ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦 ‐ ウィキパディア

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ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦

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ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦（Ｂｒｅａｄ Ｃｌａｓｓ Ｐｌａｎｅｔ ａｓｓａｕｌｔ Ｓｕｐｐｒｅｓｓｉｏｎ Ｓｐａｃｅ Ｂａｔｔｌｅｓｈｉｐ）とは大東亜地球共栄圏連合政府・宇宙軍が保有する宇宙戦艦の級名である。

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目次

１．概要

２．艦名

３．建造

４．同型艦と装備

５．艦歴

６．ブリオッシュアテットの活躍

７．現在

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概要

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦はヤマトXVII級惑星強襲制圧宇宙戦艦の後継艦として設計された惑星強襲制圧宇宙戦艦である。第十五次宇宙艦隊増強計画に基づき皇紀３６８３年度（Ａ．Ｄ．３０２３年）に３２隻の建造が計画され３６９０年度に建造が開始された。３６９１年に１番艦ブレットが就役し、その後、順次就役した。

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は史上初めてのミラトランデ型宇宙戦艦である。ヤマトXVII級惑星強襲制圧宇宙戦艦が従来のテルティメント型宇宙戦艦であったのに対して、ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は新基軸の設計による建造が試みられている。この新基軸の設計とは大まかに言えば、艦を横から見た時に艦首側から正四角錐の様に先の尖った形状となる様な設計の事である。この様な形状を採用した宇宙戦艦はブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦が史上初めてであり、これによってブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は史上初めてのミラトランデ型宇宙戦艦となっている。なお、この特徴的な艦形からブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は就役当初、宇宙軍の兵士の間では、ベビーボトルや教会の屋根という愛称でも呼ばれた。

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は全長２,２５５ｍ、幅７５１．２５ｍ。主動力にはツトム・オカダ機関を採用。先の尖った形状の艦体の後部に増設ブロックを４基搭載できる。増設ブロックは予備エンジンの他、増設格納庫などを必要に応じて付け外しができる。艦載機としては惑星強襲用の大型惑星強襲揚陸艇を４艇搭載できる他、宇宙戦闘機を４０機、内火艇２艇を搭載、運用できる。また、長期間の無補給環境での活動を想定して、一般的な宇宙戦艦の標準装備でもある艦内食物工場や艦内循環環境システムを搭載している他、本級の特徴として惑星上陸用装備や艦の補修部品などを生産する為の量子無限増殖炉型三次元立体印刷機も搭載されている。

乗員は乗組員が１,５３３名、上陸要員が１１,６００名。これら全ての乗員が搭乗した状態での無補給環境下における本級の作戦行動可能期間は乗員の寿命や健康状態を除外すれば、理論上は適切な運用がされる限り制限はない。

艦内には長期間の無補給環境下の乗員を想定して可能な限りの快適な生活環境が整えられている。艦内公園の他、ウォーターパーク、劇場、映画館、レストラン、バー、パブ、カフェ、ダンスホール、ゲームセンター、病院、ショッピングモール、トレーニングジム等が艦内に整備されている。

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艦名

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は級名が示す通りパンを名称に使用している。これは艦名も同じであり、艦名に使用されている名称もパンの名称である。艦名に使用されているパンの名称は、世界の様々な種類のパンからつけられている。

艦級や艦名にパンの名称が用いられているのは第十五次宇宙艦隊増強計画が始まる以前から宇宙軍で問題になった艦名不足問題に起因する。宇宙軍では急速な軍拡により大量の宇宙艦艇が建造された事によって宇宙艦艇に付ける名前が不足し、その結果として本級は世界のパンを名前にする事が決定された。似た所ではブレックファースト級宇宙戦艦、ランチ級宇宙戦艦、ディナー級宇宙戦艦、サケ級宇宙戦艦、インドカリー級宇宙戦艦、ナベ級宇宙戦艦、デザート級宇宙空母、ショウガツ級宇宙空母、クリスマス級重巡洋艦などがある。

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建造

　　　　　建造年　　　就役年　　　　　　造船会社　

１番艦　３６９０年　３６９１年　呉宇宙軍工廠・海王星造船所

２番艦　３６９０年　３６９１年　呉宇宙軍工廠・海王星造船所

３番艦　３６９０年　３６９１年　呉宇宙軍工廠・海王星造船所

４番艦　３６９０年　３６９１年　呉宇宙軍工廠・海王星造船所

５番艦　３６９０年　３６９３年　呉宇宙軍工廠・海王星造船所

６番艦　３６９１年　３６９２年　ノーフォーク宇宙軍工廠・天王星造船所

７番艦　３６９１年　３６９２年　ノーフォーク宇宙軍工廠・天王星造船所

８番艦　３６９１年　３６９２年　ノーフォーク宇宙軍工廠・天王星造船所

９番艦　３６９１年　３６９３年　ジェネラル・トランスアトランティーク

１０番艦３６９１年　３６９３年　ジェネラル・トランスアトランティーク

１１番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１２番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１３番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１４番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１５番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１６番艦３６９２年　３６９７年　ニューカッスル宇宙開発センター

１７番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１８番艦３６９２年　３６９３年　スペースＸ

１９番艦３６９２年　３６９９年　ニューカッスル宇宙開発センター

２０番艦３６９３年　３６９４年　マースクライン・タイタン造船所

２１番艦３６９３年　３６９４年　マースクライン・タイタン造船所

２２番艦３６９３年　３６９４年　マースクライン・タイタン造船所

２３番艦２６９４年　３６９５年　ブリティッシュ・スペースポート

２４番艦２６９５年　３６９６年　ブリティッシュ・スペースポート

２５番艦２６９５年　３６９６年　ブリティッシュ・スペースポート

２６番艦２６９５年　３６９６年　ブリティッシュ・スペースポート

２７番艦２６９６年　３６９７年　大東亜重工業

２８番艦２６９６年　３６９７年　大東亜重工業

２９番艦２６９７年　３６９８年　ジェネラル・トランスアトランティーク

３０番艦２６９７年　３６９８年　ジェネラル・トランスアトランティーク

３１番艦２６９７年　３６９８年　ナバル・スペースグループ

３２番艦２６９８年　３６９９年　ナバル・スペースグループ

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同型艦と装備

同型艦

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１番艦ブレット

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２番艦バゲット

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦３番艦フィセル

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦４番艦パン・ド・カンパーニュ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦５番艦サンドウィッチ・ソーセージロール

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦６番艦ホットクロスバンズ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦７番艦タイガーブレッド

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦８番艦メロンパン

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦９番艦ヴィエナブロート

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１０番艦ティビアキス・ブロンデブロードⅡ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１１番艦コーンブレッド

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１２番艦レーズンブレッド

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１３番艦バンズ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１４番艦バターロール・ミルクロール

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１５番艦ドーナツ・マフィン

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１６番艦ホットドッグバンズ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１７番艦ベーグル

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１８番艦ナン

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦１９番艦チャパティ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２０番艦ロティ・プーリー

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２１番艦バトゥラ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２２番艦プレッツェル

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２３番艦カイザーゼンメル

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２４番艦プンパニッケル

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２５番艦アンパン

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２６番艦シナモンロール

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２７番艦カルカッサ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２８番艦ブロア

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦２９番艦ヤキソバパン

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦３０番艦アンダルーサ・パン・デ・モルデ

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦３１番艦ブリオッシュアテット

・ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦３２番艦パンオショコラ

装備

・兵装

　：加速重粒子砲門４基

　：艦首可変式パルス加速重粒子砲門１基（パルス状のエネルギー弾を連続発射する副砲機能及び大出力ビームの放射機能がある）

　：宇宙核魚雷発射管２０基

　：対空パルス粒子格納砲塔３０基

・艦載機

　：大型惑星強襲揚陸艇４艇

　：宇宙戦闘機４０機

　：内火艇２艇

　：救命艇１００艇

・特殊艦内設備

　：量子無限増殖炉型三次元立体印刷機

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艦歴

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦の多くは就役後、辺境宇宙の警戒任務に就いている。多くは単艦での任務に従事している。本級は宇宙軍が保有する艦艇の中でも、全体の１割弱しか占めていない完全な無補給環境下で数十年単位の超長期間の連続運用が可能な艦艇である為、宇宙軍では非常に重宝されている。しかしながら、必ずしも単艦での任務に就いている訳ではなく、必要に応じて艦隊行動も行っている。３２隻が建造されたが、中でも一般的に知名度が高い有名な艦はブリオッシュアテットである。ブリオッシュアテットの活躍については下記の別項目で解説。

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は第八八三艦隊事件に巻き込まれた事でも知られている。第八八三艦隊事件の概略は以下の通り。

３７５３年、宇宙標準時９月１６日に宇宙軍の第八八三艦隊はエリシオン二重恒星系の第２恒星エリシオンαの衛星軌道上にて大規模な軍事演習を行った。この軍事演習は恒星付近での大規模艦隊戦を想定した戦闘演習だった。超弩級宇宙戦艦２隻、宇宙戦艦２８隻、ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦３隻を含めた惑星強襲制圧宇宙戦艦１２隻、宇宙空母７隻、宇宙重巡洋艦３１隻、宇宙軽巡洋艦５２隻、宇宙駆逐艦６７隻、宇宙輸送艦４５隻、宇宙突撃戦闘艇１３５艇がこの演習に参加した。

演習の開始から７８時間が経過した宇宙標準時９月１９日午前６時丁度に、この時間にあらかじめ予定されていたシンワ級超弩級宇宙戦艦アメノサグメⅢのワープによる戦線投入が行われた。アメノサグメⅢは艦隊中央部にワープアウトした。しかし、ワープアウトと同時に機関暴走が突如として発生し、閃光と共に高エネルギー波動が周囲部に急速に放出される現象が発生した。この突然の現象に第八八三艦隊は大混乱に陥ったが、現象の発生源が艦隊中央部であった為に回避運動など有効な対策がとれた艦は僅かだった。閃光はその後、すぐに終息したが、終息後にその場に残っていた宇宙艦艇は宇宙戦艦１８隻、惑星強襲制圧宇宙戦艦６隻、宇宙重巡洋艦１２隻、宇宙軽巡洋艦３２隻、宇宙駆逐艦５８隻、宇宙輸送艦４５隻、宇宙突撃戦闘艇６艇のみだった。艦隊中央部及びその周辺部に居た艦艇は軒並み消失し行方不明となった。この事件は発生後すぐに銀河系ネットで報じられる等、全国民に大きな衝撃を与えた。

その後、この事故の原因解明が宇宙軍省の主導によって行われ、その結果、アメノサグメⅢのワープアウト時にアメノサグメⅢの主動力機関のツトム・オカダ機関がエリシオンαの重力場の影響を強く受け機関暴走が起き、通常はワープアウト後にすぐに終息する筈の超空間通路が終息せずに急速に拡大し周囲の艦艇を巻き込んで無差別ワープの現象が発生した事が判明した。アメノサグメⅢがワープアウトするまでこの現象が起こらなかったのは、恒星とのエネルギー放出量の均衡が得られていた為でアメノサグメⅢがワープアウトしてきた事で辛うじて保たれていた恒星周辺のエネルギー均衡が崩壊した為にこの現象が発生した事が明らかとなった。

この事件後、宇宙軍では恒星周辺での超弩級宇宙戦艦の運用を全面的に禁止した他、恒星周辺における艦艇運用にトン数制限を設けた。この事件は高重力環境下におけるツトム・オカダ機関の使用の危険性を初めて世間に知らしめた悲惨な事件となった。

この事故に巻き込まれた艦艇はその後、宇宙戦艦２隻、惑星強襲制圧宇宙戦艦１隻、宇宙軽巡洋艦２隻、宇宙駆逐艦１隻は奇跡的に銀河系各宙域で無事にワープアウトした事が確認され自力帰投もしくは救難信号を出した事から保護された。しかしながら、それ以外のこの事故に巻き込まれた艦艇は現在まで行方不明の状態のままである。ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦に関しても演習に参加していた３隻全てがこの事故に巻き込まれ以後、全艦が行方不明の状態となっている。宇宙軍省は行方不明艦について今回の事故が無差別ワープである為、現在までに発見されていない艦艇の生存や救出については絶望視している。

この事故によってブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦はヴィエナブロート、ティビアキス・ブロンデブロードⅡ、シナモンロールを事実上喪失してしまった。第八八三艦隊事件の詳細に関して「第八八三艦隊事件」「アメノサグメⅢ（シンワ級超弩級宇宙戦艦）」の記事を参照。

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ブリオッシュアテットの活躍

３７７５年に大東亜地球共栄圏連合政府に対してポピペラピポウぺポピ星系連合（ベラート語：□□□□□□□□□□□□□）が宣戦布告を行った事によって勃発した第一次銀河系大戦の開戦初期の時期に当たる３７９４年から３７９９年の間にブリオッシュアテットはマムルーク１１３暗黒ガス星雲宙域において、ブリオッシュアテットのみの戦力で、大東亜地球共栄圏連合政府領域へと侵入するポピペラピポウぺポピ星系連合軍の宇宙艦隊に対してゲリラ的機動攻撃を仕掛け続け、長期間に渡って殆どの宇宙艦隊の侵入の妨害に成功し、さらには通算で１個小宇宙艦隊に匹敵する数の敵艦を撃沈し、それよりも多くの敵艦にも大小様々な被害を与える大きな戦果を獲得した。撃沈と損傷を含めれば、１個宇宙艦隊に匹敵する数の敵艦に被害を与えている。

この宇宙戦艦１隻のみの戦力でここまでの数の戦果を挙げた記録は現在でも破られておらず、宇宙軍内でも不動の記録として確立している。しかし、この不動の記録を打ち立てたブリオッシュアテットは３７９９年にポピペラピポウぺポピ星系連合軍の掃討作戦によって撃沈された。エンペラー・オブ・アースと大東亜地球共栄圏連合政府はブリオッシュアテットとその全ての乗員に対して、その類稀な功績を称えて、既存の勲章の中でも最も高い位の分類に入る大勲位菊花章頸飾を与えている。授与の際、ブリオッシュアテットは偉大なる民主主義の殉教者、偉大なる地球人類の殉教者として称えられた。ブリオッシュアテットに関しては「ブリオッシュアテット（初代）」「マムルーク１１３暗黒ガス星雲の戦い」の記事を参照。

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現在

ブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦の多くは現在も続く第一次銀河系大戦の戦闘によって失われてしまったが、現在でも１２隻が戦いを生き延びており、現役で運用がされている。現在運用されているブレット級惑星強襲制圧宇宙戦艦は、ネームシップのブレット、パン・ド・カンパーニュ、サンドウィッチ・ソーセージロール、コーンブレッド、ホットドッグバンズ、ナン、アンパン、ブロア、ヤキソバパン、アンダルーサ・パン・デ・モルデ、パンオショコラとなっている。