50 全力の治癒魔法
第二章はこのお話までになります。
少し長めです。
「ウォホン!」
辺境伯親子三人がアルゴに夢中になっていると、ボームス執事長が控え目な咳を出した。
「むっ?」
「閣下、そろそろ本題に」
「……そうか。そうだったな。すまないな。リリ、ラーラ」
「いえ、大丈夫です」
「私も問題ございません」
ベイルラッド・クノトォス辺境伯が居住まいを正すと、ケイトリンとカリナンも名残惜しそうにアルゴから手を離した。
「早速だが、治療はどのように行う?」
「少しカリナン様の体に触れてもよろしいでしょうか?」
「それが必要なのか?」
「はい、必要です」
「そうか……カリナン、リリが体に触れても良いか?」
「もちろんです、お父様。リリさん、よろしくお願いします」
アルゴに触れたことで、カリナンはリリへの警戒心がなくなったようだ。
アルゴ、すごい。リリは後でアルゴをいっぱい褒めようと決めた。
「じゃあ失礼します。ラーラさん、手伝ってもらえますか?」
「いいわよ!」
リリはカリナンが座る車椅子の傍に膝を突いた。スリッパを履いた爪先に触れる。
「カリナン様、触れられている感触はありますか?」
「いいえ……」
少し悲しそうな顔でカリナンが返事する。ごめんね、でも必要なことだから。それから少しずつ触れる部分を上げていく。脛、膝、太腿。骨盤の横。骨盤の上辺り。
「あ! そこは感触があります!」
「分かりました、ありがとうございます」
なるほど。骨盤近くの脊椎を損傷したのだろう。リリが触れたカリナンの足は細く骨張っており、九歳の男の子らしくなかった。アルゴに触れて楽しそうにする顔を見ても、とても優しくて頭の良い子だ。カリナンを見るベイルラッドとケイトリンは深く彼を愛している。濃いピンクの靄がその証拠だ。
うん。この人達は良い人達だ。力になってあげたい。
前世の医療でも、脊椎損傷を完治させることは出来なかった筈。それだけ難しいということだ。だけど、魔法なら出来るのでは? 出来ないと思われることを実現するのが魔法なのだから。
「ベイルラッド様、ケイトリン様。治癒魔法を掛けるために、カリナン様をうつ伏せでベッドに寝かせていただけますか?」
リリの指示で、侍女も手伝ってカリナンをベッドに寝かせる。
「魔法を集中的に掛ける部分だけ、肌を出してもよろしいでしょうか?」
許可を取ってから、カリナンのズボンを少し下に、上衣を上にずらした。
「ラーラさん。全力でやるので、もし魔力が枯渇したらお願いします」
「任せて」
ラーラがいつでもリリを支えられるよう、すぐ隣に立つ。反対側にはアルゴが寄り添った。辺境伯とケイトリンはその後ろから見守っている。すぅー、とリリが大きく息を吸った。
「行きます。治癒!」
うつ伏せになったカリナンの骨盤を中心に黄緑色の魔法陣が現れ、すぐに目も眩むような光が溢れ出した。黄緑色の光の粒がカリナンの腰に吸い込まれて行く。
「あ……すごく温かい……なんだかムズムズします」
カリナンが報告してくれるが、リリは気にする余裕がない。損傷した脊椎と神経を再生させる。そのイメージに集中し、魔力を放出する。額に汗が滲み、全身が小刻みに震え出してもリリは止めようとしない。
「リリちゃん!? これ以上は危険よ!」
「もう少し……です……」
歯を食いしばり、魔力を絞り出す。大丈夫、いける。もう少し、もう少し……この子に再び自分の足で歩いてもらうんだ。
レイシアの時よりも長く、カリナンの部屋が黄緑色に染まった。リリは鼻血を出し、顎からポタポタと汗を滴らせても続けた。既にラーラがリリの背中を支え、アルゴが後ろからリリの腰を支えていた。
「でき、た……」
フッと光が消える。リリの全身から力が抜けた。
「リリちゃん!?」
「わふっ!?」
リリの意識が闇に閉ざされた。
*****
意識を失ったリリがその場に崩れ落ち、ベイルラッド・クノトォス辺境伯と妻のケイトリンは慌てふためいた。傍に駆け寄ると、リリの胸がゆっくり上下しているのを確認してホッとする。辺境伯自らがリリを抱き上げて別室に連れて行った。ラーラとアルゴも静かについていく。
ケイトリンは、息子カリナンのために倒れるまで力を尽くしてくれたリリの姿を見て目に涙を浮かべながら夫を見送った。
「お母様、リリさんはどうしたのですか?」
「倒れてしまったの。恐らく魔力枯渇だと思うわ」
「そうですか……とても心配です」
「ええ、私も心配。でも、魔力枯渇なら休めばちゃんと回復するはずよ」
ケイトリンがそう教えると、カリナンは安堵の表情を浮かべた。
「カリナン……あなたは大丈夫?」
「はい。何だか足がポカポカ…………あれっ!?」
カリナンは違和感に眉を顰めた。この四年間、暑さも寒さも感じなかった下半身が、何故かポカポカと温かく感じるのだ。足首に力を込めてみると、引き攣れた感じはあるが僅かに曲がった。太腿の裏に力を込めると、膝が僅かに曲がる。
「お母様、足が動きます!」
「なんですって!?」
ケイトリンはカリナンが仰向けになるのを手伝い、その背に枕をあてがって上半身を少し起こした。
カリナンは自分の足を動かすことに集中する。両足首が曲がり、爪先がしっかり天井を向いた。それを見たケイトリンが驚きで目を見開き、口を両手で覆った。
次にカリナンが股関節と膝に集中し膝を立てると、ケイトリンの口から嗚咽が漏れ、目からは涙が溢れた。
この四年間、どれだけ頑張ってもピクリともしなかった足が動いたのを見て、カリナンの両目からツーと涙が流れた。そのまま母に顔を向ける。
「お母様っ」
「カリナン!」
母はベッドの上で膝を立てて座る息子をしっかりと抱きしめた。
その一部始終を目撃し、自身も声を出さないように泣いていた侍女が、ハッと気が付いて辺境伯にこの事を報告しに行った。
*****
私は色々な意味でこの子を見縊っていたのかも知れない。ベイルラッド・クノトォス辺境伯は客間のベッドに寝かされたリリを見ながらそう思った。
上位貴族の自分には忠誠を誓った部下がたくさん居るし、そうでない者もそれぞれの思惑を抱きながら自分の言葉に従う。場合によっては本人の意思に背く命令を下さなければならないが、極力誠実であろうと努力している。
リリアージュ・オルデンはそのどちらでもなかった。忠誠は誓っていないし、治療の成功報酬以外の思惑はない筈だ。
会う前は傲慢な小娘だろうと警戒したが、ボームスの言で違うと分かった。実際に会うと、見た目は可憐だが芯のしっかりした頭の良さそうな少女だった。クズーリ・ギャルガンの件で貴族には決して良い印象を持っていないだろうが、それでも緊張こそすれ嫌な顔一つせずに息子の治療に当たってくれた。
そしてその治療。あれほどの治癒魔法を私は見たことがない。
傍で見ているだけなのに、圧倒的な魔力の奔流を感じた。王都で高名な治癒魔術師が足元にも及ばない力だ。そして、初めて会う息子のために、彼女は自分の命を削るような治癒魔法を施した。
穏やかな寝顔を見る。この子が倒れた時は本当に肝が冷えた。確かに息子には治って欲しいが、そのために誰かを犠牲にしようとは思わない。ましてこのような少女に命を懸けて欲しいなどと考えたこともなかった。だがこの子は、従前の言葉通り全力で治療に当たったのだ。
もし私に同じ力があったとして、この子と同じように出来るだろうか? 見ず知らずの相手に、倒れるまで治癒魔法を掛けられるだろうか?
分からない。分からないと言うことが既に答えだろう。この子は疑いも持たずにそれをやったのだから。その点だけでも尊敬に値するのだ、この子は。
ラーラ・ケイマンと従魔のアルゴという巨大な狼は、愛おしそうな顔をしながらリリを見守っている。とても静かで穏やかだ。
「辺境伯様っ!」
扉の外から静寂を破る無粋な声が聞こえた。カリナン付きの侍女だ。ボームスに目を遣ると彼が廊下に出て侍女に話を聞いてくれた。直ぐにボームスが戻り、私に耳打ちしてくる。
「閣下、カリナン様の足が動いたそうです」
「なんだとっ!?」
ボームスの言葉に思わず大きな声で聴き返してしまった。ラーラとアルゴが私の声に驚いてこちらを見ている。無粋なのは私の方だったな。
「すまない。カリナンの足が……動いたという話だ。息子の様子を見て来る」
「分かりました」
*****
リリは深い海の底に沈んでいくような感覚を覚えた。あ……何だか前もこんな感覚があった気がする……。
水は温かく、息苦しさもない。不思議と見通しも良くて不安もない。むしろ何かに守られているような気がする。辺りを見回していると、光の球がふよふよと近付いて来た。
『制限解除を実行……制限は解除されました』
え?
『制限? 何の制限ですか?』
『魔力の利用制限です』
『魔力の利用? えーと、制限が解除されたらどうなるんでしょう?』
『とても便利になります』
『便利』
『はい』
『……今まで不便だったんでしょうか』
『肉体の成長、以前の記憶や現在の精神状態、それらを鑑みて制限を設けておりました。制限の解除により、目の能力が解放されます』
……目? 視力は今でも問題ないけど。あ、靄が邪魔だなぁって思う時はある。
『今後は肉体も順調に成長するでしょう。それでは今世を楽しんでください』
え? それは胸? 胸の話なの? ちょ、ちゃんと教えて――
体が急浮上する感覚に襲われる。頭上が眩しいくらいに明るくなり、やがて体全体が光に包まれた。
「ん、ぅん……」
目を開くと知らない天井……いや、これ天蓋付きのベッドだ。
「リリちゃん!? 気が付いた?」
「わっふぅ!」
「あ……私、また魔力枯渇になっちゃいました?」
「うん……かなり無理したんじゃない? 鼻血を出して、顔色も真っ青になってた」
「心配かけてごめんなさい。アルゴもごめんね」
リリは体を起こし、ラーラとアルゴに頭を下げた。その後、徐に自分の胸に手をやる。
「どうしたの!? 胸が苦しい?」
「いえいえ! ……おっきくなってないかな、と思って」
「え……リリちゃん、本当に大丈夫?」
「うっ……はい、大丈夫です」
胸はちっとも変ってなかった。
「ラーラさん、今何時くらいですか?」
「んー、朝の九時くらいかな?」
「え? 朝?」
「うん。リリちゃん一晩中寝てた」
「うわっ!? す、すみません!」
昨日領城にやって来たのが午前十時くらい。治癒魔法を使ったのが十一時くらいだから、二十二時間も寝てたのか。
「ラーラさん、アルゴも、食事とか」
「大丈夫、ちゃんと辺境伯様の侍女の方が用意してくれたから。リリちゃんもお腹空いてるでしょう?」
食事のことを考えた途端、リリのお腹が「グゥー」と鳴った。恥ずかしさに顔を赤く染めて俯く。
「フフフ! ちょっと待ってて、誰かにお願いしてくるわ」
そう言って、ラーラが軽やかに部屋から出て行った。リリはベッドから降り、アルゴの隣に座る。
「アルゴ、ずっと見守っててくれたの?」
『そうだ。礼には及ばん』
「えっ!?」
「わふ?」
今、アルゴの返事がちゃんと聞こえた。今までは前触れもなく突然だったのに。
「……それでもありがとう。それに、昨日は辺境伯様とご家族の相手をしてくれて凄く助かったよ。やっぱりアルゴは頼りになるね!」
『フッ。あれしきのこと、いつでも構わんぞ』
リリが首に抱き着いてわしゃわしゃと体を撫でると、アルゴの尻尾がブンブンと振られた。
『……リリよ。もしかして、我の言葉が分かるのか?』
「うん! 起きたら分かるようになった。何か、制限が解除されたとか言われたけど」
『そうか……うむ、それは重畳!』
「えへへ……アルゴの言葉が分かって嬉しいよ。そういう話し方なんだね」
『む? おかしいか?』
「ううん。かっこいいよ」
『そうか……そうか!』
尻尾を振る速さが加速した。
「リリちゃん……うわっ! アルゴが激しい!」
ラーラが食事を載せたトレイを手に戻って来たが、風に煽られてよろめいた。アルゴの尻尾がピタッと止まる。
「ふぅ、アルゴありがとう。リリちゃん、後で辺境伯様から話があるって」
「あ……カリナン様はどうなったんでしょう?」
「うん、それも含めてだと思うよ?」
「分かりました」
「取り敢えず食べなさい!」
「はい!」
カリナンのことは気になるが空腹には勝てない。部屋にあるテーブルと椅子を使い、リリは食事をいただいた。二人分はありそうな食事を完食してお茶を飲んでいると、侍女とボームス執事長が部屋にやって来た。
「リリアージュ様、お目覚めになりましたか。お体の具合はどうですか?」
……様? 昨日まで「殿」だったと思うんだけど……あれ? ボームスさんの顔周りに靄がない!? 侍女さんやラーラさんも。え、靄が見えなくなったの? それはそれで不安だな……今までずっと見えたから、見える方が普通なのに、って見えた! ボームスさんと侍女さん、すっごいピンクだ。薄い黄色は心配してくれたのかな? ふぅ、もう見えなくてもいいかな、って消えた! あ、もしかしてオンオフが出来るようになったの!?
「リリアージュ様? 大丈夫ですか?」
「あ、すみません。あの、ボームスさん。私、倒れてしまって……ご迷惑をお掛けしてしまってごめんなさい」
「全く迷惑などではございません。お体に問題なければ、辺境伯閣下がお会いしたいと申しております」
「はい、分かりました」
リリはラーラ、アルゴと共にボームスについて行った。案内された先はカリナンの部屋だった。
「おぉ、リリ! 元気になったか!」
「リリさん、良かったわ」
「リリさん! 見てください、僕の足、動くようになったんです!」
まるで親戚の家のように歓迎され、リリは目を白黒させた。ラーラとアルゴはこの様子に慣れているようだ。気を取り直して部屋の奥へと進む。
「ベイルラッド様、ケイトリン様、カリナン様。ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」
リリは三人に向かって深く頭を下げた。
「リリ、頭を上げてくれ。ちっとも迷惑だなんて思ってないから」
「そうよ、リリさん。私達にとってあなたは恩人なのよ?」
「そうです! リリさんさんは僕の恩人です!」
カリナンが辺境伯の手を借りて車椅子から立ち上がった。
「まだ一人では難しいけど、すぐに歩けるようになります! そしたら、リリさんの所に遊びに行ってもいいですか?」
無邪気な笑顔を向けるカリナンに、リリは真剣な顔をして近付いた。
「カリナン様、違和感はありませんか? 痛い所とか」
「大丈夫です」
「ずっと動かしていなかったから、急に動いたら怪我をしてしまいます。焦らず、少しずつ動かすようにしてください。おかしいと思ったら無理をせずに私を呼んでくださいね?」
「はい!」
元気な返事に、リリも思わず笑顔になった。
「リリ、『金色の鷹』には心配しないよう遣いを出してある。少し話がしたいからこの後良いだろうか?」
「ありがとうございます。はい、大丈夫です」
「お父様! 僕ももっとリリさんとお話がしたいです!」
辺境伯が困ったような顔でリリを見るので、こくりと頷いて見せた。
「後でリリにお願いしてみるからな」
「はい!」
カリナンとケイトリンに挨拶し、場所を三階の応接室に移す。ソファに座ると辺境伯がリリに向かって深々と頭を下げた。
「わわわ!? ベイルラッド様、頭をお上げください!」
「リリ。君は息子だけでなく、私と妻も救ってくれた恩人だ。心から感謝する。本当にありがとう」
リリは靄が見えるよう念じてみた。辺境伯は深い感謝を表すクリームがかったピンクと親愛の情を表す濃いピンクの靄を纏っていた。それが確認出来たので、また靄が消えるように念じた。
「ベイルラッド様、私のような子供を信じて下さってありがとうございました。お役に立てて嬉しいです。何よりも、カリナン様がまたご自分の足で歩いたり走ったりできるのが嬉しいです」
リリの言葉に辺境伯が目を見開いた後、温かな笑顔を浮かべた。
「報酬は約束通り三億コリン受け取ってくれ」
「それなのですが……ベイルラッド様、私の治療は三千万コリンです。それだけいただければ十分なので、それ以上は受け取れません」
「いや、しかし、約束は約束だ。辺境伯の名が廃る」
「お気持ちは嬉しいのですが……そうですね、それなら残りはクノトォス領に寄付します。使い道はベイルラッド様にお任せする、という形では駄目でしょうか……?」
リリの提案に、辺境伯とその後ろに控えているボームスが絶句した。
これはリリだけではなく、ミリーやジェイク達と相談して決めた事だった。リリが冒険者ギルドに開設した口座には、既に一億二千万コイル以上のお金がある。今回の三千万を加えると一億五千万コイルだ。平民でこれだけの資産を持っている者は稀である。
今あるお金だけでも目が回る金額なのに、総額で四億を超えたら自分には荷が重い。何か悪い事に巻き込まれそうな気しかしない。リリが半泣きでそう言うと、ミリーやジェイクが寄付を提案してくれたのだ。
「そうか。リリの気持ちはよく分かった。領に寄付された二億七千万コイルは、君の名に恥じない使い方をすると約束しよう。他にも、何か困った事があれば私を頼ってくれ。出来る限り力になる」
アルストン王国北西部で最も力のある貴族がリリの味方になった。
「ありがとうございます!」
辺境伯との話を終え、リリはラーラとアルゴと共に三度カリナンの部屋を訪れた。そこでもケイトリンとカリナンから何度も感謝された上、最後にはカリナンが「リリさんと結婚します!」と言い出して収拾が付かなくなった。
辞去する際には、カリナンが必死に涙を堪える姿にリリ達も涙を誘われた。帰りもボームス執事長が馬車で送ってくれた。
宿に戻ってジェイク達の顔を見ると、リリは一気に力が抜けてその場に座り込んだ。
「おかえり、リリ。話は聞いてるぞ? よく頑張ったな!」
ジェイクがリリの頭をくしゃっと撫でる。
「うん、ただいま! 疲れたー!」
ジェイクの手を借りて立ち上がる。疲れたけど、嫌な疲れ方じゃない。私の治癒魔法が役に立ったんだ。
お父さん、見てくれてた? 私、頑張ったよ!
茜色に染まり始めた空を見上げると、優しい風がリリの頬を撫でた。まるでダドリーが撫でてくれるように。
ブックマークして下さった読者様、本当にありがとうございます!
このお話で第二章は完結です。ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
第三章ですが……実はまだ全く書けておりません(汗)
章の途中で更新が途切れるのもどうかと思いますので、第三章を最後まで更新できる目途が立つまでお休みさせていただきます。
この作品は意図的に一話の文字数を長くしています。そのため、一話を書き上げるのに三日くらいかかってしまうのです……。
目安として一か月程お時間をください。遅くとも2月中旬には第三章の更新を始めます。
早く目途が立てば早めに更新開始します。
楽しみにお待ちいただいている読者様には大変申し訳ないのですが、引き続きよろしくお願いいたします。




