第13話 1534年 4歳 武器工房を作るぞ
武器工房スタート!
いよいよ越後に本格的な武具の量産体制が整います。
祖父・長尾為景の許可を取りつけ、
俺は春日山城領内の 海と川の近くの一等地 に、
まったく新しい武器工房区画を設置することにした。
海が近いのは後々の造船工場も見据えてのことだ。
■ 越後“武器産業革命”スタート
まずは機能ごとにエリアを区切る。
◎ 材料倉庫
鉄・竹・炭・皮革・木材などを大量に保管。
ここは絶対に妥協できない。
◎ 加工エリア(完全分業制)
・素材準備班
・鍛造班
・焼き入れ・研磨班
・組立班
・仕上げ班
とにかく 分業・標準化。
これが強い軍を作る土台になる。
◎ 鋳造エリア
“簡易砂型鋳造”を併用し、
同じ部品を大量生産できるようにした。
◎ 多数の鍛冶炉
広い敷地に炉を複数設置。
同時並行で武器をガンガン作れる体制を構築。
◎ 水力鞴
水車を動力に使って炉に風を送る最新設備!
これ、戦国ではほぼチート技術。
炎の温度が安定し、
鉄の質が格段に良くなる。
職人たち
「な、なんて便利な仕組みだ……!」
■ 人材配置も合理的
・熟練工 → 成形・仕上げ
・非熟練工・農民 → 単純作業・型取り・研磨
戦国の現場で、ここまで合理化した工房は他にない。
完全に“越後版・軍需産業”が誕生した瞬間だ。
さらに
◎ 形状・重量の標準化
◎ 強度試験で不良品は即破棄
これで片手十字槍も、自立盾も、
均一な品質で量産できる。
■ 工房建設費:200貫(石けんのおかげで払えた……が)
当然だが、工房の建設には金がかかる。
総額200貫。
戦国では中規模の村が買える額だ。
だが石けんビジネスが絶好調だったので……
俺
「……払えた。ギリ。」
とはいえ、資金繰りがちょっと心もとない。
(やばい、半弓や長弓の量産が始まったら
もっと金が飛んでいくぞ……!)
そこで俺は即決した。
★ 資金調達作戦:
“安田攻略・蜂蜜団子アタック”
守役・安田は甘党。
特に俺の蜂蜜団子を異常に気に入っている。
俺
「よし……蜂蜜団子持って、石けん増産のお願いに行くか」
蜂蜜団子を持って行くと――
俺
「石けんをもう少し増産したいんだ。
安田の力を貸してほしい」
安田
「いつでもこの安田の力を頼って下さい」
(ちょろい……いや、頼もしい。)
こうして、
武器工房の資金繰り(と安田の機嫌)は解決した。
★越後、軍事革命はじまる
・自立盾
・片手十字槍
・半弓
・長弓
・武器工房
・越後海軍操練所
・造船技術
・蜂蜜資金
・石けんマネー
すべてがつながり始めた。
越後が“戦国でもっとも恐ろしい軍事国家”になる未来が、
はっきりと見えてきた
武器工房ができると国が一気に強くなった感じがしますね。
資金不足は……石けんと蜂蜜団子でなんとかしましょう。




