とりあえず世界に共通して存在するギルドの存在ってマジやばくね?
いつものことながら感想を有難うございます。
おかげさまでまたも妄想を続けられております。有難う。有難う。
でもね……
もぉおおおお! 感想で拷問れっきょするのやめーや!
ほんと分かってらっしゃる方々ばっかりで……もおおおおお!(笑)
さて、とりあえず頂いた感想からの前回同様『ご主人様と同じテーブルでなど……』だけ少し補足を。
そもそもにして前回私が書いた『ご主人様と同じテーブルでなど……』は、奴隷が使用人としての役割を担っている事を失念していた感が強いです。奴隷=強制労働者になり過ぎていた。ごめんなさい。
とりあえず奴隷制度は強制支配系のなにかしらは存在しない為、ローマ式の奴隷方式になるから奴隷という物は所有物であり、そして貴重な財産となる。
その為、ゴミ扱いされるのは能力の劣る奴隷、もしくは使い物にならない奴隷のみ。
ローマ式を採用した場合、国民の家庭の中における様々な手伝いも奴隷が活躍する事になるだろう。
つまり使える奴隷、有能な奴隷であればあるほど人に近い扱いがされることになる。
だけれどもあくまでも奴隷。
主人が上等な物を食べ、奴隷は主人の余り物を回してもらうのが当然。
だからこそ『ご主人様と同じテーブルでなど……』という言葉が出るのも当然のことである。
この前提からレストランのシーンを具体的に妄想してみよう。
まず普通の奴隷を連れた主人が飯屋に入る。
その店の前では荷物持ちの奴隷たちが屯している。
当然奴隷もそこで待とうとした。だが、主人が手招きをしたので奴隷は『あ~給仕しなきゃいけないのか~。飯屋とか美味いんだろうなぁくそが。でもあまりものとかでも、ちょっとつまめたら御の字だなぁ』とか顔には出さずに考えながら、つきそって中に入る。
店の中には沢山の人が居て、やはり奴隷に給仕をさせている人間も多い。
そしたら主人が言うんですよ。
「おい、お前も席につけ」
奴隷ポカーン。
ただ反応しないわけにはいかない。
とりあえず確認だ。
「食事の席ですが私が座っても宜しいのですか?」
間違ってないか確認する。
当然『何言っての?』と思いながら確認する。
そしたらまた言うんですよ。主人が。
「ええんやで」
って。
『ラッキー!』って座ります。頂きます。なんせ命令ですから。はい。
……
『ご主人様と同じテーブルでなど……』とかは相当な思慮深さが無いと出てこない気がしますな。
――思慮深く配慮が出来てそれを行動に移せる人間は、基本的に有能な部類に入ると思う。
それに加えて物語でありがちな戦闘力を奴隷が持っている場合は、確実に能力の高い奴隷と評価されて、もう奴隷というよりアッパーサーバントに近い扱いになりそうな気がする。
アッパーサーバントに近い扱いをされるような奴隷は貴重な奴隷。だからこそ値段が高い。
そして値段が高いからこそ奴隷自身も自分の価値を理解していて食べる物も一定の質を求める可能性がある。というかその程度すら出せないような者には買われない。
というか有能な奴隷は大半は国が買って使う事になる気がするので、一見さんが買いに来れる程度の奴隷商の店なんかでは、まず扱ってないだろう。
ついでに若い奴隷であれば年齢だけで価値が生まれるので、なろう主が年齢の若い奴隷で『ご主人様と同じテーブルでなど……』をやりたい場合、奴隷自身が価値が無い事を理解していないといけなくなる。
その為『若く見えない』とか、若さを補ってあまりあるデメリット……例えば『死にかけ』とかがマスト条件になりそうな気がする。
なかなか難しいな。『ご主人様と同じテーブルでなど……』。
尚、この奴隷システムの場合、よくある『こいつは反抗的で危なくて……』とかは絶対拷問されて矯正される。それか余計な手間をかけるのが面倒な場合は見せしめとして他の奴隷のまえで処分されるだろうな……だって物でしかないんだもの。あへぁ。
すっげぇ脱線してきたから、おしまい。
拷問おしまい。
もう拷問いらない。
さて、もう心がざわざわする事から離れて、一旦ギルドについて考えるよ~。
ランク付けしてくれて「Sランクだと!?」ができるギルドだよー! わっほーい! たーのしー!
で。
早速考えようとしたら…………タイトルですよ。
『とりあえず世界に共通して存在するギルドの存在ってマジやばくね?』
ってすぐ思ったわ。
だって、とりあえず中世レベルなんだよ?
それなのに世界に存在する各国に共通した規格をもって存在するって……おい、どういうことだってばよ。
ローマ帝国が頑張って勢力伸ばしてる時に日本にローマと共通するなんかの支店があったか? エジプトに共通する支店が存在してたか?
各国君主制で体勢も法も違うだろうに、領主毎に税制も違うだろうに、その影響をガン無視できる力ってなんだ?
やべぇ。ギルドやべぇ。こええ。どんな力を持ってんだよ。
だがある。
ある事として考えなければならないのだ。
なぜなら、このエッセイは『物語の結果から歴史や背景を妄想する』のだから。
どれだけギルドが強大な力を持っていようが決して野心を持たずに世界制覇をしないで各国に甘んじて属している理由を考えなければならないのだ!
……まず物語として必要になるギルドの役割を分割して、ギルドのやっている仕事を書きだしてみようと思う。
【外部発注クエストの場合】
外部発注クエスト例:薬屋の薬草採取、村からのオーク討伐依頼
・住人や国などの公的機関からの魔物の討伐、採取など依頼の受諾
・依頼の検査(成功の可能性検査)
・受諾金の預り
・受諾した依頼の公布
・依頼の冒険者への委託
・依頼の成否確認・管理
・依頼達成冒険者への成功報酬の引き渡し
・依頼達成冒険者の評価
・依頼人への報告(物品の受け渡し)
・依頼人の評価
【ギルド内部発注クエストの場合】
ギルド内部発注クエスト例:消耗素材買取
・冒険者からの素材買取り
・素材の適正処理(解体、保存等)
・処理済み素材の販売・卸
・卸先からの金銭受け渡し(掛け売りなどの管理)
【特殊発注クエストの場合】
特殊発注クエスト例:冒険者指定依頼
・指定依頼内容の検査(犯罪性の有無等)
・受諾金の預り及び受付期間の設定(連絡がつかなかった場合の依頼の破棄及び手数料差引後返金)
・冒険者への連絡(場合によっては他冒険者へ連絡依頼)
・冒険者への委託
・依頼の成否確認・管理
・依頼達成冒険者への成功報酬の引き渡し
・依頼達成冒険者の評価
・依頼人への報告(物品の受け渡し)
・依頼人の評価
【緊急クエストの場合】
緊急クエスト例:災害生物の襲来
・災害予兆の国への報告
・災害確定時の公布準備
・災害確定時の冒険者の逃走阻止策の検討
・災害確定時の冒険者への報酬検討
・災害確定時の冒険者の報酬確保
・災害防衛活動
・冒険者への報酬引き渡し
・冒険者への評価
これらを行う為に、現在ギルドで依頼可能な冒険者の管理も日常業務となっている。
【日常業務】
・冒険者の管理記録
・新規冒険者対応
・ギルドカード管理
・ギルドカードランク管理
・ランキング試験
・依頼者来客対応
…………もうやだ。
考えたくないくらいブラックになってきた。
絶対奴隷もめちゃくちゃな数を使ってるわ。というか奴隷いないと運用できないわ。
だって中世レベルの文化だよ?
これは相当な数の教養のある働き手が必要になるわ。
中世レベルだから街の中には文字すら読めないヤツラがごろごろしてるんだよ?
そんな文化レベルなのにどうしろと? 多分働いているヤツらでも文字書けねぇやつが普通にいることになる世界だぞ?
なのにギルドの職員だけは知識量が中学生くらいは最低必須になる。
日本でも子供の頃から6~7年かけて覚えるのにどうしろと。
さらにさらに金と物が集まる所だから防衛もしっかりしないと駄目。
冒険者みたいな荒くれ者が集まる場所だからこそ、そいつらが徒党を組んで襲ってきても耐えきるだけの防衛力が常時必要になる。
だってもう人と金の集まり方からして、西部劇の銀行くらいに金集まってるでしょ? 金貨銀貨だよ? お宝ざっくざく。絶対凶悪な冒険者がギルド狙いでヒャッハーするわ。
でも余裕で防衛して成り立つ。やばい。ギルドヤバイ。
どの国にも属さない組織じゃないと共通した規格は保てないから、君主制の国に土地を間借りしてる立場なのに、国に宮仕えしそうな人材を横からかっさらって取り込んで運営してる。
国から人材を横取りして確保できるって事は……それだけの高待遇を実行できる金の力があるって事になるだろう。それだけの金を常に所持してるってことだ。
ギルド怖い。やばい。金は力だ。力に直結するのが金だ。怖い。
多分ギルドマスターとかのレベルになると、絶対、国にもマフィアにも顔が利くレベルになる気がする。ヤバすぎる。ギルドマスターに生意気な口聞いただけで色々死ねる。怖い。だって下手な領主より大きい金額を動かしてるぞギルドマスター。
でも……どうやってそれだけの資金を確保してるんだろう?
再度の確認だが、この世界における『金』とは『金本位制に基づく貨幣』が使われている。
金本位制だからこそ『物』としての価値がそのまま金になるとも言える。だから物々交換が成り立ち『物』自体が金とも言えることになる。
――――あ。
すっごい怖いこと思いついた。
いや……気づいてしまったと言うべきか。
……ギルドには恐ろしい程の金と人が集まる。
そして、教養のある人材を大量に確保している。
有能な人材とは国にとって宝だから、国だって欲しい。国から人材を横取りしていては国と良い関係は築けない。
ということはギルドの人材の確保は、むしろ無能を教育している可能性が高い。
物心ついた時から、ギルドの役割を担う為だけに仕事をさせて、国に召し上げられないよう、その役割に特化した人間を育てるのだ! 一つの業務だけのプロフェッショナルを! ブラック企業の駒として、社畜を徹底的に作り上げるのだ!
では、その人間はどこから連れてくるのだろうか?
……この世界では奴隷制度が成り立っている。
人が商品なのだ。
人自体が財産であり金なのだ。
ギルドは恐ろしいほどの資金力を有していて、世界各国に散らばっている。
このことから導き出される事といえば……
……つまり
つまり!
ギルドの討伐関連の通常業務はあくまでも表向きの事業でしかなく、ギルドの真の事業は世界を股にかけた奴隷調達組織だったんだっ!
(ナ、ナンダッテー!?)




