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引退変身ヒーロー、学校へ行く!  作者: 雑種犬
番外編3 The beginning
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EX-3-4 改造人間と囚われの少女

「俺が……、改造人間……?」


あまりにも突拍子もない言葉。

だが、そんな世界さんの言葉が妙にすっと体に染み入るように信じる事ができたのは彼女がその言葉を言う前にわざわざ段階を踏んでいたからだろうか?


いや、それよりも俺自身、自分の身体に起きていた異変に薄々とながら気付き始めていたからだろう。


俺が入れられていたカプセルの全周を覆っていたアクリルの厚さは2cmほど。とても水中で、しかも床に足が付いていない力の入らない状況の拳でブチ破れるような物ではなかったハズだ。

それがいとも容易く、そんなつもりもないのに誰かに俺が目覚めている事を伝ようというつもりで壁面を叩いて音を出すつもりがたあの1発の拳で破壊する事ができていた。


それに今も。

研究室、あるいは開発室らしき室内にある照明という物は天井の常夜灯のように薄暗い物に、様々な機材に取り付けられている動作ランプの赤や緑の光程度。

よくよく考えてみればそんな薄暗い環境で書類の内容を確認できるわけもない。

だというのに俺は目が疲れるという事も、読み難いと感じる事もなく苦もなくマンガを読む事ができていたのだ。


「一体、誰がそんな事を……」

『何か思い出せないのかい?』

「……いや、さっぱりだ。何もかもがさっぱり。なんで自分がこんな事になったのか、なんでこんな場所にいるのかさっぱりだ」


当然、俺が改造人間になったという事は、どのような意図があったにせよ俺を改造した奴がいるという

事になるのだが、目覚めてからずっと頭の中を覆い尽くしている靄のような感覚が邪魔をして改造される直前の記憶が思い出せないのだ。


『ふむ。体はどこか痛むかい?』

「いや……、痛むという感覚はないけど……。世界さんの言葉からすると俺は脳味噌だけになっちまったってのに、頭が痛いならともかく、体が痛むってのはおかしくねぇか?」

『いやいや、仁さ、幻肢痛って知ってるかい? 英語だとファントムペインってやつ』

「そりゃあまあ……。俺も空手家の端くれだからな」


世界さんが言う幻肢痛とは事故など何らかの理由で四肢を切断する羽目になってしまった者が失ってしまったハズの四肢の痛みを感じるという症状の事だ。


俺が住んでいる岩手県の空手家の中にはクマと戦って手足を失う者もそれなりにいて、俺が通っていた盛岡市内の道場にも1人、老齢に近い隻腕のオッサンがいたのを思い出す。


その人も御多分に漏れずクマが倒れるまで正拳突きを打ちまくっていたら腕の骨が完全にオシャカになって切断する羽目になったそうだが、飲み会の席があるたびにその武勇伝を語っていたものだった。

だが片腕を失ってから20年ほどの年月が経っていたにも関わらず、彼もまた時折、無くしたハズの右腕の痛みを訴えていたのだ。


右腕の肩から先を失っているのに右肘の関節の痛みを訴え、触れもしないハズの存在しない右肘を押さえてうずくまるオッサンに対して道場の師範も慣れたもので、右肘があるであろうあたりをさすってやるとそれで痛みが紛れるのか、オッサンも顔を真っ赤にして額に脂汗を浮かばせながらも師範にお礼の言葉を言ったいた。


その姿を思い出して俺は思わずゾッとする。

実感は無いものの、世界さんの言葉からすると俺に残された生身の部分を脳味噌だけ。逆に脳味噌以外の全身全てを失ったといってもいい。

つまりは全身全てに幻肢痛を感じる可能性もあるのではないだろうか?


『なら、移植手術自体は成功したと言ってもいいのだろうな。まあ、そんな身構えなくてもいいと思うよ』

「とは言ってもよお……」

『安心してもいいと思う。奴らの技術力だけは本物だからな! その点だけは大丈夫だ』

「そ、そうなのか?」


どうやら幻肢痛の話をした事で俺が必要以上に動揺していると思ったのか、世界さんが先ほどまでと明らかに違う声のトーンで励まそうとしているのがよく分かる。

きっと世界さんは良い人なのだろう。声から恐らくは自分よりも年下であろう彼女にそのような印象を受けた。


『恐らくは仁の記憶が混濁しているのは保存睡眠薬の効果が抜けきっていないからなのだろうな』

「もしかして、そのナントカ薬ってアレか?」


割れたカプセルに残る蛍光色の液体を見やると世界さんが肯定する。


『ああ。普通の医療目的の移植手術は自分の身体の中に異物を入れていく事のに対して、君に行われた移植手術は君の脳を新たな機械の身体へと移植するものだからな。当然、脳への負担は大きい。そういうわけで、手術後、脳波が安定するまで1ヵ月ほど薬液の中で眠らせておくのだとか。

私は奴らのコンピューターに侵入して履歴を改ざんしながら、予定よりも少し早く君に目覚めてもらったんだよ』

「……何のために?」

『最後の脳洗脳工程の前に君を逃がすため、と言えば分かり易いかな?』


そこで俺は俺と世界さんとの関係性、そして俺を改造した連中との関係についての核心に迫る問いを投げかけた。


「世界さんが言う“奴ら”ってのは、世界さんの仲間じゃあないのかい?」

『まさか! 僕はどっちかっていうと仁と同じ立場だよ!』

「というと?」

『察しが悪いねぇ! わけもわからないままさらわれてきて、いつの間にか脳味噌取り出されていましたってとこだよ!』


世界さんの返答次第では他に頼れる相手もいないというのにいきなり彼女と敵対しなければいけないと身構えていたのが、その彼女の返答は実にあっさりとしたものだった。


もちろん彼女が嘘を付いて俺を騙そうと思っているのかもしれないが、世界さんが“奴ら”を語る時に言葉の節々から滲ませる嫌悪感はどうも見せかけのものとは思えない。


弟の誠がここにいたなら「兄ちゃん、その内、詐欺の被害に遭うんじゃない」と呆れた顔で言い出しそうなところだが、人を疑って生きても疲れるだろうし、人を信じられるならば信じて生きていきたいじゃないか。


「で、薄々とは気付いているんだけどよ、俺らを改造しやがった連中ってもしかして悪い人たち?」

『良いか悪いかで選べと言われたら、最悪と極悪のどちらかで迷うとこだね!』

「オーケー! ようするに世界さんは1人で脱出するのが寂しいから俺も連れてってくれるってこったろ!?」


俺は知っている。女の子には何をするにも誰かと一緒じゃないと嫌だという子がいるって事を。


『……ハハハ、そうしたいのはやまやまなんだけどね。生憎と事情があって私は一緒に行けないんだ。安心してくれよ。君の仲間は別に用意しているからさ』


誰かと一緒じゃなきゃ駄目というわけでもないのか……。

もしかすると先ほど世界さんはタピオカの行列に1人で並んでいたというし、孤独が好きな子なのだろうか?


「ええと、その事情ってのは聞いても? それともあまり聞かれたくない話なのかい?」

『聞かれたくない、ってよりは、言ってもどうしようもないってのが近いかな? 無意味で無駄な話だから言う必要性を感じないな』


またあの何かを隠しているような含みを持たせた言い方。


『それよりもそろそろ脱出と行こうじゃないか?』

「……分かった。後、1つだけ聞かせてくれるかい? “奴ら”、俺たちの身体を好き勝手してくれた連中はなんて連中なんだ?」

『ARCANA。それが君の全てを奪った連中の名だ。覚えておくといい。もっとも二度と忘れる事もできないだろうがね』


俺の……全て……?

それは一体、どういう事だ?


『今は分からなくても良い。時期に薬液の効果も切れて、全て思い出せるようになるさ……』


これまでのように妙に背伸びした世界さんのもったいつけたその言い方が、何故か俺の胸の奥にしこりとなっていたのを感じていた。

……まあ、その胸というのが俺が場合はすでに作り物になってしまっているのだけど。


『それじゃ部屋のロックも解除したし、とっとと行こうか?』






『……だからさ、セーフティっていうの? 洗脳処置の前に脱出されて敵に回られる事を防ぐために今の仁は機能にセーフティがかかっているんだ』


俺が眠らされていた部屋から室外へと出るとそこはどこまで続いているのか分からない長ったらしい通路だった。


地下水で濡れた岩壁はここが地下である事を如実に表していたが、先ほどまでの部屋と同じく通路の照明は最低限。

通路の暗さに加えて、地面はごつごつとした突起が残る洗い仕上げのものだが、その通路を歩いていく俺はまるで夜行性の動物のように暗い通路の先をどこまでも見通す事ができていたし、あいもかわらずパンイチのまま裸足で歩いているというのにまるで痛みを感じない。


『……仁、聞いてる?』

「あ、ああ……。いや、つくづく自分が本当に作り物にされちまったんだな、って……」

『気持ちは分からないでもないけれど、先を急いでくれよ。脱出の手引きをしてくれる仲間との合流にはもう少しかかるのに、今、言ったように君の身体には制限がかかっていてとても戦えるような状態じゃないんだ』


世界さんはアジト内の警備システムをハッキングして、俺の逃亡を手助けしてくれるというし、この暗がりを1人進んでいく事に孤独を感じないようにとか、先ほどからずっと俺に話しかけ続けてくれていた。


やはり世界さんは良い人なのだろうと思うと同時に、どこか声色に弾んだような感じを受けるのは、彼女もARCANAとかいう連中に捕らわれてから誰も話し相手がいなかったという事なのだろうか?


……いや、脱出を手引きしてくれるというお仲間さんの事もあるし、さすがにそれは考えすぎか!


『仁、君が大学生の時に空手の全国大会で3連覇を果たした実績も知っているし、目覚めてから少しずつ自分が改造人間になってしまった実感も湧いてきているのだろう。でも、まだ戦うのは待ってくれ』

「とはいえ、俺って戦闘用の改造人間なんじゃないのか? 少しくらい機能制限があったところで……」


確か、俺の記憶が定かなら、人間と変わらぬ姿の改造人間、しかも全身全てを機械化するような者は特殊用途に用いられるものを除いて基本的にその組織の技術力の粋を集めた高性能の改造人間であるハズだ。


全身機械の身体を作れるのなら単純なロボットを作る事もできるだろうし、何ならロボットか、あるいは人間の姿を完全に捨てた改造人間と人間の姿を残した軽易な改造処置だけをしたセミ・サイボーグの2体を作ったほうが、人間と怪人の姿を行き来できる高級品を作るよりもはるかに低コストで製造できるのだ。

おまけに2体の方が融通の利く場面も多いだろう。


つまり俺のように人間の姿を持ち、全身が機械の身体の改造人間を作るというのは必然的にコストを度外視した性能を突き詰めた物となるそうな。


『あのねぇ。君は改造人間の姿から人間の姿に擬態できるようになってるのに、本来の戦闘用改造人間に戻れないでどうやって戦うのさ?』

「おいおい……、それって機能制限どころの話じゃねぇじゃねぇか」

『でも逃げる事はできるだろう?』

「ま、靴もいらねぇってのは助かるけどよ!」


機械の身体のせいか腹時計を頼りにする事もできず、一体、どれほどの時間をただ歩いていたのかは分からない。


もし俺がただの人間ならばとっくの昔に足の裏の皮がざっくりと切れて1歩も歩けなくなっているような距離を歩いてきた事だけは確かだ。


『機能制限とは言っても、すでに君自体の改造を完了している。後は解除コードを入力するだけでいいのさ! さすがにセキュリティが硬いけど、突破できないほどじゃあない。少し時間をもらえれば私がなんとかしてあげるよ』

「おっ、そりゃ助かるぜ! でも、またなんでそんな面倒な真似を……」

『うん。過去の組織が脳改造手術をする前の改造人間に脱走されて、そういう脱走兵に反撃されてエラい目になったっていうし、それ以来、そういうのを防ぐために機能制限を設けておいて万が一、敵に回った時に対処できるようにするのがこの業界のマストなんだってさ!』


この場所が地下だとしても一体、どれほどの深さだというのか。

通路の突き当りの軽合金製の簡素な階段を上ったり、あるいはつづら折りのように幾度も切り返して続いていく坂道を登っていってもまだ出口は見えない。


ここは元々、何かの坑道だったのだろうか? それとも天然の洞窟に手を加えてアジトにしたものだろうか?


ARCANAという名に聞き覚えこそなかったものの、このアジトの規模を考えるに相当の規模の組織と考えてもいいのかもしれない。


通路はまるで陸上競技場のように広くなったり、あるいは逆に人が互いにすれ違うのがやっとというくらいに狭くなったり。


正直、どこに警備システムとやらの隠しカメラがあるのか分かったものではないが、世界さんがいうには過去の何も写っていない映像を流用して監視カメラの記録も改ざんしているために俺が脱走しているのに気付かれるのにはまだ時間の猶予があるそうだ。

俺が破壊してしまったカプセルが俺の様子を記録し続けていたデータも同様に何事もないかのように偽装されているという。


しばらく歩き続けて、俺はやっと岩壁に囲まれた空間から脱してコンクリートと軽合金で形作られた格納庫のような場所に出た。


その場所には今は何も置かれてはおらず、ガランとしただだっ広い空間でしかなかったが、短辺が100mほど、長辺に至っては200m近い広大な空間の天井には排気ガスを逃がすためなのだろうか? 巨大な換気扇が幾つも回っており、やはり格納庫やガレージのような印象を受ける。


「あれ、この部屋は……?」


その格納庫らしき空間をさらに進んでいき、巨大なエレベーターを通り過ぎてさらに次の階段へと進もうという時、俺は右側の壁に鋼鉄の扉を認めて世界さんに尋ねる。


これまでも幾度か様々な形状、大きさの扉を見かけてはいたのだが、世界さんでも把握しきれていない事もあったらマズいという事でできるだけ扉の前を通るのは回避していたのだが、今回は特に世界さんも警戒した様子も見せない。

という事は扉の先に危険はないと判断しているようで、それが逆に気になって聞いてみたのだ。


『ああ、ここは捕虜の牢屋がある部屋だよ。捕虜の様子を確認しないといけないからこの部屋には警備システムの監視カメラが設置されていてね。そのおかげで内部に危険が無いって事が分かったのさ』

「なるほど、逆に監視カメラの無い部屋は中に何があるか分からないから避けたほうがいいって事か?」

『そういう事』


世界さんも警備システムをハッキングしてログを改ざんする事ができるくらいだ。

当然、過去のデータを確認する事だって可能だろう。だが脱出行の途中なのだ。短時間で確認できるのは数時間といったところだろう。

中に誰かがいるかどうかはそれで充分だろうが、たとえば何らかの通報機能を持った機械が過去に搬入されていたという可能性も考えれば万全を期して部屋の前を回避していくというのも分かる。


「はあ……。こんな地下に牢屋とか、いよいよ悪の組織じみてきたな……」

『おいおい、そんなの自分の身体で十分に堪能しただろう?』

「違ぇねぇ! まぁいいや。今は誰もいないんだろう?」

『あ、いや……』


そこで世界さんが珍しくも言い淀む。

彼女との付き合いは短いが、このように言葉をはぐらかすというわけでもなく、言い淀むというのは初めての事だったのでさすがに俺も勘付いた。


「誰かいるのかい?」

『……いや、ちょっと待ってくれ』


待て?

何を?


人間の脳味噌を機械の身体に移植するという技術力をもった組織の警備システムを俺が移動するのに合わせてリアルタイムで改ざんし続けている世界さんが確認に手間取るという事があるのだろうか?


いや、そもそも世界さんはすでに室内を監視カメラを通じて確認してあるからこそ、この部屋の前を通るルートを選択していたハズだ。


つまりは俺に言いにくい事があるから言えないという事。


『いやいやいやいや! 仁、待てって!! 脱出ルートは改造人間の能力に合わせて用意しているんだ!!』

「ようするに中にいるのは改造人間ではない普通の人間だと?」

『だから待てって! これからの脱出ルートは仲間と合流してからは戦闘の可能性だってあるんだ! ただの地球人には危険すぎる!!』

「地球人、まるでそのお仲間さんとやらは地球人じゃないみたいな言い方じゃないか?」


俺は世界さんの言葉を無視して扉の前へと立ち、確認してみるもドアノブの類は無い。代わりにカードリーダーらしき物が確認できたので恐らくはカードキーで開く自動ドアなのだろう。


『おし! それじゃ世界さん、改ざんヨロシク~!!』

「あ、ああッ!!」


俺は室内の物に伝わるように扉を大きくノックし、それから足を大きく上げて思い切り足裏をブ厚い鋼鉄の扉へと叩きつけた。


まるでそれが当然のように扉は俺の足裏の形に凹んでから吹き飛び、中へ足を踏み入れると世界さんの言葉通りに部屋の中には2面を軽金属のタイルで、2面を鉄格子で覆われた牢屋があり、その中に1人の女の子がベッドの上で体育座りの姿勢で俺を見て固まっていた。


「おっと、こりゃ助け甲斐がありそうだな。良かったな世界さん!」

『あ~、もう滅茶苦茶だよ……』

「そう言ってホントは世界さんだって助けてやりたかったんだろ?」

『もう知らない!!』


俺は知っている。

女の子の「もう知らない」は半分くらいの確立で「YES!」の意味である事を。

残り半分の意味は知らないが。


さて、捕虜とやらを牢屋に入れて尋問できるようにか、室内の半分ほどのスペースには机やパソコンなどが設置されていたのが吹き飛ばされたドアによって粗大ゴミと化しているのはいいとして、鉄格子に覆われた部分の一ヵ所に設けられた出入口を開けるための鍵がどこにも見当たらない。


さすがに鍵を探して時間をかけすぎるのも世界さんとそのお仲間さんに悪いので、俺はこれまたドアを蹴破った時のように鉄格子の出入口をとっとと破壊して中の女の子に手招きしてみせる。


「さっ! こっちへ!」

「…………」

「パニックで何も言えないのか、クッ! 可哀そうに!!」


女の子は救助が来るとは露にも思っていなかったのか、体育座りの姿勢のまま口をポカンと開け、目を皿のように丸くしてこちらを見ていた。


やがて助けが来た事に気付いたのか、感動のあまりに大きく体を震わして喜びを露わに……。

って、なんかおかしいな?


『おい! 相手の立場になって考えてみろよ!? わけも分からないまま拉致されてきて、どこかも分からない場所の牢屋に入れられて、どれほどの時間をそうしてきたのかは知らないけれど、いきなりブーメランパンツ一丁のマッチョがドアを蹴破って侵入してきたのを見せられたら、そら、こんな反応にもなるだろうよ!!』

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