表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
玩具箱~おもちゃばこ~  作者: K・t
最終部 楽しく遊んだ後には
38/40

春雨と花冷え

晴天続きだった空は 一転

雨模様に変わった


満開に咲いていた桜の花も

春の風と雨粒にさらわれ

川面をピンクに染めていく


耳を傾ければ

カーラジオからは「花冷え」の声

春らしい響きにそっと和んだ


花びらが舞う景色の中

季節の確かな移り変わりを

感じながら


雨で一時ひととき遠ざかった

暖かさを恋しく思う


同じような日々が続くけれど

同じではないんだな

当たり前のことなのに

つい忘れてしまう


かと思えば 桜の木を見上げて

遠い昔を思い出すこともある


人間ひとって不思議で我が儘だ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 春、といっても、一日一日違った景色がありますよね。流れる春の雨、宙を流れる春の風と桜の花びら。そして、流れていくもう一つのものが、時。桜の木を見上げて、遠い昔を思い出すこともある、というと…
[一言] 人は遠い景色に憧れて、近い出来事にそっとため息をついたりいたしますね。 自分もそうです(^_^;) 人の眼は二つの景色、現実と、過去あるいは未来を同時に見つめているのかなと思うときがありま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ