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ダンジョンスネーク デュスリュティム

『さあ、始めるか』


ライハルト達を飛ばした後、俺は泉のダンジョンに戻っていた。

そして俺はこれからこのダンジョンの大規模な変更を行う。


【何を始めるのですか?】

『ダンジョンの拡張と連結だ。アリアンロッドが月にある自分の神域をダンジョン化させしだい、ここと繋げる』

【アリアンロッドが神域をダンジョン化?ああ、そういえばあの子はダンジョンコアと融合していましたね】

『封印を解くのに必要だったからな。本当は解除系のスキルとか持ってたら良かったんだが、まあ出来るもので遣り繰りしないとな』

【普通、ダンジョンコアで封印を解こうだなんて考えつきもしないと思いますが?】

『まあ、そうだな』

知っている物語でもそんなデタラメはなかったな。だが出来る確信が俺にはあったんだよな。手放した記憶の中に似たようなことでもあったのか?


【それで、連結とはなんですか?ダンジョンの機能にそんなものはなかったと思いますが?】

『ああ、ダンジョンの機能じゃない。進化した俺の能力だ』

【進化後の能力ですか…。ダンジョンスネーク デュスリュティム。今までこの世界には存在していなかったモンスターですね。どんなモンスターなのか確認して良いですか?】

『ああ、別に構わないぞ。というか、俺も疑似ステータスの方は確認しておきたい』

【わかりました。今からそちらに表示します】

『頼む』


少し待つと、俺の目の前に前に見たのと同じ画面が出てきた。



プレイヤー名:未登録

種族:ダンジョンスネーク デュスリュティム


Level:変動中/45

HP :230/230

MP :1020/1020

SP :67


【属性】

水、氷、雷、樹、星、毒


【特殊能力】

[ダンジョンコア生成:Level2][ピースマスター][生物進化の道:Level2][連支の枝(デュスリュティム)


【耐性】

[水中適応][氷属性耐性:level3][雷属性耐性:level4][樹属性耐性:level5][状態異常耐性:Level1][■■■■]


【通常スキル】

[水属性界法:level3][星属性界法:level3][樹属性怪技:インファス][氷属性神法:level5][雷属性神法:level5][毒生成:Level1][熱感知:Level1][脱皮:Level1]



【称号】

[転生せし者][神を解放した者][使徒を退けし者][■■■■■■■]



【祝福・加護】

[■■■■■■■][アリアンロッドの加護]



【経験値】変動中


次のLevelまで 変動中



ふむ。

『そこそこ変わってるな。にしても、levelと経験値の辺りの変動中っていうのはどういう意味だ?見ている今も現在進行形で変わっていっているってことか?』

【そのようですね。今もダンジョンから経験値が流れ込んでいますから】

『ああ、そういうことか』

放置ゲー見たいに自動的に経験値が得られるのは楽だな。


『ふむ。level上限は5から45に上がって、HP.MPも三桁を越えているっと。魔力の方が四桁いっているのはダンジョンからエネルギーが送られてくるせいか?それとも能力的に俺が魔法使い寄りだからか?それともダンジョンマスターみたいな達位置だからか?』

【たぶんですがそのどれもだと思いますよ。総括すると魔力消費型ですから】

『そうか』

まあ、そうだよな。ピースマスターとかもろ消費型だし。


『次は・・・なんか特定の属性に関するものがやたら増えてるな。ええっと、氷、雷、樹に、星か?一通り揃ってるのと微妙に抜けているのがあるな。というか、界法、神法、怪技ってなんだよ!』

【界法は私とあの方由来ですね。創造主的な力です。神法は神由来の力。おそらくあなたが進化中にダンジョンが流した力が原因です。あの侵入者達、わりと派手に力を撒き散らしていましたから】

『ああ、ありそうだな。ダンジョンの方もかなり味をしめてたみたいだし』

だからライハルトの力も積極的に舐め盗っていたわけだしな。


【後は怪技ですが、こちらもインファスが迎撃で派手に力をふるっていたのが原因でしょう。けどどんなことが出来るのでしょう、この怪技というの?】

『なら詳細の表示を頼む。ああ、ついでにデュスリュティムの方も一緒にな。こっちも名称だけだとどんなことが出来るのかわからないからな。まあ、こっちは少しは当たりがついているが…』

ダンジョンの連結についてはこれ由来だと思うんだよな。


【わかりました】


星樹のメッセージの後すぐに新たな画面が現れた。


[樹属性怪技:インファス]

・自分が食べたことのあるキノコを魔力を消費して複製出来る。

・キノコを組み合わせて新しいキノコを生み出せる。

・任意のキノコを増殖・操作出来る。

・キノコネットワークを構築・閲覧出来る。

・キノコをを使用してインファスポーンを産み出せる。


連支の枝(デュスリュティム)

・ダンジョンコア生成時、分け身()を配置出来る。

分け身()の情報を本体()及び他の分け身()は共有出来る。

・自分が生成したダンジョンコアのダンジョンを連結することが出来る。

分け身()経験値(栄養)が貯まれば個別に進化(開花)させることが出来る。

ダンジョン()を遠隔操作出来る。

・■■■■■■■■■■■■■■■■etc.(情報保護中)



『怪技の方は予想通りというか、インファスの能力が使えるようになる感じか。けど複製を使う為には毒キノコとか食べないと駄目なのか』

状態異常系のキノコや爆裂ダケは有用だろうに、自分が喰らわないと使えないとか、スキルの仕様に問題がある気がするな。


『このインファスポーンっていうのはなんだ?』

【どうやらモンストゥル未満の存在を産み出すスキルのようです。これは後で試してみた方がわかるでしょう】

『そうだな。それでデュスリュティムの方は…、ダンジョン関係か?』

【そうですね。あなたの端末を生み出したりする能力のようです。これダンジョンをいくつ増やしても全て管理出来ますね】

『そうだな。ダンジョンコアを増やせば分け身も増えるからな。だけどこれ、ダンジョンだけ潰されたり、分け身だけが潰されたりした場合はどうなるんだ?』

【・・・少し調べてみましたが不明です。まあ、今まで存在していなかったものです。まだどうなるのか決まってないのでは?】

『決まってないって…。ああ、いや、これって疑似だもんな。ゲームみたいになにもかも決まっているものではないか』

逆にリアルでなにもかも決まっていたら、遊びがなくて応用もへったくれもないもんな。



にしても、ここでも伏せ字か。情報保護中とか表示されてるが、いったい誰に対して情報を保護しているんだ?俺か?星樹か?それとも…。



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