異世界における人間が宇宙人であったというナンダッテー! を掘り下げるよ。
いつも沢山の感想を有難うございます。
ほんと励みになる。
時々感想の返信に筆が乗ってしまい長々と返してしまうことがあるのですが、そんな長い返信をみつけた時は、文章の合間に私が「デュフフ」とか「ドゥフォ」とか「オウフ」とか「コポォ」とか、合いの手を入れながら早口で喋ってるイメージをしながら読んでください。
そしたらきっと何が書いてあっても生暖かく読めるはず。うん。
なにはともあれありがとー! 楽しいよー!
さて、早速ですが前回の『異世界の人間は宇宙船でやってきた宇宙人だった』説をガシガシ掘り下げてゆくよ!
異世界宇宙カレンダーの12月31日の23時59分40秒頃――
魔法があり強力な力を有するモンスター達が支配する異世界。
そこに初めて人類が足を踏み入れた。
これが『変異点』であり『特異点』となって、異世界に人類が栄えるきっかけとなった。
感想にも頂いたが、この『変異点』であり『特異点』を、物体Xである魔素の発生としても良かった。
『変異点』であり『特異点』として魔素が発生し、そしてそれに適応して生物が進化し、そして現状が仕上がった。ただし異世界宇宙カレンダーの時間帯を指定しない必要が出てくる可能性もあると思う。
魔素により人類の派生としてエルフが生まれ、その種は魔法が得意になり、そして生存環境の変化に適したモンスターはすべからく魔法を使えるようになった。
こういう世界でもありだっただろう。
だけれど私は『魔素』という物体について別の考えを持っていた為、この『変異点』であり『特異点』を取る事が出来なかったのだ。
この魔素という物体について、私は、元素に近い存在であると考えている。
大気中に存在でき、地中にも存在でき、水中にも存在できる。
私達の地球における、窒素や酸素、二酸化炭素のような化合物であると考えたのだ。
こう考えて、特異点として魔素が発生し、そして魔素に適応した新人類が進化とDNAの力により新設計されエルフが生まれた場合、現人類という存在は自然淘汰の対象となる可能性が高い。
新人類としてのエルフが徐々に多くなり、人間が徐々に少なくなる。
DNAは生命の設計図であり、生命はより適した形へと進化する力を有している。進化したニューモデルが旧型よりもその環境に対して優れているのは当然のことだ。
純粋な人間のDNAは変質しエルフの形を取る。枝分かれとして人類種族を選択している人類モデルは緩やかに数を減らす。
そしてその星は魔素の発生により生まれた新人類の星になっただろう。
エルフが大多数で「わ~? 人間? めずらしー」とされる世界はそれはそれで、なんかこう。良い。
良いのだが、今のぞむソレじゃあないんだ。
エルフに興味津々にツンツンされる世界はそれはそれで素晴らしいが、今は違う。そうじゃない。
このエルフ大多数ツンツン世界に辿り着くには、魔素が化合物のような存在と考える必要があるので、それを曲げれば良いのだが、そもそもにしてなぜ化合物と考えるに至ったかといえば、その大きな理由は、火の魔法『ファイアーボール』だ。
『火』
火とは、熱と光を出す現象である。
魔法世界では初級の魔法として火の玉を作りだし、それを目標にぶつけている。
ファイアーボールで火事を起こすこともできる。
ファイアーボールはまごうことなき『火』なのだ。
では、火が火の玉として存在する為に必要な物は何か?
それには3つの要素が必要になる。
『熱』『酸素』『燃料』だ。
酸素は大気中に存在するから、ファイアーボールを使う為には、あと『熱』『燃料』を作り出さなくてはならない。
『熱』に関しては瞬間的に発生する熱でも良いから準備が容易い。
100円ライターのカチっとやる時のように圧電素子を利用して火花放電させるように燃料に着火することさえできればよいのだ。
水晶に衝撃を与えると圧電素子が発生する事から、魔法の杖に水晶がついているのもある意味納得が出来る。だがもっとも手っ取り早いのはファイアスターターである火打石などの利用だろう。
このような仕掛けを利用して瞬間的な熱を発生させる。
さぁ。最後に必要になるのは『燃料』だ。
火を燃焼させ続け、そして自身の意思で操る為にはこの燃料を操作する必要がある。
これが最も問題だ。
松明をイメージしてもらうと分かり易いかもしれない。
染みこませた燃えやすい材料を巻いた木材だ。
生まれた火は燃料と酸素を消費しながら火を発生させ続ける。
私達の地球でファイアーボールを実現させる為には、火をつけた燃料をぶつけるのがファイアーボールと言える。
さて、異世界では魔法のファイアーボールは空中に浮いて存在している。
空気はあるから酸素の問題はない。
ファイアスターターである熱も自力で準備ができるだろう。
だが空中で存在し続ける為には、燃料がそこに供給されていなくてはならない。これは絶対だ。
そしてその燃料が可燃性の物質として存在した場合、スターターの熱が発せられた瞬間に大爆発となってしまうから、通常は不燃性として存在し魔法によって可燃性に変換されなくてはならない。
この意思により変換される物質こそが物体X。
そして魔素なのである。
ファイアーボールは魔素なくして存在出来ない。
つまり『魔法』とは、物体Xである魔素を任意の力によって変質させる事が出来る能力なのだ!(ナ、ナンダッテー!)
さて、そんな物体Xである魔素が存在しなくてはならなくなった異世界。
残念なことに現在の我々の地球における大気は、窒素が約78%、酸素が約21%、アルゴンが約1%、二酸化炭素が約0.03%を占めていると観測結果が出てしまっている。
人類という生態に進化をする為には、この大気と同じような環境でなくてはならない。
そして誠に残念な事に、我々人類が観測可能な領域において魔素に近しい物質の存在は確認ができない。
我々の存在する宇宙領域は、物理法則が共通して成り立っている。
この宇宙において、魔素は存在していない。
だが、この異世界ではどちらも存在している。
存在して成り立っているのだ。
この為、私は別の宇宙を想像することにした。
私の意識は、今パソコンに向かっている私自身を空中から眺める存在へと昇華する。
どんどん上昇し、今いる家を真上から見下ろす。
さらに上昇速度は加速してゆく。
どんどん遠ざかってゆき、住んでいる家が点となって小さくなり、やがて県全域が眺められるようになった。
だけれど速度は更に加速。すぐに県の境すら曖昧になり日本全体を見る景色へと変わった。
それでも上昇速度は加速し、とうとう地球の外へと飛び出し更に加速する。
やがて太陽を中心とした惑星群。太陽系を飛び出す。
加速が続き、もう地球の存在が点以下の大きさにしか見えない。
光よりもずっと早い速度で移動を続けると、いつのまにか天の川銀河群がみえる位置になっていた。
もう太陽系ですら点以下の存在になっていて地球の存在は確認できない。
だけれどもさらに加速して移動が続く。
やが私の視点は、おとめ座超銀河団に辿りついた。
もう天の川銀河群すらどこにあるか分からない。
何故ならおとめ座超銀河団も無数にある超銀河団の一つでしかないからだ。
私の意識が、宇宙の地平線。
人類の観測限界を飛び越え、そして宇宙の外へと飛び出す。
すると、無数の宇宙がある世界に辿りついた。
この宇宙の中で、宇宙法則として魔素が存在する宇宙を検索してみると該当する宇宙があった。
私はその宇宙に飛び込む。
飛び込んだ宇宙の中のおとめ座超銀河団に似た超銀河団に近づき、そして、天の川銀河群に似た銀河群に近づく。
太陽系に似た存在を見つけ、そしてその中で地球に似た惑星に接近してゆく。
なんと、この地球に似た惑星では人類が存在していた。
魔素が存在する宇宙ではあるが、どうやら地球に似た惑星では様々な要因で人類が誕生していたようだ。どうやらこの地球に似た惑星では魔素が惑星内で消費される仕組みが組み込まれているようだ。
この惑星に住む人類を見てみると、驚く事に現在の我々から見て、魔法とも思えるオーバーテクノロジーを利用して生活を営んでいる。もしかすると少量ながら惑星内から魔素をとりだして利用でもしているのかもしれない。
だがどうやら、惑星単位での資源不足になっているようで、将来的な太陽に似た恒星の拡大にも備えて惑星移住が計画されているようだ。
今それらの解決の為に、宇宙ステーションで建設された宇宙船が発艦した。
なにやら何万光年も先の惑星の幾つかに移住の目途がついているようだ。
どうやらこの宇宙船の発艦は数度目のようで、これまでに発艦した船も別の惑星に向けて移動しているようだ。
今発艦した宇宙船は、この地球に似た惑星人類の最新技術が詰め合わせされている。
超長期間の移動に人類が耐えられるように宇宙船には初期の頃からコールドスリープ技術が運用されているが、それも最新式にアップグレードされ睡眠に近い物に進化している
そして機械やアンドロイドが艦隊の保守点検を行っていて、人類のやることといえば、交代でコールドスリープから覚めて、それらの監督をする事だけ。
最新技術による超高速移動でも1万年程度監督する必要がある、1人が1年監督を行うとして1,000人程の人類が乗っていれば一人当たり10年の監督で移動が可能だ。
2,000人が搭乗すれば一人当たり5才の加齢で済む。
こうして15才~35歳までの人類が1万年の宇宙の旅に出た――
1万年後。
異世界宇宙カレンダーの12月31日の23時59分40秒頃――
異世界ファンタジー『エルフが冒険者として人類と共存共闘している』世界になるおよそ8700年前。
人類はとうとう惑星の上空に辿りついた。
魔素が大気に存在する惑星。
この時から、異世界の変革が始まったのだ――




