佐藤哲司 ‐ ウィキパディア
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佐藤哲司
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佐藤哲司 (さとう てつじ 1997年9月18日 - )は日本のデザイナー。鳥取県八頭郡用瀬町杉森集落出身。東京デザインテクノロジーセンター専門学校卒業。放送大学教養学部中退。ガレア=テドル帝国の鎖国後に現地に残留した数少ない地球人の1人として知られる。
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目次
1.経歴
2.作風
3.魔機構機人デザイナー
4.現地での生活と評価
5.ガレア=テドル帝国への残留
6.出典
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経歴
佐藤哲司は1997年9月18日、板井原集落の診療所、山本医院で生誕した。2004年4月に地元の八頭小学校板井原分校に入学し2010年3月に卒業。2010年4月には智頭町立智頭中学校に入学し2013年3月に卒業。2013年4月には鳥取県立八頭高等学校に入学し2016年3月に卒業した。
幼少期からアニメや漫画が好きだった佐藤哲司は2016年4月に東京に上京して東京デザインテクノロジーセンター専門学校に入学した。佐藤哲司はクリエイターワールド、コミックイラスト専攻を専攻。2019年3月に卒業した。
専門学校の卒業後に東京で就職活動をするも帰郷。実家の農作業の手伝いを始める。また、この時期にインターネット投稿サイト、ピークシブで活動を開始。プロフィール名、変態ロボ娘で自身が趣味で描いた女性型ロボットやアンドロイド等のロボ娘のイラストを投稿し始める。
2024年3月に放送大学教養学部に入学し人間と文化コースを選択した。佐藤哲司は放送大学の通信授業で興味のあった古代エジプト等、中東の歴史を学ぶ。2027年、大学3年生の時に試験を受ける為に放送大学鳥取学習センターに登校した際にガレア=テドル帝国から日本に留学に来ていたオウガシー族の放送大学学生と知り合いになり友人関係となる。2028年にこのオウガシー族の留学生が急遽、帰国する事になりその際にこの留学生からガレア=テドル帝国へ行く誘いがされる。これを受けて2028年1月に佐藤哲司は放送大学を中退し、ガレア=テドル帝国への渡航準備を始め自身が持つ貯金100万円を持って、両親の反対を押し切ってガレア=テドル帝国に渡航する。
ガレア=テドル帝国へと渡航した佐藤哲司はオウガシー族の友人宅に滞在し友人経由で知り合った魔術師と魔機構機人のデザインをしはじめる。2029年1月4日に佐藤哲司デザインの第一号魔機構機人が誕生。これが現地で評価された事から現地で魔機構機人デザイナーとなった。
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作風
佐藤哲司はイラストレーターとしては活躍しなかったが、趣味でピークシブに投稿していたイラストの作風は分野としてはロボ娘(ピークシブの説明では、ロボ娘とはアニメに登場するロボットの擬人化をふくめたメカ娘やメカ少女に比べて、ロボット、アンドロイド感が意識されたキャラクターであるとされる)のイラストを投稿していた。
魔機構機人のデザインをするようになってからもピークシブに投稿していた頃のロボ娘のキャラクターデザインの作風とあまり変わっていない。これらの魔機構機人のデザインに関して佐藤哲司は日本のNHKのインタビューに対して、なぜ、この様なデザインにしたのかという質問に「これをやる為に来たんですよ」と語っている。
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魔機構機人デザイナー
佐藤哲司はガレア=テドル帝国イルイルル州アビドス市へ渡航すると放送大学で知り合ったオウガシー族の友人宅に滞在してその友人を介して魔術師と知り合い魔機構機人のデザインを行った。そして試行錯誤の末に佐藤哲司のデザインを基とした第一号機の魔機構機人を2029年1月4日に誕生させた。この一号機はそれまで、ガレア=テドル帝国で生産されていた鎧状の外見をもち性別的特徴を持たないデザインだった魔機構機人とは大きく一線を画し、ロボ娘的な形状を採用。ツインテールの様なパーツやボディの各所に水色の透明性シリコンの人工皮膚の他、水色に光る目など備えさせた。この魔機構機人は発表後、その奇抜なデザインから、すぐに現地では話題となったが、多くの魔機構機人の製作関係者からは異端の目で見られ一部では意味が判らない等と批判の声も出た。
しかし、現地において多くの魔機構機人がこの発表を知るとすぐに、大きな反響が出た。魔機構機人には明確な区別はないが精神的な性別があるとされており、女性的の意識を持った魔機構機人が多く居た。これらの女性的な意識を持った魔機構機人は現行の体のデザインに不満を持っていた。その為、これらの魔機構機人から女性的なデザインのパーツを求める声が佐藤哲司の元に多く届けられた。これを受けて佐藤哲司は滞在している友人宅に自身のデザイン工房を設け、第一号機の開発に関わった魔術師と共に魔機構機人工房ロボ娘ファクトリーズを開設した。この時の事について、佐藤哲司によれば、当初は第一号機を生産した後は、浮遊陸地を観光して、第一号機と共に日本へ帰るつもりだったが、予想外の反響にもっと作らないといけないと思ったと語っている。
ロボ娘ファクトリーズの開設後、佐藤哲司は自身がデザインした魔機構機人やパーツを販売して、これらの品が大ヒットを記録した事から地球人初の魔機構機人デザイナーとして知られるようになった。
2032年には男性型の魔機構機人のデザインパーツの販売を開始。2034年にはロボ娘ファクトリーズの工房を拡張。パーツの売れ行きが好調であった事からアビドス市以外の市の下請け業者へも販売を開始した。2034年にこの人気を知った米ABCテレビがアビドス市を取材すると、ABCテレビのレポーターが、市内の様子をまるで日本のフィギュアショップのようだと表現するほどにまで、アビドス市における魔機構機人の間ではブームを加熱させた。
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現地での生活と評価
佐藤哲司はガレア=テドル帝国イルイルル州アビドス市に在住しアビドス市の近郊に自宅兼デザイン工房とロボ娘ファクトリーズを置いている。佐藤哲司は2027年に放送大学で知り合い、ガレア=テドル帝国に来るきっかけになったオウガシー族の女性と2033年に結婚。しかし、佐藤哲司はABCテレビのインタビューに結婚前に一度、現地の食堂で出会ったピェスシー族(※地球で言う犬の様な外見の種族)の女性と恋人関係で付き合っていた時期があった事を明かしている。この女性とは付き合った当初は仲が良かったが、佐藤哲司が側に置いていた第一号機魔機構機人の可愛がりを巡って付き合って3ヶ月後には男女間のトラブルに発展し、この女性が第一号機をこっそりと売り払おうとした事が寸前で現在の妻に露見し、それを現在の妻が必死に止めた所、この女性から暴力を受け、それを自身がトイレに起きてきた所、偶然目撃した事から、この女性と分かれた経験があるとされる。その後、現在の妻と交際に発展し結婚した。
現在は現地で佐藤哲司はデザイン業に勤める一方で、結婚した女性と、自身がデザインして製作した第一号機の魔機構機人と共に同居しているとされる。また、佐藤哲司は第一号機の魔機構機人にエヴィという名前をつけている。
現地での佐藤哲司の評価は大きく分かれており、佐藤哲司は魔機構機人の多くや、一部の業界人からは賞賛されている。業界からも魔機構機人の製作業界にデザイナーという職業を作り出した最初の人物としての評価もある。だが、その一方で魔機構機人を古くから作ってきた職人などからはデザインが奇抜するとの評価や、破廉恥だとする声も多い。
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ガレア=テドル帝国への残留
日本国外務省が当時、浮遊陸地群に居た日本国民に対する聞き取り調査によると、ガレア=テドル帝国と地球国家との関係が悪化し2036年9月13日に帝国議会で可決された異星人保護法によって、翼空衛士軍は反地球感情に駆られた人々から地球人を保護するという名目でガレア=テドル帝国に居住する地球人の強制収容を開始すると、この際に佐藤哲司もこの強制収容を受けていた事が分かっている。アビドス市において、反地球感情は他のガレア=テドル帝国の市と同様にあったが、佐藤哲司は多くの人々から慕われていた為にその身に直接的な危険が及ぶような事は無かった。だが佐藤哲司を強制収容する為に翼空衛士軍が自宅に来ると佐藤哲司の妻や周囲の人々は反発した。翼空衛士軍は3日連続で収容に来たがそのいずれもが住民の抵抗によって阻止されたという。しかし、9月19日に佐藤哲司は地元のパン屋に買い物に出ていた所を尾行していた翼空衛士軍の兵士によって拘束され強制収容所に連行され強制収容された。その後、10月14日に強制収容所から解放されている。
2038年にガレア=テドル帝国が鎖国体制を実施すると、多くの地球人は鎖国直前に地上へと強制送還された。しかし佐藤哲司はガレア=テドル帝国が設定した6つの入国基準を奇跡的にクリアしていた為に強制送還はされなかった。また、アビドス市は市内や市外から届けられた魔機構機人の声や一部市民の声を受けて佐藤哲司に対して滞在許可証明書を独自に発行して保護する方針をとった。
一方で日本の外務省職員は強制送還前に佐藤哲司と緊急の面談を行い、日本への帰国の要請を出した。しかし、佐藤哲司は残留を希望して外務省の要請を拒絶している。これによって、佐藤哲司は浮遊陸地群に残留する3人の残留地球人の1人となった。現在の状況は不明である。残留地球人については「残留地球人問題」「マシモフ夫妻」「Қазақстан паб Астана」の記事も参照。
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出典
テレビ番組
・『ABCワールドニュース』(ABC World news 2034)2034年7月29日にABCワールドニュース内でガレア=テドル帝国の地球との交流事業に焦点を当てた特集が放送された。この中は佐藤哲司は初めて公のメディアに登場した。
・『浮遊陸地群で広がる日本文化』2035年3月10日に日本のNHKのドキュメンタリー番組クローズアップワールドでガレア=テドル帝国と日本との交流に焦点を当てた番組が放送され、番組内でABCワールドニュースの内容を引用しながら現地で取材映像を伝えた。
・『地上と空 分断された人々』2039年2月5日に日本のNHKのドキュメンタリー番組クローズアップワールドで、鎖国後、地上に残ったガレア=テドル帝国人と浮遊陸地群に残った地球人を特集した。
参考文献
・ロボ娘を広めた男
・浮遊陸地群に残った日本人
・残留地球人問題 ~関係改善はあるのか?~
・令和20年度日本国外務省文書
・令和21年度日本国外務省文書
【 読者の皆様へ 作者からのお礼 】
消滅国家のウィキパディアはこの度、話数が100話を突破し101話を迎えました。この作品もそろそろ折り返し地点に到達です。ここまで、続けられたのも、読んでくださっている読者の皆様のおかげであります!
正直、作者はここまで伸びるとは考えてもいませんでした。これを始めた時も今も明らかにマイナー過ぎる分野だとは自覚はしてますので、ブックマークがまさか、100件を突破するとは思ってもいませんでしたし、むしろ初めてブックマークがついた時も、かなり驚いていた程ですので今の状況は本当に予想外としか言い様がありません。
それどころか今日では読者の皆様からの感想も頂き、評価も頂き、レビューまで頂きました。
本当に、本当に感謝の念しか作者の頭の中にはございません!
レビューを書いて下さった方々、作品を評価して下さった方々、感想を下さった方々、ブックマークを付けてくださった方々、皆様、本当にありがとうございます!!
やはり評価をしてくださったり、レビューや感想で読者の皆様の声を聞けると作者としても、とても嬉しいですし、執筆活動の励みになります!
こんな、マイナーな作品ですが、どうか今後ともよろしくお願い致します。




