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四季娘っ〈しきむすめっ〉  作者: 神無 乃愛
〈side 六花〉

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9/9

いろいろばれそう(side 六花)

 逃げるのを感知された、六花は驚いた。気づけるのは、兄か親友二人くらいしかいなかったのだ。

「行動パターンが夏姫さんに似ておりますわね。うふふふ」

 ばれた理由はそこだったらしい。

「親友ですから」

「……羨ましいお言葉ですわぁぁ」

 腕を掴む力が強くなった。ナゼニ?

「葛葉も夏姫と仲良くなりたがっているが、逃げられるからな」

 ……逃げるくらいぐいぐい来てるのか。御曹司様の言葉に、六花は思わず遠い目をしてしまった。


 こちらでそんな攻防があるにもかかわらず、晴海と夏姫(親友二人)はのほほんと話を始めた。

「ねね、なっちゃん。久しぶりに三人でデートしたいの」

「ん。服は見繕っておく」

 その瞬間、六花の腕を掴む力が弱くなった。


「夏姫さんが、服を見繕う?」

 驚くのはそこかい。見れば、御曹司様も目を見開いていた。

「……驚くところ?」

「普段の行動が」

「あーー」

 六花の問いに、あっさりと葛葉が答えた。それだけで大体察しがついてしまった。

「普段の恰好じゃ無理だし。今まで連絡とらなかった詫び」

 あとはこんなことに巻き込んでしまった、ということに罪悪感でも感じているのだろう。そのあたりは言わなくても、わかる。

「なっちゃんや。今回あたしらが目ぇつけられたのは、あたしの行動故。なっちゃんは関係ないからね」

 それだけは言っておかないと、夏姫は気にしすぎる。

「……何をした」

 うん。わかっていただけたようで何よりである


 ばらして(白状)しまうと、晴海に怒られそうなので沈黙を貫いた。


このあと、紅蓮が目を付けた経緯を説明するんじゃなかろうかと。そのあと、六花は夏姫と晴海に存分に怒られるwww

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