フェンリルの箱舟 - ウィキパディア
ウィキパディア-フリー百科事典
ページ/ノート
―――――――――――――――――――
フェンリルの箱舟
―――――――――――――――――――――――――――
フェンリルの箱舟とは火星と木星の太陽系周回軌道上に存在する3つの国籍不明の人工惑星である。
―――――――――――――――――――――――――――
解説
フェンリルの箱舟は2019年にアメリカ航空宇宙開発局(通称:NASA)が1977年のボイジャー計画以来となる無人探査機の太陽系外への打ち上げ計画、スターマリナー計画で打ち上げた無人探査機、スターマリナー1号が2020年に火星と木星の丁度中間に位置する宙域で偶然発見した国籍不明の人工惑星である。当初は特に注目もされていなかったが、後にその特異な形状から大きな関心を集めNASAは国籍不明の人工惑星を確認した太陽周回軌道を計算しスターマリナー1号に続く後続のスターマリナー2号機に国籍不明の人工惑星へと最接近させる指示をおくり詳細な確認を行った。この際、スターマリナー2号機は国籍不明の人工惑星まで凡そ5.8kmの距離まで最接近し高性能カメラによる撮影を行った。この時に撮影された写真を拡大処理し人工惑星を確認したところ三つの物体のうち一つの人工惑星の側面にノルウェー語で「フェンリルの箱舟」と書かれていた事が判明した。後にこれらの物体は側面の文字通りにフェンリルの箱舟と呼ばれるようになった。
NASAはスターマリナー1号やスターマリナー2号から送られてきた情報を元に自国を含めた他国の人工衛星や探査機の情報から物体の特定を進めたが特定はできず、ノルウェー語が書かれていたノルウェーにも確認を行ったがノルウェー政府は「その様な人工物は打ち上げていない」と否定した。この結果、この3つの物体は正式に来歴不明国籍不明の人工惑星として登録された。
―――――――――――――――――――――――――――
形状
フェンリルの箱舟は登録上は3つの人工惑星である。3つの人工惑星は互いに10mから18mの距離感覚で纏まりながら太陽を周回している。その内、2つは先端がロケットやミサイルの様に尖った円柱の形状をしており、いずれも長さ12m、太さは40cmから45cmほどである。この二つの物体は内部に空洞などを有しない純粋な何らかの金属の塊である事がスターマリナー2号からの観測によって推測されている。
そして3つの内、最も大きい人工惑星が側面にノルウェー語でフェンリルの箱舟と書かれていた人工惑星である。全長は20mから21mを有しており幅は最大で3.5mを有している。大きさは3つの人工惑星中で最も大きい。この人工惑星の特筆すべきは点はその形状で、まるで巨大なライフル銃かロケット砲の様な形状をしている。
―――――――――――――――――――――――――――
仮説
フェンリルの箱舟についてはその実体について専門家などから幾つかの仮説が上がっている。ここではロケット説と人工衛星説について解説する。
ロケット説は文字通りフェンリルの箱舟は探査ロケットの残骸ではないかという仮説である。この説では3つの物体の内、2つの先端がロケットやミサイルの様に尖った円柱状の物体はロケットの補助ブースターであり、巨大なライフル銃かロケット砲の様な形状をした物はロケットの本体で、何らかの理由で外装を消失した物し人工惑星となったとされる。しかし、この説では、なぜ、補助ブースターを地球圏で切り離さずに地球からも火星からも遠く離れた宙域で一緒に浮遊しているのかや、ロケットの本体とされる巨大なライフル銃かロケット砲の様な形状をした物がロケットの構造と全く類似していない事やなぜ、側面にフェンリルの箱舟と書いてあるのかなど様々な点で疑問が残る。
人工衛星説はこの物体が本来は火星を探査しようとしたものの何らかの理由で失敗し現在の軌道上で放棄されたという仮説。もしくは意図的に人工惑星化させた機体という仮説である。現状最も有力な仮説である。しかし、現在の打ち上げ技術でさえも全長20mから21mにも及ぶ巨大な物体を宇宙空間に上げるにはスペースX社が開発した超大型ロケット、ファルコンヘビーや退役したスペースシャトル用のロケットなどの大型ロケットが必要であり、一体、誰が何の目的でこの人工惑星を作り打ち上げたのか現在でさえも全く分かっていない。




