表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
派手なギャルと地味なぼく ~目立たないけどあの子、なんか気になるんだけど~  作者: 美濃由乃
二学期

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/46

重要会議


委員会に姉帯さんと新妻さんが来てくれた日から数日、ぼくはふたりのおかげで相変わらず楽しい学校生活を送っていた。そんな中、学校は少しずつある行事に向けて活気付いてきていた。

二学期最大のイベントが近づいているのである。


それは、



文化祭‼︎



今日はうちのクラスでも出し物を決める会議が開かれていた。


お化け屋敷がいいと思います!

やっぱりなんか飲食店がよくない?

たこ焼き!たこ焼き屋さんはどうですか!

屋台っぽく焼きそばもいいんじゃない?


こういう行事にはあまり積極的じゃない人がいるかと思っていたけれど、うちのクラスはみんな乗り気のようで会議は盛り上がりを見せていた。


ちなみに僕は「占い師をやるのはどうかな?」と発言したけど、小声すぎたのか、みんなの熱気でかき消されてなかったことになっている。

ありそうだと思うんだけどなぁ、占いの出店。

めげずにまた発言の機会を伺うことにする。


たくさんの発言が飛び交い、教室は喧騒に溢れている。じっと機会をうかがっていると、一瞬みんなの発言がなくなり、静かになった瞬間を感じた。


今だ!


そう思ったときにはもう、ぼくの口は動き出していた。このチャンス、絶対にものにする!


「占いの…」

「メイド喫茶はどうだ⁉︎」

「はぁ〜⁈ 男子キモッ」

「やっぱりおばけ屋敷だろ!」


「…占い。」

またも他の人の発言によって僕の案は発信されなかった。項垂れているとポンポンと肩をたたかれる。


「ドンマイ弟月くん、占い、いいと思うよ!」

「う、姉帯さん。ぼくダメだったよ。」

「弟月くん占い好きなの?」

「あ、いや、昨日テレビで見てすごくいろんなことを占いで当ててたから、すごい!って思ったんだ!」

「お、おぅ。弟月くんは素直だもんね。これは将来お姉さんがしっかりしないと!」

「?どういうこと?」


なんて姉帯さんと話をしているうちに、なかなかみんなの意見がまとまらないため、みんなで自由に相談していい時間をとることになったようだ。

早速ぼくと姉帯さんのところに新妻さんがやってくる。


「なんかいいのあった?」

「ぼくは占いなんてどうかなって思うんだ!」

「占い。次の週末は、私と弟月くんの相性を占ってもらいに行こう。結構有名なとこ知ってるから。」


「こらこら結ちゃん。デートの約束してないで文化祭の出し物を決めますよ。」

「それなら私も占いでいい。占い師姿の弟月くんを写真に収める。レアじゃない?」

「え?」


「いやいや、それならお姉さんはお化け屋敷で!ビックリしてお姉さんの胸に飛び込んでくる弟月くんを写真に収めます!」

「お化けコスの弟月くん、ありだね。」

「あの?」


「いや、待って⁉︎ ヤバいこと思い着いた‼︎」

「言ってみ〜。」

「弟月くんのメイド姿‼︎これこそ至高!」

「それだ!お姉さんもメイドの弟月くんにご奉仕してもらいたい!」

「僕男だから、執事だね。メイドじゃないね。」


「あぁ〜執事の弟月くん。ヤバいわぁ。」

「オプションでキスとかある?」

「ないと思うよ。」

「ツーショットはあるよね?」

「あの、まだやるとは決まってないからね。」


「おっとお姉さんとしたことが、ちなみに弟月くんはメイドと執事だったら、どっちになりたい?」

「……」

「弟月くん?私はメイドがいいと思うよ?」

「ぼくも、ぼくも姉帯さんと新妻さんのメイド服姿が見たいな!…なんてダメだよね。」




「メイドやります!」×2


クラスの出し物はメイド・執事喫茶に決まった。

投稿間隔が空いてしまい申し訳ありません。

なかなか展開が思い浮かばなく書き進めることができませんでした。

今後も間隔が空くとは思いますが、少しずつでも書いて行こうと思います。細長く続けていきますので、よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] もう更新しないのでしょうか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ