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物部の書評広場  作者: 物部がたり
た行————
47/100

筒井康隆 『旅のラゴス』

 新潮社(新潮文庫) 【ファンタジー・哲学】 初版発行: 1986年 著者:筒井康隆 新潮文庫232ページ数

 今回は筒井(つつい)康隆(やすたか)作品の中で一、二を争う人気作『旅のラゴス』を紹介します。簡単にいってしまえば、ラゴスという旅人が一生涯を通じて、旅をするお話です。


 はい、タイトルのままですね(笑)。 ラゴスは何のために旅を続けるのか? それは――――人それぞれの解釈があっていいと私は思います。


 作者は『ビーバップ!ハイヒール』とうい教養バラエティー番組でお馴染みの筒井先生です。ビーバップ!ハイヒールは関西でしか放送していないのかな?。


 女性お笑いコンビ、ハイヒールが世間一般のハテナと思ったことを追求していく番組です。その番組のカシコ代表として、筒井さんは出ています。お茶目な人なんですよ。


 筒井康隆さんのプロフィールはこちら


【筒井 康隆(つつい やすたか、1934年(昭和9年)9月24日 - )は、日本の小説家・劇作家・俳優である。ホリプロ所属。身長166cm[1]。小松左京、星新一と並んで「SF御三家」とも称される。パロディやスラップスティックな笑いを得意とし、初期にはナンセンスなSF作品を多数発表。


 1970年代よりメタフィクションの手法を用いた前衛的な作品が増え、エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。


 戦国時代の武将筒井順慶と同姓であり、その子孫であるとの設定で小説「筒井順慶」を書いている。先祖は筒井順慶家の足軽だったらしい、と筒井は述べている。父は草分け期の日本の動物生態学者で、大阪市立自然史博物館の初代館長筒井嘉隆。息子は画家筒井伸輔。】


 ウイキペディアからの引用文です。何でも書ける作家さんですね、はい。


 旅のラゴスっていつ頃、発表された作品か分かりますか? ――1986年ですよ。発売当時はそんなに知名度はなかったにも関わらず、年々口コミで人気を伸ばしていって今に至るのです。


 口コミで面白いと広がるぐらいですから、本当に面白いんですよ!。その時代はインターネットとかまだ普及していませんからね。なのに凄い知名度がある。つまり、面白い小説ってことです。


 ストーリーを簡単に言いますと、高度な文明を持っていた人類が何らかの原因で別の星に移住。しかし、移住した人たちは科学には精通していなく、人類は原始の生活に逆戻り。


 まるで『ドクターストーン』みたいなストーリーですね。話は反れますが、ドクターストーン面白いですよね。科学の勉強にもなりますし、何よりストーリーが壮大です!。もし、ドクターストーンを読んだことなかったら読んでみてください。


 あ、アニメもありますよ。ドクターストーンのアニメ最終回まで作ってくれるかな?。作って欲しいな、こんな面白い漫画、アニメはそうそうありませんよ。え、「これは旅のラゴスの紹介だろ、ドクターストーンの紹介なのか?」、……ごめんなさい……旅のラゴス、旅のラゴス。


 科学の力を失った代償として、人類は超能力を手に入れます。で、そんな超能力のある世界を旅する男ラゴスの物語。


 そんな世界だから太古の文明の産物が世界遺産のようにあります。一度手に入れた科学技術が滅びるのか? という疑問もありますが、それを言ってしまったら終わりですね、ごめんなさい。


 だけど、文明が滅びるってことは実際にあるかもしれませんよ。だって、あのアインシュタイン先生がある預言をしているのだから、それがこちら。


 【「第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」というインタビューを受けたアインシュタインが「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります。石と棍棒でしょう。」と答えたというもの。


 これは、全面核戦争かあるいは(発言時点では)未知の新兵器による破滅的な第三次世界大戦を経たならば人類文明の崩壊は必至であり、その後はたとえ世界規模の大戦が起きても武器はもはや石と棍棒しかないだろう、という意味の「予言」というよりはアインシュタイン自身による皮肉を含んだ「警句」である。】


 ウイキペディアは助かりますね。ウイキペディア先生ありがとうございます。どうですか? 第三次世界大戦なんて起きると思いますか? 起きないとも言えないでしょ。


 そうなったら、アインシュタイン先生の預言は当たるかも知れませんね。少なくとも、ノストラダムスの大予言よりは現実的ですね・


 読んでみたいけど、長いんじゃないの? と思っている方安心してください、短いお話です、短編の集合体みたいな話ですので気軽に読めますよ。


 それに「古い小説だから読みずらそう」、と心配しているあなた大丈夫です! 旅のラゴスはライトノベル? と思われるほど読みやすいです、だから安心して。


 ラゴスは気に入った国には何年も住んで王様になったり、色々研究をします。それに、ラゴスはモテます、それがラノベと思われるゆえんだと思うのですが、侮るなかれちゃんと名作ですから。


 そして色々あって色々な研究をして書き溜めた本を失ってしまったり。奴隷の身に落とされたり。さて、ラゴスはどうやって旅を続けるのか?。


 作中に超能力を手に入れた人類とありますが。その、超能力は作中ではサラッとしか語られません。超能力がメインではなく、旅するラゴスがメインだからだと思います。


 だから超能力バトルを期待している方はガッカリします。あくまでも、旅するラゴスを読みたい方にオススメします。


 はい、こんな所でしょうかね、あ、それと隠してもしょうがないので書いちゃいますね。何のために旅を続けるのかと書きましたが、ラゴスが旅を続ける理由は語られません。


 読む人それぞれの解釈ができる作品なのです。そういったところが長年愛される作品たるゆえんでしょう。あなたも読んでラゴスが旅をする、意味を考えてみてください。

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