していた左手を使い、無理に刀を振り上げてくる。刀の軌道もゆるゆるで震えているので、当たる訳が無い。

 俺は僅かに身体をずらしてゆるゆるの刀を避けると、またユイの左手を掴みあげて、肘を捻りながらユイの後ろに回り込む。


 また羽交い締めにした。

 ユイは折角拾った刀をまた地面に落とした。


「痛っ、痛いっ、離せ!」

「嫌だね」


 俺は笑みを浮かべながら、彼女のうなじへ顔を寄せる。首筋を舐めるように、鼻腔を広げて匂いを嗅いだ。

 くぅぅぁぁぁ、たまらない。女の汗の良い匂いだ。

 ユイの身長は百六十センチあるかないかぐらい。そのユイの胸をまたまさぐって堪能し、綺麗な太股へと指を伸ばし撫でていく。


「お前、良い女だな~、良い匂いもする」


 ユイの身体がぶるっと震えたのが分かった。

 <分泌吸の匂手(フェロモンズタッチ)>を発動すると、彼女の汗の匂いから僅かに恐怖心が伝わってくる。


「わたしを嬲るのかっ、変態!」

「それがどうした。さっきも言ったけど、お前さ、こういう仕事をしてる奴が捕まった場合の末路ぐらい考えた事はあるだろう? しかも、お前は()だ」

「……ふんっ、さっさとわたしを犯して殺せば良いだろう!」

「――馬鹿野郎っ」


 俺は思わず叱ってしまう。


 叱ると同時にユイの細く引き締まった筋肉質な体を離し、地面へ突き飛ばす。

 股間高くしといていう台詞じゃないし、説教キャラでもないのだが……。


「くっ……」


 彼女は俺を睨んでいるが、もう戦闘意欲は失われているようだった。

 そのユイの瞳が灰色や銀白色へ変わっていたが、無視して話を続ける。


「少しは話ができそうだな? それで、俺を追うように命じたのは、あの場にいた貴族か?」


 ユイは答えない。暗殺者だもんな。いう訳ないか。

 それよりも重要な事を聞いておこう。


「……突然だが、少し変わった質問をする。お前、ユイが名前なんだよな。その、いきなりで何だが、日本という言葉を聞いた事はあるか?」

「ニホン? 数字か?」


 お、きりっとした上目遣い。

 けど、この反応だと、やっぱり転生者とか同郷の出身ではないな。たまたま黒髪に黒い瞳なだけか。


「いや、国の名前だ」

「そんな国、聞いたこともないっ……それより早く、わたしを殺せ……」


 ユイはそんな言葉を泣くように吐き、表情に翳りを見せる。


「そっか。でも……ユイの命は奪う気にはなれないや。甘いと思うけど、どうもね」


 可愛い子だし、なにより久々に、人の、女の、リアルおっぱいを味わわせてくれた女だ。

 俺のおっぱい革命運動家としての血が騒いだのは事実。


 もっと丹念に調べたいと思わせてくれた相手だ。とてもじゃないが、命を奪う気にはなれない。


 じろじろとユイの顔を観察して考えていると、ユイは紅い小さい唇を震わせる。


「……情けなぞ、意味がないぞ」

「だが、命あっての物種だろう?」


 俺の言葉を聞いたユイは長い睫毛と黒い瞳を揺らす。

 動揺しているのは丸分かりだ。

 ユイは幼げな印象もあるが、やっぱすっげぇ美人だ。


「……良いのか? このまま解放したら……いずれ、わたしはお前を殺すぞ」


 はは、殺すぞか。どんとこいや。

 彼女は命令されているんだろうな。


「……あぁ、良いよ。俺はこのまま逃げる。ユイは俺を殺したいんだろう? 傷を治したら、いつでも俺を殺しに来たらいい。あ、できれば、その仮面は被らずに、綺麗なその顔を見せて襲いかかってきて欲しいなあ」


 彼女は心底意味が分からないというように、フザケタことをいう俺を見つめている。

 目を大きくし、豆鉄砲を食った鳩のように口をぽかーんと開けていた。


 そんな顔を浮かべているユイを尻目にポポブムへ乗り込む。


「あっ、待てっ」

「じゃ」


 ユイへ笑顔を向けて、軽く腕を振る。

 そのタイミングで、ポポブムの腹を叩きその場から離れていった。


 ふぅ、と嘆息。


 もう追ってくる気配はないので、一安心。

 美女だったので良いけど。


 でも、あんなとこで会合とかすんなよなぁ。姫を誘拐とか、色々危ないワードが出ていたが……。


 ま、俺には関係なし。


 火中の栗をわざわざ拾いには行かない。

 後は野となれ山となれってんだ。


 俺には、冒険者に成って自由にまったりと世界を見て回り、お宝をゲットして、美女とイチャラブするっていう野望があるんだ。

 あ、でも、目の前で誘拐の現場に居合わせたら、助けに入っていただろうな。姫なんだからきっと美人だろうし。


 だけど、聞いた話だけで飛び付くのもな。


 手の届く範囲なら全力で助けに入り、敵がいるならば根絶やしにするのが俺のジャスティス。(今考えた)


 やっぱ美女にはちやほやされたいし。それに、生きてりゃ目的なんてコロコロ変わるかも知れない。


 黒猫(ロロディーヌ)との約束もあるし。


 そんな不純で欲望まみれの思考を重ねながら、俺はポポブムを走らせていった。


 さて、ここ、どこだろう……。

 ポポブムを無我夢中で走らせたからな。

 辺りを確認してそのまま遠方に視線を巡らせる。


 ――ん?


 おぉ、標高の高そうな山だ。


 かなり遠くだが、一際高い山脈が見える。

 マハハイム山脈とは位置が逆だから、あれが南のバルドーク山か。

 その手前にはハイム川も見えた。あの川とあの山が見えていれば、だいたいの位置は予想できる。


 すると、少し先に馬車が数台止まっているのが見えた。

 亀マークの旗がある。商隊キャラバンの一行かな。


 人も複数居るようだ。

 近寄って聞いてみよ。


「そこで止まれ、何の用だ?」


 キャラバンの一行に近付くと、冒険者風の人たちに止められた。

 相手は警戒してる、素直に話すか。


「旅の者です。この辺りに疎くて、場所の確認を出来たらと思いまして」


 謙り気味に話すと、相対している三人の若い冒険者は、睨みを利かせて観察してくる。


「……そうか。見たところ、一人か?」

「はい」

「怪しいな……」


 冒険者たちは顔を見合わせている。


「おい、一応ブロンコスさんに報告しとこうぜ」

「そうだな。行け」

「うん」


 そういうと、一人の冒険者が後ろの止まっている馬車へ走っていく。

 暫くして、リーダー風の冒険者を連れて戻ってきた。


「……で、どうしたんだ?」


 と聞いてくるリーダー風の男は頭が禿げている。

 薄い髪が波打つバーコードの髪型で、渋い表情を浮かべていた。


 がっしりとした体格で風格があり、強い傭兵にも見える。


「……旅の者です。この辺りに疎くて、ここの正確な地名を聞こうと思って立ち寄りました」


 と丁寧に説明。


「そうか。冒険者か?」

「いえ、まだです。ですが腕には自信があるので、いずれは冒険者に成ろうと思います」


 風格のある男は、俺の言葉を聞くと嬉しそうに笑顔を浮かべる。


「……そうかそうか。いやぁ、うちの若い者が済まなかったな。それで、地名を知りたいのか?」

「はい」

「ここはレフテン王国の西南、サージバルド伯爵領だ。そして、遠いあそこにある高い山が竜の住み処バルドーク山。近くにある川がハイム川だ」


 やはり、レフテン王国だよな。

 あの山の名前も合っていた。


「そうですか。ありがとうござます」

「別に構わんさ。それより、旅の目的地は何処なんだ?」

「【城塞都市ヘカトレイル】へ行きたいです」

「何だと、ここからか?」


 驚いてる? 【城塞都市ヘカトレイル】に何かあるのか?


「はい」

「止めとけ。ハイム川黄金ルートでの一人旅は危険すぎる」


 なんだそれ……。


「えっと、どういう……」

「それすらも知らねぇのか。金持ちなら各都市で運行しているハイム川を使う定期船に乗れば安全なんだがなぁ。見たところ、お前さんは金を持ってなさそうだし、陸路を行くつもりだろ? 陸路はどの道も危険なんだよ。それに、こっから南の男爵領や子爵領は過去にレフテンとサーマリアの激戦区だった場所だ。そんな戦争から何年も経ってるのに、治安が日に日に悪くなっている場所ってことで有名だからな。何があっても知らねぇって場所だぞ?」


 この頭が禿げた渋いおやっさんは良い人だな。

 警告してくれた。


「ありがとうございます。ですが大丈夫です。腕には自信がありますので」

「ふっ、そうか。腕に自信か、なら止めやしねぇ。そうだ。もし冒険者になるのなら、【迷宮都市ペルネーテ】に来い。俺はそこで冒険者用の酒場を共同経営しているからな」


 酒場か。すると、このキャラバン隊は酒場関係の仕事なのかな? 

 ま、そんなことは聞かないし、今は興味がない。


 それじゃ、向かうか。


「……そうですか。その際は是非、では――」

「おうよ、またな」


 禿げた親父キャラのおやっさんと別れ、【レフテン王国】の西南へ向けて進む。

 ハイム川を西へ辿って行けば、いずれは【オセベリア王国】の【城塞都市ヘカトレイル】や【魔鋼都市ホルカーバム】という名前の大きい都市や街へたどり着くはずだ。


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