解放軍 ‐ ウィキパディア
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解放軍
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解放軍(かいほうぐん 共同語:விடுதலை இராணுவம்)とは、人類のドーム(குவிமாடம்)の脅威からの解放を目指す国際軍事組織である。全世界に145,685名の人員を有している。
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目次
1.概要
2.設立
2.1設立の背景
2.2設立
3.シンボル
4.編成
5.活動
6.装備
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概要
2491年に既存国家がすべて壊滅した後に突如として出現したドームの脅威から住民を保護しドームに対抗している。
世界各地に拠点を持っており、かつて存在した国家の軍が使用していた装備や、解放軍が各地で独自に生産した装備を運用している。保有武器は小銃や機関銃やロケットやミサイルなどの装備が主体だが、装甲車、戦車、高速艇、半潜水艇の他、少数のCOIN機や戦闘ヘリや輸送ヘリなどの航空機も運用している。
しかし、世界各地に拠点を持ち軍事行動を展開しているが、広域に拠点が分散配置している為、各拠点間の共同作戦などは余り行われていない。また、長距離を移動可能な輸送機や船舶などを所有していない事から遠隔地の拠点同士との物理的な交流や連携も非常に難しくなっている。その為、各拠点は各拠点ごとに独自の軍事行動を実施している。拠点間の通信には残存しているレーザー通信衛星システムが利用されている。
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設立
・設立の背景
2491年に地球上の全ての既存国家は突如として地球上に現れた異星人の構造体、ドームによって破壊された。さらにドームは生き残った人々を動物と一緒に捕らえドームへと拉致する行為を行った。2509年には有志による決死の調査によって拉致された住民や動物はドーム内部で食肉加工されている事実も明らかになった。この事実は、この有志によってドームによって傍受される恐れを犯しながらも全世界にラジオで情報が発信された。これを受けて世界各地の生存者はドームに恐怖し自分達の身を守るべく各地で武装した共同体を結成した。この共同体が後の解放軍の前身となった。
・設立
2533年、エクアドルの共同体、自由エクアドル軍(சுதந்திரம் ஈக்வடார் இராணுவம்)は機能しているかつてのエクアドル軍のレーザー通信施設とアメリカのレーザー通信衛星網の存在を発見した。ドームに傍受される心配の少ない長距離通信設備を発見した自由エクアドル軍はこの施設を利用して世界各地の共同体との接触を図った。当初こそはエクアドル軍の交信は他の共同体には気づかれなかったが、交信を開始して3年目の2536年にモンゴルのウルギー軍団(உல்கி கார்ப்ஸ்)が自由エクアドル軍の交信の傍受に成功した。
ウルギー軍団は傍受を受けて周辺の他の共同体へと伝令を出した。これを受けた他の共同体も隣接する共同体へとこれを伝えた。これによって、口伝えによってレーザー通信施設とレーザー通信衛星網の存在が少しずつ周知される様になった。2540年までには、地球上のほぼ全ての共同体に周知された。
これによって、全世界の各共同体はレーザー通信施設とレーザー通信衛星網を利用する様になり、これまでは地理的な要因によって隔絶されていた各共同体が連絡を取れる様になった。
これを受けて世界各地の共同体は2542年、世界人類共同会議(உலகம் மனித இனம் கூட்டு சந்தித்தல்)を発足し共同体同士による世界会議を発足した。この機関の発足は2491年に壊滅した国際連合以来の国際機関の設立だった。
世界人類共同会議は設立当初は各共同体の情報共有や、物資協力、人材協力などを目的とした。しかし、次第に会議はドームに対する対抗組織としての側面を強めた。2600年、世界人類共同会議は全会一致の決定を受け、ドームに対する対抗組織、解放軍の結成を決定した。
これによって全世界の共同体は解放軍へと再編され解放軍は結成された。
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シンボル
解放軍はその組織のシンボル旗として、7色の横じま模様を下地に、旗の左上に白い四角形状の枠があり、その中に黄色い星が一つ描かれた旗を解放軍のシンボル旗として採用されている。解放軍のシンボル旗に関しては「解放旗」を参照。
この他、各拠点の部隊ごとにも部隊が属する共同体ごとにそれぞれの旗もある。解放軍の各部隊の旗は「解放軍部隊の旗一覧」を参照。
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編成
解放軍には現在、全世界に212の拠点が存在しそれぞれの拠点に部隊が配備されている。各拠点はその地域の共同体であり、各拠点の兵員は基本的にはその共同体の住民からの志願や徴兵や選抜などによって構成される。解放軍全体の兵力は145,685名。
最大の軍事力を持つ拠点はシベリア地域に展開しているロシア共同体(ரஷ்யா சமூக)である。
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活動
解放軍の活動はドームに対する攻撃、ドームの活動に対する妨害、ドームの情報収集、共同体の住民及び家畜の防衛である。軍事行動以外では農作業や牧畜や漁業や工業なども行っている。
直近1世紀内の防衛任務以外の主な軍事行動としては、2650年にドームが世界各地に突如として設置したLNG採掘プラントへの建設妨害作戦や、LNG採掘プラントへの攻撃。LNG運搬輸送機への攻撃。ドームに対する定期的なロケット弾による長距離砲撃。ドームに対する潜入情報収集作戦や潜入攻撃作戦が挙げられる。
しかし、残念ながら組織の設立から2692年現在まで、ドームに対する有効的な打撃を与えられた攻撃例は殆ど存在していない。ドームの個別戦力に対する有効打撃自体は与えられてはいるが、ドームの組織規模となると有効的な攻撃を与えられていないのが実情である。
ドームに対する定期的なロケット弾による長距離砲撃も、一度の攻撃で数百から多ければ数千発のロケット弾が発射されるが、ドーム周辺の防空システムを突破できるものはほぼ無く、例え突破できてもドームに対して大きなダメージは与えられていない。
ドームに対して地上侵攻を試みた例もあるがドームの軍事力は強大であり全て失敗している。
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装備
展開している地域ごとに保有している装備には大きな差がある。最も軍事力を有しているシベリア地域のロシア共同体は戦車や装甲車に加えて少数のCOIN機や戦闘ヘリや輸送ヘリなどの航空機も所持しているが、大半の地域では航空装備は所持されておらず、小銃や機関銃やロケットやミサイルなどの装備が主体である。
自動車は全ての共同体が所有しているが、装甲車や戦車の様な戦闘車両は地域によっては保有していない共同体も多く存在する。海に面した地域に展開する共同体の部隊は海上戦力を所持している場合もある。例えば日本に展開している日本決戦司令部(ஜப்பான் தீர்க்கமான போர் தலைமையகம்)(※解放軍に参加している日本の共同体の名称)はシータイガーと呼ばれる海上部隊を有しており、高速艇や半潜水艇を少数ながら運用している。
また、幾つかの共同体はサイバー戦に特化した部隊を有しており、サイバー戦用の装備を保有している。こうしたサイバー部隊はドームへの潜入作戦などの際に投入される。




