1 プロローグ T君とHちゃん
久々に新しく書いたものです。
ぜひぜひ読んで頂きたいです!
よろしくお願いします!!
――T君の心情――
……え、どういう……え?
というか、拗らせた性癖にぶっ刺さって……。
うん……好きなシチュ。
違う違う、そうじゃ、そうじゃない。
一旦落ち着こう、状況を整理すべきだ。
えーっと……回想か?
今必要なのは回想なのか?
……いや、回想したところでわからない気がするな、今の状況!
とにかく、どうするか……いや、呼び出されたわけだし、声をかけてあげるのが先決か。
いやでもどうなんだ!?
これはどうすればいいんだ!?
今俺にわかるのは自分の癖にはストライクってことくらいなんだけど!
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――Hちゃんの心情――
ふぁぁっ!
来てくれた!!
こ、これから私は彼にこ、こ、こ、こくはくする……!
うぅうぅ、き、緊張するぅ……!
お、落ち着いて……こういう時は手のひらに天って書いて飲み込むことで天を我が身に……ってああ、今飲めないんだった……。
……いや、大丈夫、大丈夫だよ私……私には最高のお守りが付いてるんだから……!
というか早く話しかけないと! 私から呼び出しておいて無言とかおかしいでしょ!
ま、まずは…………何から話せばいいんだろう!?
ど、どうすればいいのかな!?
わ、私に力を貸して!! 快頭爛馬!!




